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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「ナザレ人」

ナザレ人

(ナザレじん)(Nazarene)[多分,「新芽」という意味のヘブライ語ネーツェルに由来]

イエスを,そして後にはその追随者たちを指して用いられた形容辞。ナザレ人とナジル人(Nazirite)という名称を混同すべきではありません。英語では似たつづりですが,両者は異なる意味を持つ全く別のヘブライ語に由来しているからです。―「ナジル人」を参照。

イエスのことをナザレ人と呼ぶのは自然であり,特に珍しいことではありません。イエスは幼い時(3歳になる前)から,エルサレムの北約100㌔の所にあるナザレという都市で,その土地の大工の息子として育てられたからです。人をその出身地と結び付けるのは,当時の一般的な習慣でした。―サム二 3:2,3; 17:27; 23:25-37; ナホ 1:1; 使徒 13:1; 21:29。

イエスは多くの場所のあらゆる種類の人からしばしば,ナザレ人と呼ばれました。(マル 1:23,24; 10:46,47; 14:66-69; 16:5,6; ルカ 24:13-19; ヨハ 18:1-7)イエスご自身その名称を受け入れて,自らも用いました。(ヨハ 18:5-8; 使徒 22:6-8)ピラトは苦しみの杭の上に掲げた標識に,ヘブライ語,ラテン語,ギリシャ語で,「ユダヤ人の王ナザレ人イエス」と書きました。(ヨハ 19:19,20)西暦33年のペンテコステ以降,使徒たちも他の人たちと同じようにしばしば,イエス・キリストのことをナザレ人,あるいはナザレから来た者と呼びました。―使徒 2:22; 3:6; 4:10; 6:14; 10:38; 26:9。

預言的な意味において マタイは,ナザレ人という呼び名が,イエス・キリストを約束のメシアとして見分けるしるしの一つとして預言の中で予告されていた,という点を指摘しています。マタイはその点に読者の注意を喚起した際,ヘロデの死後にヨセフがマリアとその幼子をエジプトから連れ戻ったいきさつを述べました。こう記しています。「さらに,夢の中で神からの警告を与えられたので,[ヨセフは]ガリラヤ地方に退き,ナザレという都市に来て住んだ。預言者たちを通して,『彼はナザレ人と呼ばれるであろう』と語られたことが成就するためであった」― マタ 2:19-23。

ナザレのことはヘブライ語聖書に出て来ません。マタイは何らかの失われた預言書もしくは不文の伝承に言及していたとみる人もいますが,『預言者たちを通して語られた』という表現は,クリスチャン・ギリシャ語聖書の筆者たちにより,わたしたちが今日持つのと同じヘブライ語聖書の正典に関してのみ用いられています。理解を得るかぎは,『ナザレ人』を,前掲の,新芽という意味のネーツェルと同一視することにあるようです。

この点を念頭に置けば,マタイは,イザヤ書(11:1)がメシアに関して述べた,「エッサイの切り株から必ず小枝が出る。その根から出る新芽[ウェネーツェル]はよく実を結ぶ」という言葉に言及していたことが明らかになります。別のヘブライ語ツェマハも新芽を意味しており,他の預言者たちはメシアに言及する際にこの語を用いています。マタイは複数形を用いて,「預言者たち」がこの来たるべき「新芽」について語ったと述べています。例えばエレミヤは,ダビデの横枝となる「義なる新芽」について書きました。(エレ 23:5; 33:15)ゼカリヤは,「新芽という名の」王なる祭司を描写していますが,その預言は偉大な霊的神殿の建設者であるナザレ人イエスだけに当てはまります。―ゼカ 3:8; 6:12,13。

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