偶然の証言は良い結果を生み出す
偶然の証言は良い結果を生みます。ノルウェーのある巡回監督は集会に出席するため電車に乗っていました。向かいの席には,若い男の人が政治関係の本を読んでいました。兄弟はその人に,世界は政治によって救われると思うかと尋ねました。青年は否定しました。世界はどんな手段を持ってしても救われないと考えていたのです。兄弟は彼に聖書について話しはじめました。青年は,マゴグのゴグ,啓示の娼婦その他について多くの質問をしました。彼は熱心に耳を傾けました。やがて目的地に着くと,ふたりは住所を教え合いました。
次の週,その若い男の人は約40㌔の道をオートバイに乗ってオスロにある支部事務所に行き,8冊の書籍を求めました。啓示 17章の意味について読むと,彼はすぐに国教会に行って脱退しました。家庭聖書研究がその青年と取り決められました。彼は自分の家族に対する気遣いを実際に示して,家族や親せきの人々に証言するために何度も家に帰りました。彼の兄弟との研究が始まり,現在その兄弟は良く進歩しています。こうした事のすべては4か月のうちに起きました。このことから,福音宣明者の精神を持つことがいかに大切であるかということがよくわかります。―「エホバの証人の1976年の年鑑」より