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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1954
塔54 2/15 63–64ページ

聖書の年代表よりキリスト再臨の時を数え計る

その子イエスが地上に来るのに,神は時を定められました。『時の全き期限が来た時に,神はその子を遣わされた。』神は又,その子がすべての人のために贖として生命を捧げるのにも,時を定められました。『私達がまだ弱かつた時,キリストは不敬虔な人々の為に,定められた時に死なれた。』(ガラテヤ 4:4。ロマ 5:6。テモテ前 2:6,新世)キリストの死に対して神は『時』を定められていたということをキリスト自身も認識していました。それですから,キリストはその時の来るまで敵を避けたのでした。―ルカ 4:29,30。ヨハネ 7:1,30; 13:1。

それで,キリストが再臨されるのにも,神は明確な時を定められて居ます。私達はその時を知り得ることが出来ます。またそれ許りではなく,神はその子がメシヤとして現われる正確な年と,彼の死ぬ正確な年と,彼の死ぬ正確な日すら以前に示されたのですから,神はその子の再臨在される正確な時を予言的に記録されるであろうということを望むのは合理的ではありませんか? キリストの初臨に関して,ヱホバは実際にそのような詳しい事柄を知らせましたか? ヱホバは知らせました。それはダニエル書 9章24-27節にある予言に依ります。その予言によると,ダニエルの民のために七十週の年が述べられて居り,エルサレムの石垣を再建せよという命令からメシヤの来るまで69週が経過することになつて居りました。その予言はキリスト前455年から483年後の西暦29年に成就されました。

しかしながら,キルスト再臨の正確な日が多くの言葉で書かれてあるなどと私達は期待すべきではありません。聖書は,西暦29年をメシヤの来る年であると述べて居りますが私達はそれ以上のことを期待してはならないのと丁度同じです。キリスト前6・7世紀のバビロンの王ネブカデネザルに神は一つの夢を与えましたが,その夢の中に,秘密な言葉で主としてキリスト再臨の時を示す予言があります。神はダニエルをしてその夢を解釈させました。

此の夢の中で,王は1本の大きな木を見ました。その木は天に達し,全地からも見られ,全人類に食物を与え,その枝に鳥は住み,その木蔭にすべての獣は臥していました。「天よりの一人の聖者」は,此の木を伐倒せと命じました。しかしその木の斬株は地に遺されるべきでありました。七つの時が此の斬株に経過し,その期間中それは人間の心を失い,獣の心を受けるということでした。そのすべての目的は,『至高者人間の国を治める……という事を一切の者に知しめんがためなり。』― ダニエル 4:10-17。

ダニエルは此の夢をネブカデネザル王に適用しました。そしてネブカデネザル王に於いて最初の縮図的な成就がなされました。此の夢を見て12年の後の或る日,ネブカゲネザル王が彼の事業を自慢した時に,彼は理性を失い,獣のようになり,7年の間牛のように草を食べました。それから理性が戻つて,ネブカデネザルは天の神に讃美をささげました。―ダニエル 4:19-37。

ネブカデネザルの狂気を私達に語るためだけに,この予言は記録されていないということは確かです。この予言は,『聖書の忍耐と慰めによつて,私達に希望を持たせるため,私達の教育のために昔書かれたすべての事柄』の一部であると結論しなくてはなりません。(ロマ 15:4,新世)イザヤ書 14章でサタン悪魔はバビロンの王として表わされて居ます。そして,エゼキエル書 28章12-19節に於いてサタン悪魔は,或る時エデンの園で掩うことをしたケルビムであると表わされて居りますので,この木は,人間と低い獣達に対するこの掩うことをするケルビムの統治能力を表わしたと結論することは合理的です。

