実を結んだ忍耐
パラグアイにおいて
パラグアイにいるエホバの民の願いは,神の御言葉を教えられ,それに従って生活することです。彼らはこの聖句を心にとめています。「わたしが自分の歩んだ道を語ったとき,あなたはわたしに答えられました。あなたの定めをわたしに教えてください。あなたのさとしの道をわたしにわきまえさせてください」。(詩 119:26,27,新口)神の事に関心を持ち,御国を第一にする者は,たしかに良い御国の伝道者になります。パラグアイの兄弟たちは,エホバの御旨をふかく認識し,エホバの見える制度により深く感謝しているようです。なぜかというと,彼らは今年昨年よりも多くの人々を援助して,真理と神の御目的に関する知識を得させたからです。これは兄弟たちが円熟しつつあることを物語るものです。
パラグアイはいままで,移住民に対して寛大にその国境を開いてきたので国内には多くの外国系の人々がいます。「御言葉をのべ伝えよ」とか,種々の国語の書籍,特にドイツ語,日本語はとても役に立ちます。最近,ウクラナイ語を話す兄弟と長い間勉強していたひとりの日本人の伝道者が洗礼を受けました。ふたりとも忍耐づよく,会話には主にスペイン語を使って日本人の方はウクライナ語を,ウクライナ人は日本語を習いました。奉仕に出るように招待された時には,おくれないようにと,午前4時にやって来ました。彼が洗礼を受けた大会では,話されていることはよく分からなくても,多くの異なった国籍の兄弟と一緒にいることにだけでも満足していました。そして共に簡易食堂で食事をし,新しく見つけた家族が示してくれるあたたかい愛を満喫しました。