読者よりの質問
★ 『ハルマゲドンを生残つて神の新しい世へ』の本の359頁に,黙示録 20:8ののべる,『その数は,海の砂のように多い』というキリスト千年統治の終りにおける地上の反逆者について討議しています。そしてこうのべます,『彼等は14万4000人をこさないかも知れないが,「海の砂」の様に数はきまつていません。』なぜ,14万4000の数がここにもつてこられましたか。―オーストラリヤの一読者より
反逆者は海辺の砂の様に沢山いるでしようというのは,反逆者は何十億もかぞえられる事を示しますが,これはその意味ではないのです。人間がかぞえることの出来ない,海辺の砂の様なという意味,ちようど海辺の砂は人間がかぞえられないというのと同じ意味です。その数は明確ではありません。文字通り海辺の砂の数と同じでないことを証明するのに,14万4000の数字を参照します。神はアブラハムにいいました『我大に汝の子孫を増して天の星の如く浜の沙の如くならしむべし。』この約束の子孫はキリストとなるべきものを示します。そして彼と共に天の御国をつぐもの達は,『もしキリストのものであるなら,あなたがたはアブラハムの子孫であり,約束による相続人なのである。』キリストと共に天の御国を継ぐものは,14万4000の数で示されます,『なお,わたしが見ていると,見よ,小羊がシオンの山に立つていた。また十四万四千の人々が小羊と共におり,その父の名が書かれていた。……地からあがなわれた十四万四千人。』ここで,『浜の沙の如し』は,何百万とか何億ではなく,14万4000だけの数としてだされている聖書の例です。―創世 22:17。ガラテヤ 3:16,29。黙示 14:1,3。新口。
数が文字通り,海辺の砂と同じではなく,人も砂もかずははつきりしなくて,人間がかぞえることの出来ないといういみです。千年統治の終りにおける反逆者の数も,はつきりせず,海辺の砂のようです。又,その時何百万のものがサタンの側につくでしようということをいみしていません。その数は何千という数に制限されているかもしれません,これを証明するのに,聖書では或場合,ただ何千という数を含むのに『浜の沙のごとし』の表現を ― この場合,14万4000 ― つかつているのに気がつきます。それで,千年の終りにおける反逆者についての黙示録 20:8の場合,彼等は海の砂の如くしかも,何千という数に制限されているかもしれないです。