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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1958
塔58 2/15 76–79ページ

忍耐は忠実を証明するのに役立つ

1 聖書の中には,どんなすばらしい忍耐の手本がありますか。どんな理由のために,彼らは忍耐しましたか。そして私たちは忍耐しますか。

今日の世界には,正しい原則を擁護しそのためには苦しみをも厭わないという人は余り多くいません。ヱホバはそのようにする人々を愛されます。忠実のうちに歩み,義のためには死に至るまでも忍耐する男女に対して,ヱホバは大きな関心を払われています。ペテロはこの事実を認識して次のように書きました,『悪いことをして打ちたたかれ,それを忍んだとしても,なんの手柄になるのか。しかし善を行つて苦しみを受け,しかもそれを耐え忍んでいるとすれば,これこそ神によみせられることである。あなたがたは,実に,そうするようにと召されたのである。キリストも,あなたがたのために苦しみを受け,御足の跡を踏み従うようにと,模範を残されたのである』(ペテロ前 2:20,21,新口)これは考えてみるべき事です。完全なイエスがヱホバの御名の立証のために経験したと同じほどの痛み,苦難,恥辱,恥に耐えた人は一人もないからです。これは『神によみせられること』でした。ヨブも苦しみを受けました。ヤコブはヨブについてこう書きました,『あなた方は,ヨブの耐え忍んだことと,ヱホバの与え給うた報いについては聞き知つている。すなわち,ヱホバは,極めてやさしく,愛の御心を持ち,かつなさけ深い』(ヤコブ 5:11,新世)この苦しみはなぜ許され,またどんな理由のために私たちは耐え忍ぶのですか。その答えは忠実ということです。

2 なぜ,私たちは忠実を守りますか。

2 人がヱホバを崇拝するのは,ヱホバを愛するからですか。それとも,そうしなければならないからですか。幸福を得るから,あるいは報いが与えられるからですか。では,ヨブを見てごらんなさい。ヨブはすべてのものを持つていましたが,その全部を失いました。それでもヱホバを愛し,神に対して罪を犯さなかつたのです。ヨブは宇宙の主権者なる支配者を愛したがゆえに,自分の忠実を立証したいと望みました。また,キリスト・イエスをごらんなさい。イエスは天のすべての栄光をすてて人間となりました。なぜですか。イエスは彼の父を愛したからです。それはより大きな報いを得るためでしたか。そうではなくて,『わが神よ我は御心にしたがうことを楽しむ』からでした。(詩 40:8)キリスト・イエスは彼の父を愛し,父への奉仕にあつて幸福であり,試みと苦しみの下で忠実を立証したゆえに,天と地にある一切の権威を授けられて,今では宇宙の主権支配者ヱホバの右に坐しておられるのです。たしかに,イエスが試練に耐え忍んだことは,忠実を立証することを助けました。

3 なすべき正しいことは何ですか。従って,そう行うことに対しては,私たちはどんな考え方をしますか。

3 ヨブやイエスがなしたように,クリスチャンも行います。ヱホバに正しい崇拝を捧げるのは正しいことです。ヱホバの命に従うのは正しいことであり,真理を語るときにサタンの組織とサタンの世の政府からくる苦難に耐えるのは正しいことです。自分の忠実のうちに歩み,正しい原則によつて生きる人は幸福です。肉体の苦しみ,収容所に入れられること,語る自由を奪われること等に幾度も耐え,それでも,出来るときには何時でもまた何処にあっても神の御国の良いたよりを伝道して正しい原則に固く従う人は幸福であると言われます。その人は幸福です! 過去6000年以上にわたるヱホバの証者の生涯は,このことの真実を証明しています。共産主義諸国におけるヱホバの証者の1957年の経験は,これが真実であると証明しています。1958年度「ヱホバの証者の年鑑」の記録は,それが真実であることを証明するものです。経験が示しているように,忍耐はたしかに人が忠実を守ることを助けます。

