良いたよりを宣べ伝える業は進展する
● ポルトガルの兄弟たちは,『しかし,キリストとともなる凱旋行列において常にわたしたちを導き,キリストについての知識の香りを,わたしたちを通していたるところで知覚できるようにしてくださる神に感謝がささげられますように!』と書き記したパウロと同様に感じています。(コリント第二 2:14)そうです,昨奉仕年度中,ポルトガルでは,良いたよりを宣べ伝えるわざは実に堂々と成し遂げられ,9月から4月にわたる8か月間,伝道者数は連続最高数を記録し,次いで6月には1万3,111人の新最高数に達しました。ポルトガルでは旧政権のもとでわざが禁止されていたことを銘記しておくべきです。政府が交替した今,もっと自由が認められるようになり,兄弟たちはいっそう自由に集えるようになりました。昨奉仕年度の初めには,五つの都市で何人かの兄弟たちが逮捕され,“不法”集会を開いたとして起訴されましたが,そのうち3件が審理され,そのうちの2件に関して裁判官は明らかに信教の自由を認める有利な判決を下し,被告側の無罪を言い渡しました。1974年4月25日には新政権がこの国の統治権を引き継ぎ,こうして48年間続いた独裁支配に終止符を打ち,新政府は表現の自由および市民権の回復を宣言しました。―「エホバの証人の1975年の年鑑」より。