人種間の融和
◆ ナショナル・ジオグラフィック誌の1975年10月号には,真のクリスチャンの間に見られる人種間の融和の証拠が掲載されている。米国アラバマ州で,黒人のエホバの証人が白人の紳士にバプテスマを施している,一ページ大の写真を載せた同誌の意図は異なったものであったとはいえ,その写真の説明にはこう書かれている。「かつては起こり得なかった出来事 ― タスカルーサのあるモーテルのプールで行なわれた人種差別のない公開の浸礼式は,出席したエホバの証人以外には注目されることもなく進行した。これは,よく見かける光景とは言えないが,一つの教訓を与えている。つまり,法が保証していることであれば,人々は,互いに対する寛容と礼儀の精神によって,それを受け入れることを学べる,という点である。アラバマ州は進歩し,進歩し続けている」。エホバの証人は,神が「ひとりの人からすべての国の人を作った」,また神は「不公平なかたではなく,どの国民でも,神を恐れ,義を行なう人は神に受け入れられる」と述べる,聖書の立場を受け入れている。―使徒 17:24-26; 10:34,35。