4 1957年の間,鉄のカーテンの背後で伝道の業はどのように進歩しましたか。なぜヱホバの証者は艱難に耐えているのですか。

4 ヱホバの証者の1958年度野外奉仕の表を調べて最後に記されている『他の8ヵ国』に注目するとき,1956年にはそれら共産主義諸国で69,884人が良いたよりを伝道していたことが分ります。1957年の欄には,80,052人が鉄のカーテンの背後で神の御国を伝道していたことが示されています。他の国々の場合には,それぞれの国にいるヱホバの証者の人数が示されていますが,共産主義の国々を国別に挙げて報告することは全く賢明ではありません。そうするなら,共産主義者の政府は私たちの兄弟を容易に探し出すことでしよう。共産主義者の警察がロシヤ中,そして東ドイツ,ポーランド,チェコスロバキヤ,ハンガリー,ルーマニヤ,アルバニア,ブルガリヤをくまなく探すというなら,そうさせなさい。全部のヱホバの証者を探し出すことはできないでしよう。彼らはこれらの証者たちがいることを知つており,その伝道のゆえに証者を憎んでいます。耐え忍ばねばならなかつたすべての事にも拘らず,昨年はこれらの国の何百万人の中から10,168人が確固とした立場をとつてクリスチャンとなつたことを,報告は示しています。他の人々が神の言葉から真理を学ぶのを助けるため,彼らは善を行うために受けるすべての艱難,迫害,そして苦しみに喜んで耐えます。なぜ?『神によみせられることである』からです。

5 (イ)鉄のカーテンの外側と内側の国々の増加を対照しなさい。(ロ)クリスチャンの献身を証明するのに後まで待つことは,どのように危険ですか。

5 すべての国々を載せているこの表を調べ次のことを見て下さい。神の御国の側に立ち,奉仕者になつた,真理を愛する人々は10パーセントも増加しました。しかし,鉄のカーテンの背後の8ヵ国の増加は,実際に15パーセントであつたことに注意して下さい。艱難が多ければ,クリスチャンの業をしたいという願いもそれだけ大きいと,信じなければなりませんか。生活が楽しく,安易で迫害がないとき,人はもう少し後まで待つて,それからクリスチャンであることを証明し,クリスチャンの生活を始めようとすることが往々にあります。多くの人にとつて,その時は決して来ないかも知れません! 長く待つには時が短か過ぎることでしよう。鉄のカーテンの背後で,多くの人はヱホバの真の崇拝について,真剣に考えているのです。私たちすべても同じ様にするべきではありませんか。

6 誰と交わるときに,大きな喜びが得られますか。

6 あらゆる場所のヱホバの証者は鉄のカーテンの背後にある私たちの兄弟と共に幸福であり,彼らが恐れずに伝道していることに共に喜んでいます。これらの兄弟たちが,キリストのために大きな艱難,苦しみ,騒ぎ,投獄に耐え忍んでいることは,誰も否定できません。そして,このすべてを経て,彼らは忠実を証明しているのです。悪魔の組織の終りの時にあたつて,彼らと共に働くことは私たちの誇りです。神の御国のよいたよりが,全地にわたつて証しのためにいま伝道されているのを私たちは見ているからです。

7 共産主義は,ヱホバの証者とその伝道の業に対してどんな見方を持つていますか。しかし,ヱホバの僕各人は何をしますか。

7 共産主義者の政府は厚顔にも次のように言明してきました。つまり,ヱホバの民,ヱホバの証者は神の御国を伝道しているが,神の御国は共産主義の政府とは異なるゆえに,その伝道を止めねばならぬ,というのです。神から与えられたヱホバの証者の業を阻止しようとするなら,これらの残虐な政府がヱホバの証者の生命を奪う以外にその方法はありません。そして,彼らは多くのヱホバの証者の生命を奪つてきたのです。ローマの政府もこの事をしようと努めました。しかし,それがどうなつたかを見てごらんなさい! 決して成功しなかつたのです! 諸国家が残虐の限りをつくしても,キリスト教を一掃することは今まで決してできませんでした。そして,これからも決して出来ないでしよう。真のクリスチャンは誰でも,いま鉄のカーテンの背後にあるような極めて苦しい時に臨もうと,あるいは他の困難な状態下にあろうと,ヱホバの御国を伝道することを止めません。そして自分自身の忠実のうちに歩みます。誘惑,試練,試みに耐えることによつて,人は忠実を守るのです。クリスチャンが生活の歩を進めてゆくとき,次のことを言い得なければなりません。『されどわれはわが完全によりてあゆまん』。

