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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1971
塔71 1/15 62–63ページ

読者からの質問

● ヘブル書 9章14節には,キリストは「永遠の御霊により…己を…ささげ給(へり)」と書かれています。この「永遠の御霊」とは何ですか。―アメリカの一読者から

この文章の前の部分に注目すれば,この表現がどんな背景のもとになされたかがわかります。「もし山羊および牡牛の血,牝牛の灰などを穢れし者にそそぎてその肉体を潔むることを得ば,まして永遠の御霊により瑕なくして己を神にささげ給ひしキリストの血は,我らの良心を死にたる行為より潔めて活ける神に事へしめざらんや」― ヘブル 9:13,14。

この説明は,古い律法契約すなわちモーセの律法契約下で神が是認されていた取り決めと,新しい契約に属するそれとを比べる論議の中に出て来ます。ヘブル書 9章の冒頭で,使徒パウロは,幕屋とそこでささげられた動物の犠牲について論じています。それらの物は「肉に属する」,律法上の要求であり,定められた時まで課されていました。(ヘブル 9:10)パウロはまた,幕屋が存在し,そこでささげられる犠牲が神に受け入れられる限り,天の至聖所にはいる道はまだ得られないことを「聖霊」が明らかにしたと指摘しています。―ヘブル 9:8,12。

したがって,天にはいる道は,イエスの犠牲と血によってもたらされるもので,「肉に属する」律法上の要求に従った,動物の犠牲を通してではありません。では,イエスの犠牲はどのようにしてもたらされましたか。それはすでに述べられている聖霊の働きによりました。

ヘブル書の初めのほうで,パウロは,イエスが「肉の誡命の法に由(る)」祭司にならなかったと説明しています。アロンの家系またはレビ族出身であれば,そうした祭司になったかもしれませんが,イエスは,祭司職にないユダ族から出たのです。したがって,イエスが,「永遠にメルキゼデクの位に等しき祭司」に選ばれたのは,神からの直接の任命によります。(ヘブル 7:16,17)アロンの場合は油によって任命されましたが,イエスは聖霊によって任命されました。―出エジプト 29:7。ルカ 3:21,22。

宣教中イエスは,ご自分が神の聖霊を与えられていること,そしてそれによって力を得かつ導かれていることを,ことばと行ないによって公に表わされました。(マタイ 12:18,28。ルカ 4:14,18)時が来て,あらかじめ預言され,聖霊によって聖書にしるされていたとおり,イエスはご自分の命を犠牲として捨てられました。すなわち,罪人のひとりとして,杭の上で死なれ,またその骨は一本も折られませんでした。(申命 21:22,23。ガラテヤ 3:13。イザヤ 53:12。詩 34:20)このように,イエスの犠牲は,肉の要求に従ったものではなく,霊の働きにより,霊に一致したものでした。また,聖書は,キリストのからだは「一たび」ささげられたと述べています。―ヘブル 10:10,12。

モーセの律法に定められた肉に属する規則はすべて,一時的な取り決めの一部で,過ぎ去るものでした。つまり,律法による統制は一時的なものにすぎなかったのです。それとは逆に,イエスを油そそぎ,導き,犠牲としてささげる際に用いられたものは,永久的であり,それはすなわち神の永遠の霊です。この霊は,新しい契約に入れられる者たちを永遠にわたって導くために用いられるでしょう。また,ささげられた犠牲は,単に一時的なもの,やがてその価値を失うものではなく,永遠のものでした。パウロが,幕屋・犠牲・祭司職という,肉に属する律法の備えと,キリストが自らをささげる際に働いた永遠の霊とを対照させ得たことには十分の理由がありました。

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