ヱホバの証者の信仰自由への戦
「一個人又は団体が,長い年月に亘つて,憲法の尨大な条令の文章を形成し得る力をもつとは,たとえあつたとしても,真に稀なものであろう。しかし,このようなことは起り得るし,事実,起つているのである。その団体はヱホバの証者である。ほとんど絶えざる訴訟により,この制度は,言論と宗教の自由についての第14副令の適用を用いて,沢山の勝利の判決記録を着々と築き上げている。……ごく最近にも,第14副令の適用で,試練と見られる州訴訟がおきている。このようにして,州が手を出すことができる限界を定めた法律を要約した数々の判決が重ねられてきた。この点でもヱホバの証者は,その数についても,その意義についても,最大の貢献をなしてきている。』― 米国憲法改正法回顧第2巻
『……ヱホバの証者について何んと批評しようとも,ともかく彼らには,殉死するのもいとわぬ勇気をもつている。しかも,証者は法律家をやとつて,法廷で戦う資金をもつている。結果として最近には,たくさんの他の宗派とか団体に勝つて,ヱホバの証者は,宗教の自由についての憲法の育成に貢献してきた。驚くことに,彼らは実によく,絶えまなく活動している。時に,証者は勝利を得,時に,敗北している。』― ビアード著『共和国』(又37頁を見て下さい)