8 (イ)どんなすばらしい増加は,ヱホバの民を喜ばせますか。(ロ)善意者と,新らたに献身して洗礼を受けた兄弟に対して,どのようにヱホバの証者は大きな関心を示しますか。

8 全地にわたる良いたよりの伝道という点で,ヱホバの証者が1957年に為したことを,「ものみの塔」の読者の方々に注意して頂きたいと思います。そして,58年3月1日号「ものみの塔」に載せられる表に説明を加えたいと思います。1958年中の毎月,平均して653,273人の奉仕者が御国の音信を伝道していました。神の僕は誰でもこの事を知つて喜ぶことでしよう。これらの奉仕者は,神の言葉の価値と神の真の崇拝を行う方法を他の人々に教えることに努めました。これは昨年の591,556人の奉仕者に比べて10パーセントの増加です。これを想像することは困難ですが,全世界で61,717人がその年の間,毎月の定期的な奉仕を確固として始めたことは真実です。この人数の中で59,828人が水の洗礼によつてヱホバへの献身を象徴しました。彼らは神の御国の伝道を真剣に採り上げています。彼らは神の御国のたよりを信じています。彼らは全くそれを信じているので,100,135,016時間を費やして家から家に行き,人々の家で研究を開き,聖書に見出される真理を人々に語り告げました。その年が終るまでには,他にも多くの人が新世社会に加わり,伝道を始めましたが,毎月の定期的な奉仕には携わつていませんでした。奉仕者の最高数は合計716,901人に達しました。1958年の間,これら716,901人の人々がすべて定期的な伝道者となり,この年の間に一度か二度ではなくて毎月この業をなすようにと,私たちは希望しまた祈つています。それは彼らに本当の幸福を与えるでしよう。しかし,円熟は必要であつて,良いたよりを宣べ伝えると共に家庭聖書研究を司会する責任を担う日毎の特権をこれらの新しい人々が悟るように援助することは,全世界にいる監督たちの責任です。1957年の間,ヱホバの証者が興味を持つ人々を再び訪問した回数は33,327,637回に及び,また,その年の間,ヱホバの証者は413,049の家庭聖書研究を毎週,司会していました。これらの研究は人々の自宅で司会されます。これらは,通常の集会,たとえばヱホバの証者が集つて研究する「ものみの塔」の集会ではなく,また神権宣教学校や奉仕会でもなく,あるいは442,265回の公開集会でもありません。これらは,神の言葉の個人研究を望み,聖書の語る真理を学びたいと望む個人の自宅で開かれる無料の集会です。新らたに献身した人々が円熟に進んで真理に固く立つのを援助するため,ヱホバの証者がそれらの人々と研究している何千という聖書研究は,この合計数の中に含まれていません。洗礼を受けたすべての人が忠実を保ち,新しい奉仕者になつたばかりの時に奉仕から離れ去らないようにと望んでいます。このような研究を未だ楽しんだことのない読者が居られるなら,どこかにいるヱホバの証者と連絡するか,あるいはあなたの国のものみの塔協会あて直接に手紙で,誰かがあなたの家に来て聖書研究してもらいたいと知らせて下さい。あなた御自身の家で聖書研究をされたことがないなら,その経験を得て下さい。いま始めなさい。それは一体どういう事なのかを見きわめなさい。そうすれば,このように多くの人がヱホバの証者の制度にぞくぞくと集まつている訳を知るでしよう。その理由は,聖書研究によって幸福と,生活における満足を得たからであり,宇宙の至上なる支配者,ヱホバ神を正しい方法で崇拝する機会を与えられたからです。

