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目ざめよ! 1981
目81 9/8 28–29ページ

非公式の証言によって真理を伝える

エホバの証人は,その名が示す通り,エホバ神について証しをする務めをゆだねられています。(イザヤ 43:10)証人たちは日常生活のいろいろな機会を活用して他の人々に聖書の真理を伝えるよう努力しています。次の幾つかの経験は,現在開かれている一連のエホバの証人の巡回大会で語られたものです。

日立市の小学校6年生になる若い伝道者は次の経験を話しました。

「学校で証言をする機会はほとんど毎日あります。一人のいじわるな子に証言をしたのがきっかけとなって,学校で定期的に証言を行なうようになりました。その子は僕の帽子を隠したり,かばんを4階から落としたり,暴力をふるったりしていました。これは僕にだけではなく,ほかの子にも行なっていました。しかし,『わたしの聖書物語の本』を用いて2時間ぐらい証言をしたところ,その子はいじわるをしなくなっただけではなく,学習態度もよくなり先生からほめられました。その子はとてもうれしそうでした。このことで僕も自信がつき,学校でも証言をするようになりました。それでほとんど毎日,休み時間を利用して友だちに証言をしています。が,学校には,勉強道具以外の物を持って行くことが禁じられているので,図書室に行き,口語訳の聖書を用いて証言をしています。初めのころは自分の方から近づいて証言を行ないましたが,このごろでは,何人かの友だちが集まってくるようになりました。このようにして,先月は23の再訪問を報告することができました」。

高校在学中に得た経験について前橋市の一人の若い奉仕者は次のように語っています。

「私が高校2年生の時,ちょうど夏休みに入る少し前でしたが,エホバの証人の地域大会に出席するため国鉄の学生割引の印を担任の先生にいただきに行きました。(先生は私がクリスチャンであることは1年の時の担任の先生から聞いて知っておられました。)

「大会というのはどんな事をするのか聞かれたのち,先生は以前から知りたいと思っておられたらしい『カインはどこから妻を得たのか?』という質問を私にされました。その時は簡単に『妹からです』と答えましたが,後日,『カインとその妻,どこで妻を得ましたか』という記事を載せた1978年3月1日号の『ものみの塔』誌を持って行きました。後で聞いてみますと,非常に明瞭な答えで納得できたと言っておられました。そしてその時,先生がかねてから考えておられた人間の進化の話や,新聞で読まれたエホバの証人の輸血の問題,格技をしない高校生の事など,いろいろ質問され,私は,聖書では人間が神によって創造されたこと,クリスチャンは血を避けることなどをお話しし,何日か後に『二十世紀におけるエホバの証人』の冊子と『進化と創造 ― 人間はどちらの結果ですか』の本を読んでいただくよう持って行きました。先生はとても喜ばれて熱心に読んでくださいました。

「また巡回大会に出席するため,土曜日に休ませていただく事をお願いに行きましても,いつも快く応じてくださり,『寝ないでよく聞いてくるんだぞ』と言って許可してくださいました。3年生の卒業式の時にも,中立の立場を保てるように学年職員会議に了解をとってくださって最後まで私の立場を擁護してくださいました。

「そして1980年3月31日の主の記念式にご招待したところ,出席され大きな感銘を受けられたようです。その会場に集まっていたエホバの証人たちの温かさや気品を強く感じ,時間のたつのも忘れ,長い間自分が求めていたものがここにあると思ったそうです。昨年の6月から家庭聖書研究が始まり,大会や会衆の集会にも出席され,今もみ言葉を熱心に学んでおられます」。

東京に住む一人のエホバの証人は,非公式の証言を行なった結果,良い実を結ぶことができました。

「私は病気の子供を近くの病院に連れていった時,待合室で『ものみの塔』誌を開いて読んでいました。すると,近所に住んでおられる一人の奥さんが,『ものみの塔の方ですか』と声をかけてこられました。この方は近くのカトリック教会に通っておられ,エホバの証人に対しては良い印象を持っておられませんでした。『「ものみの塔」はカトリックを攻撃する雑誌だそうですね』と言われましたので,私は『いいえ,そうではなくて聖書に書かれていることを正確に説明するためのもので,カトリックを攻撃するために書かれているわけではないのです』とお話ししました。その時,診察の順番が来てしまいましたので,話はそこで中断しましたが,その奥さんの診察が終わるまでお待ちしました。そして帰りに一緒になり,お話ししましたが,その時その方は,『今度私の家で聖書のお話をしましょう』とご自分から言われました。願ってもない証言のチャンスなので喜んでお引き受けし,よく準備して約束の日に行きました。するとその方の家には同じ教会に通っている方がほかに二人来ておられ,結局私は3人の方を前に証言をすることになりました。

