文書を求めない人にも再訪問する
文書を求めなくても多少の興味を示した人がいるならば,そこにも再訪問してみる事は大切です。色々な疑問を持っていたある学校の先生の家に再訪問した一人の米国の伝道者はその事を良く知りました。3時間半も一緒に話し合ったのち,この誠実なカトリック教徒とその妻は伝道者が勧めた本を受け,毎週の聖書研究の約束もしました。やがて,この人は毎朝教会へ行くというそれまでの習慣を止めてしまいました。するとその地の教会の牧師がたずねてきて,もしエホバの証者との研究を中止しないなら,学校で教える事も許されなくなるだろうし,彼がアルバイトに経営しているダンス学校をだれも支援しないようにさせると言いました。このおどしめいたやり方について語りながら,「あのような宗教組織が真のキリスト教を実践しているなどとどうして信じていたのだろう」と彼は話しました。その後,牧師をしている彼の兄が,「弟を救う」ためと言ってやって来ました。自分の主張が全部聖書の言葉によって反論されたのを知った時,この牧師は非常に感情を害し椅子をたおし,あいさつもしないで出て行きました。2週間後,この夫婦は浸礼を受け,自宅を奉仕中心地として提供し,そこで集会が開かれています。―エホバの証者の1963年年鑑(英文)から