幸福の源
聖書の中で約束されている数々の幸福はいずれも神との正しい関係に依存しており,そのすべては神の愛や神への忠実な奉仕に基づいて実現されます。エホバへの従順がなければ真の幸福を達成することはできません。エホバからの祝福は,神の「良い賜物」また「完全な贈り物」の一つとしての幸福を得るために肝要です。
幸福の源は,物質上の富の蓄積や権力の掌握にあるのではありません。イエスは,「受けるより与えるほうが幸福である」と言われました。(使徒 20:35)立場の低い者に思いやりを示し,そうすることにより,与える幸福を味わう人は,「エホバご自身が彼を守り,彼を生き長らえさせてくださるのです。彼は地で幸いな者と言われるでしょう」と約束されています。(詩編 41:1,2)真の幸福に寄与する事柄には,エホバに関する知識やエホバからの知恵に加え,神からの矯正や懲らしめさえ含まれています。(箴言 2:6; 3:13,18。詩編 94:12)本当に幸福な人は,エホバに依り頼み(箴言 16:20),エホバの律法を喜び,その律法の内を歩み(詩編 1:1,2; 112:1),公正を守り行ない(詩編 106:3),神を恐れます。―詩編 128:1。