エホバへの奉仕に見いだす幸福
1 聖書の知識を実際に善用する人はほんとうに賢明な人です。しかも,「ものみの塔」誌やその同類の出版物を通して学んだすばらしい真理を他の人びとに伝えること以上にすぐれたその善用方法があるでしょうか。それは真に知恵の道であり,またそれは人を真の幸福に導く道です。―箴 3:13-18。
2 エホバへの奉仕に見いだす幸福は,わたしたちが他の人びととは異なった者であることを示しています。最近,ある宣教者が,数週間ごとに証言の行なわれている区域で雑誌のわざに携わっていました。ある家で,男の人が出てきて,そのように頻繁に訪問する証人たちの熱意をほめ,そして雑誌を予約させてもらえまいかと尋ねました。
3 神の意志を行なうという点でわたしたちが見いだしている幸福は,わたしたちの表情や話し方の暖かさ,わたしたちの熱意や勤勉さなどにも反映すべきでしょう。人びとはそのようなことに気づきます。わたしたちはまた,奉仕に携わって見いだす幸福を培うよう,仲間の伝道者を助けることができます。時には,新しい,あるいは経験の浅い伝道者は,予約があまり得られなかったり,雑誌をあまり配布できなかったりして多少がっかりする場合があるかもしれません。しかし,群れの証言のさい,開拓者や経験のある他の伝道者はほかの人たちを助けることができます。奉仕の務めの点で他の人を建て起こすよう助けて絶えず与えるのは,真のクリスチャン愛を示すことであり,それもまた幸福をもたらします。―使行 20:35。
4 雑誌を携えて奉仕するたいへん幸福な伝道者はたいてい,雑誌そのものに対する深い愛を培っている人たちです。雑誌に対してそれらの人たちのいだいている喜びや熱意が,人に雑誌を推奨するものとなるのです。そして,たとえ多くの人が雑誌を断わっても,落胆しません。それどころか,もっと熱心に勧めるよう努力します。多くの場合,雑誌の日の活動で雑誌を配布するには,短くて明るい証言をし,50円の寄付の額をはっきり述べるだけで十分です。
5 通常の証言のさい,わたしたちを快く迎え入れる人たちに対しては,もう少し時間をかけて予約について説明し,予約を勧めることができます。雑誌の内容をよく知っているなら,雑誌について熱意をこめて話すことができます。しかし,家の人が両方の,あるいは一方の雑誌の予約をさえしない場合でも,わたしたちはやはり,ポケット版の書籍と2冊の雑誌か,あるいは2冊の雑誌を同様の熱意をこめて提供できます。雑誌を用いる奉仕に心をこめて携わるなら,確かに自分自身と他の人たちに多大の幸福をもたらすことができます。―ガラテヤ 6:9。