100の聖句を知っていますか
100の聖句の語彙といえば,良い音信を伝道するどのクリスチャン奉仕者にとっても非常に有益なものでしょう。ところが,ニューギニアの原住民のように,ある人々にとっては,そういう語彙をもつことがどうしても必要です。彼らはどのようにそういう聖句の語彙を学ぶでしょうか。ニューギニアには,開拓奉仕者たちの家の一つに立派な御国会館がついています。そして,100人から120人の原住民を教えるすぐれた設備がととのっていて,彼らは毎晩やかましい家から出て聖書を学びにやってきます。クラスはそれぞれ10人から12人で組織され,ひとりの円熟した証者が監督します。授業は黒板にきれいに描かれた簡単なさし絵をつかった説教ではじまります。言葉はしばしば誤解を招きますが,絵は考えを伝えるのにとても役に立っています。聖句は何度も何度もくりかえされます。そしてこれらのそぼくな人々のうちかなりの数の人が,100の聖句を知っているのには驚かされます。毎晩行なわれる2,3時間の熱心な勉強で,いく人かの原住民がすばらしく円熟しました。最近7人が洗礼を受け,ほかにも多くの人が受洗を考えています。―1961年のエホバの証者の年鑑より
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「エホバの話された言葉は永遠に存続する」― ペテロ前 1:25