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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1995
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読者からの質問

聖書に出てくるフィリスティア人とはだれのことですか。

聖書はしばしば,フィリスティア人として知られる民族に言及しています。神の古代の民が約束の地を取得した時,この民族はカナンに住んでいました。フィリスティア人の巨人でゴリアテという名の代表闘士に立ち向かったダビデに関する記述の中で強調されているように,この古代フィリスティア人は長い間,神の民と対立していました。―サムエル第一 17:1-3,23-53。

聖書は,古代フィリスティア人が,カフトルからカナンの南西部の沿岸地方に移住したことを示唆しています。(エレミヤ 47:4)カフトルはどこにあったのでしょうか。「国際標準聖書百科事典」(1979年)はこう述べています。「明確に解答できるほどの証拠はないものの,現代の学問は,十中八九間違いない場所としてクレタ島(あるいは,恐らくクレタ島のほか,同一文化圏に属するエーゲ海諸島)を指し示している」― 第1巻,610ページ。

このことと一致して,「新世界訳聖書」のアモス 9章7節はこう述べています。「『イスラエルの子らよ,あなた方はわたしにとってクシュ人の子らのようではないか』と,エホバはお告げになる。『わたしはイスラエルをエジプトの地から,フィリスティア人をクレタから,シリアをキルから携え上ったのではなかったか』」。

この古代民族がクレタ島から,カナンの一部で,フィリスティアと呼ばれるようになった地区,すなわちヨッパとガザの間の南西部の沿岸地方にいつ移住したかは不明です。この民族はアブラハムやイサクの時代に,その沿岸平野の低い地域にすでに住んでいたようです。―創世記 20:1,2; 21:32-34; 26:1-18。

フィリスティア人は,イスラエルが神から約束されていた土地に入った後も引き続き長い間,その地方で強力な影響を及ぼしていました。(出エジプト記 13:17。ヨシュア 13:2。裁き人 1:18,19; 3:3,4; 15:9,10。サムエル第一 4:1-11; 7:7-14; 13:19-23。列王第一 16:15)フィリスティア人は後代のユダの王ウジヤの治世に至るまで,彼らの都市であったガト,ヤブネ,およびアシュドドに残っていました。(歴代第二 26:6)このほか,聖書の記述の中で顕著なフィリスティア人の都市は,エクロン,アシュケロン,およびガザでした。

アレクサンドロス大王は,フィリスティア人の都市であるガザを征服しました。しかし,やがてフィリスティア人は別個の民族ではなくなったようです。ローレンス・E・ステガー教授は「聖書考古学レビュー」誌(1991年5/6月号)の中でこう書いています。「フィリスティア人もバビロンに流刑にされた。……しかし,流刑にされたフィリスティア人がどうなったかに関する記録は何もない。ネブカドレザルの征服後,アシュケロンに残っていたと思われるフィリスティア人も民族的独自性を失ったようである。彼らは歴史から完全に消滅したのである」。

パレスチナという現代の名称はラテン語とギリシャ語に由来しており,それらの言葉の語源はさらに,「フィリスティア人」に相当するヘブライ語の言葉にまでさかのぼります。アラビア語訳聖書の中には,現代のパレスチナ人を意味する語と間違えられやすい言葉を用いている訳があります。しかし,「今日のアラビア語聖書」は別のアラビア語を用いており,古代フィリスティア人と現代のパレスチナ人とを区別しています。

[31ページの図版]

アシュケロンの廃墟の一部

[クレジット]

Pictorial Archive (Near Eastern History) Est.

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