多くの実を結ぶ真理の種
● 最近行なわれたエホバの証人の巡回大会で次の経験が話されました。
「私が高校3年になって間もない倫理の時間でした。先生が,『神がいると思う者?』と質問されました。そのとき12名ほどの生徒が手を上げました。授業終了後,その中で聖書の真理を聞いてくれそうなひとりの生徒に話しかけました。しかし,『教会へ行っており,いろいろ聞くと迷うから』と言って断わられました。6か月以上たったある日の昼食の時,その生徒のほうから話しかけられました。早速,無償で行なわれる週ごとの家庭聖書研究について説明し,聖書研究を取り決めることができました。その女学生は熱心に聖書を学び,翌年の夏,後楽園競輪場で行なわれたエホバの証人の国際大会で神への献身を水のバプテスマによって表わされました。かつては娘が聖書を学ぶことを反対しておられたその方のお母さんも積極的なエホバの賛美者になられ,その上いちばん上の姉さんと教会員だった兄さんのお嫁さんも聖書研究を行なわれ,今ではお母さんと同じくバプテスマを受けたクリスチャン奉仕者になっておられます。さらにお姉さんのご主人ともうひとりの姉さんもエホバの賛美者となられ,最近ではお母さんの妹さんやその方の娘さんご夫妻も聖書を学んでおられます。なおお母さんの住んでおられる同じ敷地にはエホバの証人の集会場所である王国会館が建てられました。ひと粒の真理の種がこのように多くの実を結ぶとは夢にも思いませんでした。コリント前書 3章6節にあるように,『育ててくださるのはエホバ神である』ことを私は強く感じました」。