「その機会に聖書を用いていろいろな事を話し合いました。あとでお聞きしますと,その奥さんは,私がエホバのことを『お父さん,お父さん』と親しい表現で話しているのを聞いて,どうしてあんなに神を身近に感じられるのだろうかと思われたそうです。また,いろいろな質問に全部聖書から答えが出されることに驚かれたそうです。私は,『お父さんのご意志を行ないたいと思っていても,うっかり間違って,お父さんが悲しむことを行なっているということがないように,聖書の正確な知識を取り入れたいと思っている』とお話ししました。そして,この話し合いをきっかけにその方との家庭聖書研究が始まりました。またその話合いに同席された二人のうちの一人の方とも後日,家庭聖書研究が始まり,今では二人共エホバ神に献身したクリスチャンとして熱心に奉仕しておられます。このすべては病院で『ものみの塔』誌を読んでいたことから始まったのです」。

京都府のある女性のエホバの証人はやはり非公式の証言を積極的に行なって良い結果を見ることができました。

「非公式の証言の機会を巧みにとらえた経験を聞いたり読んだりするごとに,私もそうした機会にあずかりたいという願いを持つようになりました。そのため,外出する時は『ものみの塔』誌や『目ざめよ!』誌を持って行くようにしていました。そうしたある日,23年ぶりの同窓会の知らせを受けました。クリスチャンとして同窓会は世との交わりですのでためらいましたが,この機会に私が真理を学んでいる事を知らせ,級友のだれかが真理を知ってくれたらと思い,30冊の雑誌を持って出かけました。行く道すがら,世の誘惑に陥ることなく真理を語らせてほしいとエホバに祈り求めました。

「ところが会場では一人一人がテーブルにつき,全くそのような機会をとらえられる雰囲気ではなく,せっかくの思いは徐々にそがれて行くようでした。しかし帰るまでにはなんとかこの雑誌から真理を語らせてほしいと願いながら,とうとう終わりまで30分を残すのみとなりました。それで周りにいた4人だけに証言し,雑誌を受け取ってもらうことができました。皆と別れてからも自分がエホバに願い求めた非公式の証言という目的を果たしていないことに良心の痛みをおぼえつつ,駅のホームに立ちました。それでこのホームにいる人にできる限り証言しようとまず,横にいた男性に話しかけ雑誌を手渡しているとその横にいた女性がのぞき込むようにされたので,その方にも雑誌から証言しました。すると,その方はこんな事は初めてだとおっしゃり,実は自分は小さい時からローマ・カトリックの信者だが,信仰していてもこのように大勢の人の中で自分の信仰について人に話す勇気がないのに,あなたはどうしてそうすることができるのかと尋ねられました。それで『聖書をよく調べるならすべての人にどうしても語らずにはいられないのです』と答えました。電車が来て一緒に乗り,車中でも証言を続け,再訪問をするために場所を尋ねると,図らずも私の家の近くに住んでおられることが分かりました。それで,再訪問をする日時をぜひ取り決めたいと思っていると,その女性は『主人は泊まりで留守ですので,ぜひ今夜来ていただいてもっと話してほしい』と言われました。私はいったん帰宅して小冊子や他の出版物を持って再び出かけました。快く迎え入れられた私は,早速聖書を開き,神の目的を知らせ,小冊子の1~4節を1時間ほど討議しました。その女性はメモを取り出し,こんな良い言葉が書かれていたのか,と感動され,毎週このようにできたら良いと希望されました。私はこんなに短い時間に,雑誌配布が再訪問,そして家庭聖書研究につながったことを考え,常にエホバの言葉を語り,良いたよりを知らせることに勤勉であることの大切さを悟らされました。帰り道,エホバとの約束を果たせた喜びと心の平安を豊かに味わい,深くエホバに感謝しました」。

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