良いたよりを伝える ― 特別号の雑誌を用いて
1 エホバの証人は自分たちに力を与える霊的な食物を多く備える「ものみの塔」と「目ざめよ!」の価値を認識しています。証人たちはまたこれらの雑誌が,『めしいの目を開き』,神のみことばに対して霊的な飢えや渇きをおぼえる多くの人々を養うのに力ある手段であることを認めています。―イザヤ 42:7。マタイ 5:6。
2 これらの雑誌の1月の特別号は,世界の悪い状態のゆえに『なげき,かなしむ』多くの人々を助けることを意図して備えられました。(エゼキエル 9:4)「ものみの塔」は大会の公開講演「人間の計画は失敗しているが,神の目的は成し遂げられる」を含んでいます。「目ざめよ!」の特別号は「神は配慮を払っておられますか」と題するもので,非常にしばしば尋ねられる質問,すなわち,なぜ神は悪を許しておられるか,に答えています。
3 この号の「目ざめよ!」を用いる場合,「神は人類のことに配慮を払っておられますか」の記事の中のいくつかの質問を用いることにより関心を高めることができます。それから「いつどこで問題は始まったか」そして「神はどれほど積極的に配慮を示してこられたか」という記事の題に注意をひきます。
4 あるいは「人間の苦悩 ― だれが配慮を怠った結果ですか」という記事だけを用いたいと思うかもしれません。3節と4節に示されている明白なジレンマを指摘してから,雑誌は答えをのせていますと述べて,続けて雑誌を提供することができるでしょう。話し合いがもっと広がるような時は,この記事の中に全体の論議をまとめることができるでしょう。非とされるのは地の産出力に何か欠けるところがあるということではないことを示してください。むしろ,人間のどん欲と地の資源の誤用が貧困,汚染そして地の広範な部分に荒廃をもたらしたのです。こうした点を簡潔に話し合った後,これらのことを解決し人類を祝福する神の目的を詳細に示す特別号を家の人に示し,予約を提供してください。
5 「あなたはどれほど配慮を払っていますか」と題するとても簡潔な記事は家庭聖書研究への踏み石として用いることができるでしょう。あとで「真理」の本か「平和と安全」の本に切り替えることもできるでしょう。もし家の人が普通以上の関心を示すなら,またはあなたがこの号を配布した後に再訪問をなさる時,できればそれを一緒に読み討議なさってください。この記事は良いことに対するその人の愛,自分自身と家族のために平和と命に対する願いに訴えるものとなります。
6 特別号の「ものみの塔」を目立たせるに際して,あなたはより良い世界に対する人間の計画の失敗に簡潔に人々の注意をひき,それからこう尋ねることができるでしょう。「しかし神は何かをしておいでになったでしょうか ― 神が地に対する目的を成し遂げようとしておられるとあなたは考えておいでですか」。家の人が答えを述べるなら,「人間の計画は失敗しているが,神の目的は成し遂げられる」の記事を開くことができます。
7 時々わたしたちは「わたしたちの宗教もみなさんのと同じようですよ」という人々に会います。他の人々はエホバの証人について何も知りません。これらの人々はしばしばわたしたちに対して歪んだ考えを持っています。なぜ宗教を持っている人々の家を訪問するのか,目的は何か,といったエホバの証人の活動が論題となるなら,「エホバの証人はどのように異なっていますか」という記事を用いることができるかもしれません。尋ねられた質問を取り扱った節を参照できるでしょう。
8 人々は神が配慮を払っておられ,地に対する偉大な目的を成し遂げるため人々に対し今何かをしておられるのだということを知る必要があります。特別号の雑誌はわたしたちができるだけ多くの人々にこの良いたよりを伝えるようにする機会を与えてくれます。