大胆な証言でカトリック神父の反対を克服
グァムの一婦人に「楽園」の本が配布されました。この婦人は「ものみの塔」と「目ざめよ!」を読んだことがありました。その結果,聖書研究が始まりました。彼女は正確な知識を取りつづけて,まじめな態度を示したので,反対気味の家族の者たちも幾分興味を持つようになりました。カトリックの神父は,その婦人の15歳の娘に質問されたとき,娘は年が若いから,そのような事柄は理解できないと答えました。この婦人は,偽りの教理を教える学校に子供を行かせたくなかったので,子供たちを公立学校に転校させました。ある日,彼女の夫が牧師と会ったところ,牧師は,奥さんがしばらくのあいだ教会に出席されていないと彼に告げました。彼は帰宅すると,牧師と会ったことを彼女に話しました。彼の妻は,牧師が家に来ることを待たず,彼女の方から牧師に会いに行きました。牧師との会話の中で,彼女は牧師に,38年間,カトリック教会に通ったが,彼女の家に来て聖書を教えてくれるような人はひとりもいなかったと告げました。神父は,彼女を援助すると申し出ましたが,彼女は「けっこうです。もうエホバの証者の援助を受けていますから」とことわりました。すると神父は,グァム島は「処女マリヤ」の所有地であると彼女に告げました。しかし,グァム島はエホバ神の所有されるものであり,聖書研究を通してそのことを知ったと,彼女は神父に告げました。この婦人は毎週2度研究しており,いまでは奉仕に参加して,その知識を他の人々に分け与えています。彼女の家族はみなグァムで行なわれた一致した崇拝者の大会に出席しました。―1962年のエホバの証者の年鑑(英文)より