直理を学んだかつての牧師
● 南アフリカのナザレ・バプテスト教会の69歳になる牧師は,1920年以来,宣教者として奉仕し,また南アフリカ各地の会衆はもとより近隣の国々に年2回は講演者として招かれています。この牧師が真理に接し,「失楽園から復楽園まで」と題する本を用いて家庭聖書研究が始まりました。正しい心を持つこの人は,自分の属する教会の教えと真理との大きな相違を認め,家族の者全員に自分とともに研究するよう勧めました。やがて1968年12月までに意を決した彼は,「失楽園から復楽園まで」のほか,いく種類かの小冊子などを多数注文し,最後の説教に際して,その教会の会員にそれらの出版物を勧め,とこしえの命に至る道を見いだしたので教会を去ることにしたと語りました。また,それまでしばしば説教してきた各地の会衆や近隣の国々の諸会衆すべてを訪問しました。この人は昨年2月,エホバ神に献身し,その後の巡回大会でバプテスマを受けました。その家族も,彼とともに御国の良いたよりの伝道に携わっています。娘たちは神権宣教学校にはいっており,一家全員が真理にあって良く進歩しています。
― エホバの証人の1970年度年鑑から