9,10 ヱホバの証者の16,883の会衆は,1957年の間,どれだけの文書を配布しましたか。

9 ヱホバ神は眼に見える偉大な制度を地上に持たれ,御国の良いたよりを伝道させるためにこの制度を用いられています。これについては何の疑問もありません。全世界にわたり,16,883の会衆があつて,ヱホバの証者はそこに集まります。これらの会衆は聖書と研究の手引きを必要としています。協会は世界中に配布するための聖書,書籍,冊子,雑誌,パンフレットを印刷します。これは今120以上の言語で印刷されており,昨年だけでも協会の印刷工場は3,127,083冊の聖書と書籍,13,420,095冊の小冊子,これは32頁と64頁のものを生産しました。「ものみの塔」は47の異なった言語で75,442,810部,「目ざめよ!」の雑誌は16ヵ国語で61,005,344部それぞれ印刷されました。

10 ヱホバの証者は「ものみの塔」と「目ざめよ!」を配布するのに極めて熱心です。それで昨年はすばらしい年でした。その前の年に印刷された108,606,757部に比べて,これら二つの雑誌を136,448,154部も印刷することが必要でした。

11 (イ)1957年の記念式に出席した人は何人でしたか。このうち何人が残れる者であることを表明しましたか。(ロ)「ものみの塔」のすべての読者に,どんな招待が差し伸べられていますか。

11 年に一度,ヱホバの証者はキリスト・イエスの死を記念する式を行います。読者の中の多くの方は,聖書が年に一度行わねばならないと示しているこの記念式に加わりました。1957年4月14日には,この年毎の記念式に1,075,163人が集まりました。この数のうちで,15,628人が油注がれた残れる者であることを表明しました。「ものみの塔」を読んでおられるすべての方が,何時でもヱホバの証者と交わることを歓迎しますが,1958年4月3日には世界のどこにある御国会館であつても,私たちと共にキリストの死を記念するように,あなたを招待します。すべてのクリスチャンの生活の中で,この日は重要な日です。実際に,クリスチャン生活の毎日は重要な日です。クリスチャンは神の御国のこの良いたよりを誰かに伝道して,ヱホバの御名を語り,ヱホバの救いを語ることに努めるべきだからです。

12 すべて生命を得る人は何をしなければなりませんか。イエス,ヨブ,そしてヱホバの他の忠実な僕に与えられた報いから,私たちはどんな慰めを得ますか。

12 全世界にわたるヱホバの証者のこの偉大な制度を世話してゆくために,84の支部事務所があります。84の支部の組織は1,107人の人々の助けを必要としています。彼らの全時間奉仕を支えるものとして,全世界に散らばつている20,912人の開拓者,特別開拓者,宣教者,巡回及び地域の僕がいます。164の国々及び海洋の島々にあつて16,883を数える会衆と共に,これらすべての人が交わつています。あなたもいちばん近い会衆と交わつて下さい。ヱホバの御目的を学びなさい。クリスチャンであることを恐れず,忠実を証明するためにクリスチャンが示さねばならない忍耐を恐れないで下さい。永遠の生命を得ようとする人は誰でも,宇宙の至上支配者に対して自分の忠節と信仰を証明しなければならないのです。それでは,なぜたじろぐのですか。後に退くなら,心の平和もなく生活の幸福もありません。進歩的な人,生命を愛する人が前進するのです。生命を得る道は神の新しい世に住むことです。クリスチャンとして耐え忍んだ人々は幸福であると言われることを心に憶えて下さい。キリスト・イエスの生涯における忍耐,ヨブの生涯における忍耐また鉄のカーテンの背後やその他どこにいても今日の真のクリスチャンの生活における忍耐の結果をあなたは見ました。忍耐の結果に彼らは何を得ますか。キリスト・イエスはヱホバのやさしい愛と憐れみ,そして忠実を守つたことに対する大きな報いを得ました。ヨブも同じであり,ヱホバの忠実な僕はすべてそうでありましよう。あなたもそのようでありなさい。そのとき,あなたは自分自身の忠実のうちに歩むゆえに,詩篇記者と同じように言うことができます。『わがあしは平坦なるところにたつ,われもろもろの会のなかにてヱホバを讃めまつらん』― 詩 26:12。

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