『平和を追い求めよ』
1 真のクリスチャンはどのように『平和を追い求め』ますか。偽りの外交から出て来るもろい平和条約などによる諸国民の方法によるものではありません。自分たちの貪欲，不正直そして不道徳の歩みを止めようとしないのに『平和』を叫ぶ世の人々の方法によってでもありません。その「罪は重なり加わって天に達」するような，神に誉れとならない大いなるバビロンの方法によってでもありません。（ダニエル 11:27。列王下 9:22。啓示 18:4，5）真の平和はエホバの方法によってのみ見いだされます。偽りの宗教家たちにそのことばが語られています。『エホバのたまわく わが思はなんじらの思とことなり わがみちはなんじらのみちと異なれり』（イザヤ 55:8，9）わたしたちはダビデの忠告に従わねばなりません。「悪をはなれて善をおこないやわらぎを求めて切にこのことを勉めよ』。事実「あなたの〔エホバの〕律法を愛する者には満ちあふれる平和があり」ます。（詩 34:14; 119:165，新）わたしたちは忠実に，神のみことばの「律法」にもどり，個人的にそして集会で兄弟たちと共に学び，その喜ばしい知らせを他の人に語ります。そのようにしてわたしたちは，「いっさいの考えに勝る神の平和」を喜びのうちに得ることができるでしょう。―フィリピ 4:7。
2 8月中忠実に平和を求めるのに「とこしえの命に導く真理」の書籍以上にどんな良い道具を得ることができるでしょう。これは一か月だけの短い運動です。しかしこの書籍を持っていないすべての家の人が一冊を得るようにすすめましょう。もしみなさんが未割当の町や田舎の地方で働くことができるような立場におられるなら，そのような区域で働くよう協会に申し込んでください。この夏，一時開拓奉仕を行なう方々は，まだ伝道されていない広大な区域を回ることができるでしょう。もしできれば計画なさってください。もし人々がすでに「真理」の本を持っているなら，みなさんはその代りに別のポケット･サイズの書籍を配布できるでしょう。もし望まれるなら，書籍と共に二冊の雑誌を150円の寄付で提供できるでしょう。奉仕に十分の書籍や雑誌をたずさえて行くように準備なさってください。
3 神との平和を求めるに際し，わたしたちは常にわたしたちの奉仕で聖書を十分に用いるべきです。わたしたちは書籍販売人ではありません。わたしたちは聖書の奉仕者です。奉仕者は聖書を用います。わたしたちは新しい人々が聖書を用いる事に上達するよう忍耐強く助けるべきです。「真理」の本の最初の章には効果的な聖書の話の基礎となりうるたくさんの聖句が引用されたり参照されたりしています。たとえば，ヨハネ第一 4:8と2:17，またテモテ第二 3:1-5（一部）と啓示 21:4，5，そして他にもあります。奉仕に対する準備をするに当たって，一緒に腰を下ろして，用いる聖句を選び，聖書の話を作り上げ，練習してください。「新世界訳」から聖句を読んで，書籍の中でそれらの聖句が説明されている文章を指摘し，家の人がそれを得るよう励ますことができるでしょう。またあらゆる努力を払って無料の家庭聖書研究の取決めを説明し，できれば再訪問のために明確な時間を定めてください。
4 しかしながら雑誌の日には，区域を早く回ることを目標とし，雑誌だけを提供します。最近の雑誌の人目をひく外観はたしかにわたしたちをこのわざに熱心にさせます。たとえば，8月15日号「ものみの塔」について言えば，第3ページの絵と表題とを示すだけで十分でしょう。そうすれば雑誌はおのずから配布されるでしょう。
5 みなさんの区域でその土地の人々の態度がどんなものであろうと，イエスや弟子たちがしたように平和を求め続けてください。（マタイ 10:11-13）たった少しのことばを口にすることができただけだとしても，みなさんは依然として実を生みだしているのです。というのは認識を示すみなさんの心は証しをするようにみなさんを動かしているからです。（マタイ 13:23。ルカ 6:45）みなさんはエホバとの平和を追い求め，仲間の人類との平和を求めておられます。それで忠実な奉仕にわたしたちを力づけ，ささえる，エホバと聖霊の助けに引き続きより頼んでください。「神は不義なかたではないので……その働きと……み名に示した愛とを忘れたりはされないからです」とのことばを覚えておきましょう。―ヘブライ 6:10。
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エホバに従い忠実な態度で平和を追い求める