休暇開拓者としてあなたの創造者をおぼえなさい
1 孤立した深谷の群れのひとりの新しい兄弟は,特別開拓者が初めてその人の家を訪問してからちょうど4か月後にバプテスマを受けました。その人の仕事は三交替制だったので集会や奉仕に参加するのに妨げとなる場合もありました。そこで収入は1/5になりましたが,別の仕事に変わりました。その伝道者は何かを失いましたか。それどころか大いに得るところがありました。なぜなら,その兄弟は休暇開拓者になる資格を得,その後,正規開拓者の隊伍に加わることができたからです。下関会衆の1婦人は6歳の時から盲目になりました。しかし聖書の真理を学んでからは,真理の面で着実に進歩し,カセット・テープレコーダーを用いて集会の準備をし,定期的に集会に出席しました。やがてその婦人はバプテスマを受けて姉妹になりました。9月には2週間の休暇開拓をしましたが,100時間奉仕をして90冊の雑誌を配布しました。それで10月も再び休暇開拓者として奉仕しました。そうです,その姉妹も霊性の面で多くを得ました。そして子供の時分に見た美しい月や,神の創造された他のすべての美しいものを再び見られるようになる時を楽しみに待っています。
2 おとなりの韓国では,ある共産主義者が逮捕されて裁判に付され,終身刑の判決を受けました。韓国では中立の立場を守るゆえに,しばしば各地の刑務所に多数のエホバの証人が投獄されています。そうした服役中の証人のひとりがその共産主義者に伝道しました。その結果,今や彼は共産主義者ではなくなりました。その刑務所でエホバの証人のひとりとしてバプテスマを受けたのです! その後もさらに進歩できたでしょうか。進歩できました。伝道のために使えるのは聖書だけでしたが,その兄弟は休暇開拓者として名簿に載せられ,その月の間,ほかならぬその刑務所の中で75時間奉仕しました。
3 前述の経験の持ち主はいずれも一見克服できそうにもない問題に直面しました。しかし,それらの人はクリスチャンの人格を作り上げる1つの要素の面で成長したのです。それはなんですか。信仰です! イエスが言われたとおりで,「もし芥種一粒ほどの信仰あらば,この山に『此処より彼処に移れ』と言ふとも移らん。斯て汝ら能はぬこと無かるべし」。(マタイ 17:20)あなたも休暇開拓奉仕のようなクリスチャンの特権にあずかるのに妨げとなる問題を持っていますか。エホバへの祈りの中であなたの問題を取り上げてください。また,他の円熟した伝道者の助言を求めてください。そうすれば,あなたも休暇開拓の祝福にあずかる道を見いだせるかもしれません。このことを考慮し,もしできれば今申し込んでください。