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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
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読者からの質問

■ 「新世界訳」や他の幾つかの翻訳の中で,ヨハネ 3章13節の「天に居るところの」という句が省略されているのはなぜですか。

聖書の古い翻訳の中で,ヨハネ 3章13節は大方次のように訳出されています。「また,天より下りし者,すなわち天に居るところの人の子のほかには,天に上りし者なし」。(欽定訳聖書,下線は本誌)しかし,下線を付した部分の言葉を,イエスが実際に語られたのかどうかが議論の的になっています。

文脈からすると,イエスは,ユダヤ人の支配者ニコデモが天的な事柄を理解するのは難しいということを説明しておられました。しかし,イエスご自身は天から下って来られたゆえに,そうした事柄を理解しておられました。イエスがその時,わたしは『いま天にいる』と言われたとしたら,道理にかなったことに思えますか。

イエスは三位一体の神の一部であると信じる人々は,この言葉はここに当てはまり,イエスが人間と神の両性を備えておられたことを反映しているにすぎないとみなします。これは,イエスが人間として地上におられた間も依然として天の神格の一部であったということを暗示することになります。そのような見方を持つ人々は,この言葉を含む古代ギリシャ語写本の幾つかや初期の翻訳を指摘し,新しい翻訳にもこの言葉を含める根拠とするでしょう。

しかし,多くの古代ギリシャ語写本はこの句を含んでいません。そうした写本の中には,4世紀のもので高く評価されているシナイ写本やバチカン写本1209番があります。ですから,B・F・ウェストコットとF・G・A・ホートの二人の学者は,その優れたギリシャ語本文を準備するに当たってこの疑わしい言葉を受け入れませんでした。「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」はこの本文に基づいています。連合聖書協会の「ギリシャ語新約聖書」(1975年,第3版)も同様にこの言葉を省いています。ブルース・M・メッチャー博士はこの事実を取り上げ次のように書いています。「委員会の過半数は,短い読み方[この句を省いたもの]を支持する外的証拠の質に感銘し,この言葉[「天に居るところの」]は解釈として行間に書き込まれた注解で,後代のキリスト論的な点を反映しているとみなした」。つまり,この言葉は後代の写本家によって,多分非キリスト教的な宗教から三位一体の神の教理が吸収された後に,書き加えられたらしいということです。

そうであれば,聖書の現代の翻訳の多くがこの言葉を省いたり脚注に入れたりしていることにはもっともな理由があることになります。そうした翻訳としては次のようなものが挙げられます。「今日の英語聖書」,「リバーサイド新約聖書」,「新アメリカ標準訳」,「改訂標準訳」,さらにジェームズ・モファット,エドガー・J・グッドスピード,R・A・ノックスそしてJ・B・フィリップスなどによる翻訳があります。

■ ローマ 1章25節で,「創造した方より創造物をあがめてそれに神聖な奉仕をささげた」人々がいることについて述べた時,パウロはユダヤ人と異邦人のどちらを指してこう言ったのでしょう。

ユダヤ人も非ユダヤ人もこの点で罪を犯していたので,この描写はそのいずれにも当てはまり得ます。しかし,ローマ 1章の使徒パウロの論議は特に古代の背教したイスラエルに関するものでした。

創造物は,全能の神また創造者の存在を十分に立証しています。何らかの動物に似せて作られた像を崇拝することは異邦人でさえ言い訳のできないことだったでしょう。しかし,神はイスラエル人に偶像崇拝をしないようはっきりと警告しておられたので,イスラエル人はそれ以上に言い訳ができませんでした。―ローマ 1:18-23。申命記 4:15-19; 5:8,9。

それでも,イスラエル人は神について自分たちの知っていたこの真理をしばしば無視し,「創造した方より創造物を」崇拝しました。(ローマ 1:24,25)例えば,イスラエル人は女神アシュトレテ(誇張された性器を持つ裸の女性として描かれていた)や金の子牛と罪を犯しました。(列王第一 11:5,33; 12:26-28。列王第二 10:28,29)そのために彼らは,堕落した性的な習慣や不敬虔な傾向へと陥ってゆきさえしました。ですから,そのような罪についての「神の義なる定め」を知っていたこれら背教したイスラエル人たちは,明らかに責めがあり,キリストの贖いに信仰を働かせなければなりませんでした。―ローマ 1:26-32。

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