その掩うことをするケルビムが反逆し,サタン悪魔になつた時に,神の代表者として支配を行使する彼の権利は終りました。それは伐り倒されました。その斬り株が地に残されたという事実は,人間の上に神の正義の支配が再び確立されるということを示します。何時? その斬り株に『七つの時』即ち7年が経過した後です。何時それらの7年は始まり,そしてそれらの7年とはどれ程の期間ですか? 神がその模型的神権政府,すなわちイスラエルの国家を持たれている間は,人間の間に或る程度の正気と神の支配がありました。しかし,キリスト前607年にその国家が覆えされた時に,人間を統治する政府は,全く字義通りに獣のようになりました。全く「獣の心を受けました。」このことはエゼキエル書 21章27節に予言されました。『我顚覆をなし,顚覆をなし,顚覆を為さん。権威を持つべき者の来る時まで是は有ることなし。彼に我これを与う。』権威を持つべき者の来るということは,ネブカデネザルの狂気の終り,すなわち七つの時あるいは七つの年の終りに相当するでしよう。

これらの七つの時,あるいは七つの年はどれ程の期間でしたか? 前に述べたダニエルの予言の中に,その解答はあります。その予言で,七十週は490年であるということが判明しました。また荒野で反逆したイスラエル人達と予言者エゼキエルに向つて,1日を1年として定めたと神は言われました。(民数記略 14:34。エゼキエル 4:6,8)しかし,此等の年はどれ程の期間ですか? 何日ですか? 創世記 7章11,24節,8章3,4節から,5ヵ月は丁度150日であることを知ります。それで,聖書の計算法によれば,1年は360日であるということが判ります。更に,黙示録 12章6節には1260日という時の期間が述べられて居り,14節にはその1260日は「一期間,二期間,そして半期間の時」すなわち三時と半時であると述べられて居ります。それですから,七つの時,或いは七つの年は360日の7倍,若しくは1260日の2倍である2520日ということになります。そして1日は1年と計算されますから,七つの時は2520年ということになります。

此等の七つの時の間,獣のような政府である世界の国家は,支配を行うでしよう。それですから七つの時を『諸国家の定められた時』であつて,その間エルサレムは踏みにじられるであろうと説明することは正しいことです。(ルカ 21:24,新世)それらの国家は,キリスト前607年にエルサレムを足下に踏みにじり始めましたから,それから2520年の後,すなわち西暦1914年は,権利を持つ者が来ることを示し,また人類に対する正当な神の統治が再興されることを示します。

キリストの再臨と御国の確立の両者を,聖書は多く結びつけて述べて居ります。このことは,ダニエル書 7章13,14節に示されて居ます。そこの聖句によると,人の子の如き者が天の雲に乗つて来り,その者にすべての国家と国民に対する永遠の統治が与えられました。また,イエスは御自身を,御国を得る為に遠い国に行き,それから帰る一人の貴い人になぞらえました。(ルカ 19:12)ヘブル書 10章13節と詩篇 2篇6-9節を比較しなさい。

前の号の「ものみの塔」で研究しましたように,キリストは来ます。しかし,それはキリストが,地上の事柄に注意を向けるということなのです。そして前の記事から,諸国家の時(異邦人の時代)すなわちキリスト前607年から西暦1914四年まで続いて来た七つの時の終りに,キリストは地上の事柄に注意を向けられたということを知ります。すべての事は二人,または三人の証者の口によつて確証されねばなりません。では前述の年代表の計算は,聖書に於いてさらに支持され,正確であると証明されるでしようか? 確かに証明されます。それで,次の号の『ものみの塔』に於いて,この証拠を研究いたします。その証拠は,特にマタイ伝 24章。マルコ伝 13章。ルカ伝 21章。テモテ後書 3章1-6節。黙示録 11章15-18節に述べられて居ります。

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然れども,我わが王をわが聖きシオンの山にたてたりと,我れ詔命をのべんヱホバわれに宣給えり,汝は我が子なり今われ汝を産めり,われに求めよ,さらば汝にもろもろの国を嗣業としてあたえ地の極をなんじの有としてあたえん,汝くろがねの枚をもて彼等を打ち破り,陶工のうつわもののごとくに打砕かん。―詩 2:6-9。

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