忠節な闘士は世を去る
「ものみの塔」誌の1983年12月1日号には,「神の組織と共に前進する」と題する記事があり,その中で,エホバの王国のための勇敢な闘士,グラント・スーターの経験談が語られました。その記事の結びの部分に,スーター兄弟が脊柱に傷を負って重態であることが述べられていました。それが起きたのは昨年の5月30日のことです。スーター兄弟はほぼ全身まひの状態になりましたが,生き続けるために6か月近く闘いました。重い障害を抱え,言語能力を奪われていたものの,地上のエホバの組織の前進に大きな関心を示し続けました。同兄弟は36年間エホバの組織の法人団体の会計秘書を務めてきました。しかし,兄弟は昨年11月22日の朝,地上での歩みを終え,その日の朝の崇拝と朝食の後にブルックリンとものみの塔農場のベテル家族にこのことが発表されました。
11月23日,水曜日の晩にブルックリン・ベテルの王国会館で葬式が行なわれ,その模様は有線テレビで各食堂へ送られ,ものみの塔農場へは電話回線で伝えられました。こうして,ギレアデの学生と大勢の訪問客を含む3,123人のベテル家族の成員の大半は,家族の幾人かの成員によって行なわれた話を聞くことができました。それは個人を賛美する追悼演説ではなく,むしろ,スーター兄弟の忠節な生涯から益を受けるよう出席者すべてに励ましを与えるものでした。同兄弟は確かに「義の大木」であることを示し,王国の関心事のために闘って征服者になりました。(イザヤ 61:3。啓示 14:13)同兄弟が地上での献身的な奉仕を終えようとしていた日々に,夫人のエディスが同兄弟に示した忠節な支えに対しても感謝が言い表わされました。