良いたよりを伝える ―「ものみの塔」運動の期間中に
1 わたしたちは37回目の「ものみの塔」運動の最高潮に近づきつつあります。エホバのしもべはどこにおいても「ものみの塔」誌の時宜を得た助言,「神の奥深い事がら」についての説明を深く感謝しています。(コリント第一 2:10)わたしたちが,新たに交わり始めたものであっても,長年エホバに奉仕してきたものであっても,「ものみの塔」誌から学んだ多くの新しい,良い事がらを思い出すのは難しいことではありません。本当に「ものみの塔」誌はエホバのみことばの中のすばらしい真理を漸進的に啓示するためにエホバが用いておられる最も顕著な道具の一つです。―箴言 4:18。
2 わたしたち自身が「ものみの塔」誌から受けた霊的祝福を認識して,わたしたちはこの雑誌ができるだけ多くの家族に定期的に届くのを見たいと望んでいます。これを効果的に行なうために,個人的にも,会衆としても良い組織と準備を必要としております。今年協会は,わたしたちすべてが「ものみの塔」の各号を用いて4月から新鮮で,注意を引く聖書の話を行なうように助けています。そうです。わたしたちは「ものみの塔」の最初の記事の題と毎号の始めの記事に肉太文字で目立つようにしてある聖句を取り上げることができ,簡潔な聖書の話の基礎としてこれらを用いることができるでしょう。それでわたしたちは,提供する雑誌に対して特別に仕立てたとも言える話を持つことができ,家の人に「ものみの塔」の霊的な益を示すことができます。
3 例えば,1975年4月1日号の195ページには,「暮らしをたてるのがこれほど難しくなっているのはなぜか」という記事があります。わたしたちは,その質問をそのまま家の人に尋ねることにより聖書の話を始めることができます。家の人に意見を述べさせましょう。それから197ページを開き,そこで目立つようにしてある聖句を指摘し,世界のある所では事態が大変悪化しているので,聖書が啓示の中で予告していたこと,すなわち「まる一日の賃金はパン一斤」ということが成就しています,と述べることができます。(啓示 6:6,ウェイマウス訳)。適当と思われる肉太文字の副見出し,例えば,「その背後にあるもの」,そして「あなたにできる事」などを用いることにより,記事が論じている事がらを示すことができるでしょう。また,この記事の最後のページの「将来にあるもの」という副見出しに注意をひき,聖書の中に述べられているように,将来には何があるのかを示すことができるでしょう。差し迫っている「大患難」だけでなく,神の新秩序の大きな見込みについても簡潔に述べるようにしてください。
4 こうした状態は,この体制がまもなく終わり,神の側にいることの重要さを示しているので,永久の解決を学ぶ必要を示して結んでください。知識は必要なものであり,「ものみの塔」は設立された神の王国の良いたよりを差し伸べている最も顕著な雑誌です。その心をさわやかにする,励ましを与える音信は月2回づつ,年間わずか1,000円の費用で得られます。
5 記事を読む時,あなたが用いたいと思う他の要点を見いだされるかもしれません。それは良いことです。役立つと思うものを用いてください。できる時は聖書から読むようになさってください。しかし多くの場合,あなたは直接,記事の中から聖句を読みたいと思われるでしょう。この同じ方法は後続の各号でも使用できるものです。
6 奉仕に出る前に,今用いている「ものみの塔」の初めの記事を簡潔に復習することは,みなさんすべてにとって非常に刺激を与えるものとなるでしょう。また家で聖書の話を練習するのは有益であると思われるでしょう。そうすれば,わたしたちはこの運動の最高潮となるものを楽しむことができるでしょう。また,「ものみの塔」や「目ざめよ!」の中にある信仰を築き上げる情報を得ることができるようにされた人々にあふれるすぐれた霊的な祝福についても考えてみてください。それは彼らには益となるものでありエホバには栄光となるものです。