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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1999
塔99 6/15 8–9ページ

「信仰において結ばれている」人たちに対する愛

真のクリスチャンは家族のような絆で結ばれています。実際,真のクリスチャンは西暦1世紀以来,互いを「兄弟」や「姉妹」と呼んできました。(マルコ 3:31-35。フィレモン 1,2)これは単にそう呼び合っているというだけのことではありません。神の崇拝者たちの互いに対する感情を表現する呼び方なのです。(ヨハネ第一 4:7,8と比較してください。)イエスはこう言われました。「あなた方の間に愛があれば,それによってすべての人は,あなた方がわたしの弟子であることを知るのです」― ヨハネ 13:35。

1997年7月にチリで,そのような愛が紛れもなく示されました。それは長く続いたひでりの後に豪雨と洪水が生じた時のことです。大勢の人が突然,食糧や衣類などの物資を必要とするようになりました。エホバの証人は災害が起きた時,パウロがガラテア人に与えた次のような訓戒の言葉に従うよう懸命に努力します。「ですから,時に恵まれている限り,すべての人,ことに信仰において結ばれている人たちに対して,良いことを行なおうではありませんか」― ガラテア 6:10。

それで,エホバの証人はすぐに物事を組織して対応しました。食糧や衣類などの物資が集められ,分類され,梱包されて被災地へ送られました。子どもたちからも,何とおもちゃの寄付があったのです。ある姉妹は王国会館が救援物資でいっぱいになっているのを見てびっくりしました。こう語っています。「わたしは驚きのあまり,ただ立ち尽くし,笑ったらいいのか泣いたらいいのか分かりませんでした。そこにあったのは,わたしたちがちょうど必要としているものだったのです」。

その後,思いも寄らないことに,洪水に見舞われた同じ地域の一部が地震に襲われました。倒壊した家屋も多く,必要を満たすため,救援委員会がさらに設置されました。エホバの証人の集会用施設の建設をふだん手掛けている地区建設委員会が協力と支援を差し伸べました。どのような結果になったでしょうか。兄弟たちが設計して建てた簡素な家が,住まいを失った人たちに寄贈されました。それは凝った家ではありませんでしたが,一般の救援活動によって貸し出された,床板も窓もなく塗装もされていない家とは著しい対照をなすものでした。

兄弟たちの中には長距離を旅行して援助にやって来た人たちもいます。ある地区建設委員会の司会者は,車椅子の生活を余儀なくされている人でしたが,二日続けて広範囲に視察しました。目の見えない一人の兄弟は,大工のところに角材を運ぶ仕事をこつこつと行ないました。その角材を大工が適切な寸法に切ると,耳の聞こえない一人の兄弟がそれを集めて,必要な場所に運びました。

兄弟たちが援助の手を差し伸べるのを見て感銘を受けた人は少なくありません。ある町でのこと,修理が行なわれていた姉妹の家の近くに警察の車が止まっていました。警察官たちは好奇心を抱き,その中の一人が兄弟にこう尋ねました。「この人たちはとても楽しそうに働いているけれど,一体だれなんだい。いくらぐらいもらっているのかね」。その兄弟は,みな自発奉仕者ですと説明しました。警察官の一人は,自分は毎月教会に十分の一税を納めているが,地震が起きて以来,牧師が訪ねてきてくれたことさえないと言いました。翌日,ある警察官から姉妹に電話がかかってきました。この警察官も兄弟たちの働きぶりを観察していた人で,働いていた人々の熱意あふれる精神には本当に感心した,自分も一緒に働きたくなったほどだと言いました。

確かにチリにおける救援活動は,自発奉仕者にとっては喜びの多い経験でしたし,観察していた人に対しては優れた証言となりました。

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