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わたしたちの王国奉仕 1976
宣 76/8 1–4ページ

支部の手紙

王国伝道者のみなさん:

みなさんにお伝えできる良い知らせがたくさんあるのは何と喜ばしいことでしょう。その一つは,日本において王国宣教学校が再び開かれることになり,来る12月から沼津支部において学校が始まることになったということです。まだ一度も王国宣教学校に出席したことのない長老たちが招かれますが,長老たちが神権的な優れた訓練を受けることにより,学校の益は会衆と交わるすべての方々に及ぶでしょう。

外にも良い知らせがあります。それは5月の野外奉仕報告です。伝道者の合計は3万7,128人の新最高数に達しましたが,これは昨年の平均を23パーセントも上回るものです。奉仕時間(137万5,481),家庭聖書研究(5万5,592),会衆の伝道者(2万8,326),特別開拓者(890)もそれぞれ新最高数でした。これに加えて,6月から9月ごろまで100人ほどの一時的な特別開拓者が約93の未割当ての町や村で奉仕する割当てを受けて働いています。いままで音信に接したことのないこれらの区域に住んでいる人々にとって一時的な特別開拓者の働きは何という祝福でしょう。みなさんもご自分が住んでおられる区域において奉仕を拡大し,この終わりの時の業に十分に参加してごらんになりませんか。

良い知らせは外にもあります。日本の野外が拡大しているので,新奉仕年度から巡回区はさらに三つ増え,合計で49となり,地域区も一つ増え,合計で四つとなります。旅行するこれら監督たちは,より親密な注意をみなさんに向けることができるでしょう。

しかしさらに良い知らせがあります。これは新しいことです。それはわたしたちがもっと多くの再訪問を行ない,もっと多くの研究を始めるのを助けるものです。どのようにしてですか。

協会は10月の「目ざめよ!」運動に備えて3冊の新しい小冊子を計画しています。それは特に一般の方々のために簡単な様式で書かれています。これら3冊の小冊子は1年の予約に対する贈り物として提供されます。新しい予約を得た各伝道者は再訪問し,それら小冊子を渡した人に最も訴える小冊子を用いて家庭聖書研究を始めるよう努力したいと思うでしょう。

これら新しい32ページの小冊子の題は次の通りです。(1)「安全な将来 ― どうすれば見いだせますか」(2)「人生にはこれ以上のものがある!」そして(3)「顧みてくださる神がおられますか」。

わたしたちがこれらの小冊子の内容によく通じるために8月29日,9月5日,そして9月12日の3回の日曜日にすべての会衆で3冊の小冊子に基づく講演会が取り決められています。もしその日がたまたま巡回訪問であるなら,巡回監督はその際,小冊子に基づく話を行ないます。各講演者が用いるよう会衆あてにこれら3冊の小冊子をこの「王国奉仕」と共に送ります。各会衆には小冊子を大量に送れるようになったらすぐに発送します。

もし,人が1年の予約をしようとしないなら,どうしますか。伝道者は2冊の雑誌に3冊の小冊子を添えて150円の寄付で勧めます。家の人に最も訴えると思われる小冊子を一番上にして,話の要点としてその小冊子を用いてください。もし人がこの提供も望まないなら,小冊子1冊を30円で提供できます。伝道者は家の人を再び訪ね,特定の小冊子の内容について話し,家庭聖書研究を始めることができるかどうか試してみます。4回から6回の研究でその小冊子を終えるようにしてください。もし人が別の小冊子を討議したいと望むなら,それは差し支えありません。しかし,この時までに,伝道者は家の人がさらに聖書を研究したいと思っているかどうか知るべきです。それからポケット版の書籍を何か1冊選んで研究のために用いることができます。

こうした取決めにおいて意図されているのは,もっと多くの聖書研究を行ない,人々がエホバの側に立場を取れるよう助けることです。あなたが予約を得ようと,2冊の雑誌と3冊の小冊子だけを配布したのであろうと,あるいは小冊子1冊だけを配布したとしても,あなたは聖書研究を行ない神の王国に対する家の人の関心を高めるという希望を持って再訪問を行なう基盤を得ているのです。イエスはわたしたちが「すべての国の人びとを弟子と」すべきであると言われました。そしてわたしたちは機会のある限り,そのことを行なうのに普通以上の努力をしたいと望んでいます。―マタイ 28:19,20。

主宰監督は文書の動きを見守っている人,配布の記録を保っている人と相談し,10月の「目ざめよ!」運動にどれぐらいの小冊子が必要とされるかを決め,他の文書注文と共に注文なさってください。これら注文が8月15日までに支部事務所に送られるよう希望しています。わたしたちの提案は各会衆が伝道者一人当たり3種類の小冊子それぞれを約5冊ずつ注文することです。しかし,それ以上必要なら。どれだけでも注文なさってください。開拓者たちのことも考慮に入れねばなりません。もちろん,これらの小冊子はずっと用いていくものとなりますので,11月の文書の活動の際,書籍に添える小冊子としても用いることができますし,1月の「ものみの塔」運動でも用いることができるでしょう。小冊子をどのように用いていくかということでわたしたちは考え方を調整しなければならないかもしれません。というのは,わたしたちはこれまであまり小冊子を強調してこなかったからです。しかし,「目ざめよ!」運動期間中これら新しい小冊子を用いて聖書研究を始めたいと望んでいるので,小冊子を強調したいと思います。それはこの運動でのわたしたちの大きなねらいです。みなさんのうち多くの方々はこんなに優れた備えがなされたことに感謝して10月の「目ざめよ!」運動の際,是非一時開拓を行ないたいと望んでおられるかもしれません。もしそうなら,お互いにさそいあって申し込んでいただきたいと思います。

わたしたちは再訪問と聖書研究を特に強調した「目ざめよ!」運動を早めに発表できることをうれしく思います。わたしたちは王国伝道者のすべての方々がもっと多くの聖書研究を始めることに特別の努力をするということで熱心であるよう望んでいます。この冊子の効果的な用い方や,関連した多くの事柄が順次知らされることでしょう。事実,この秋の巡回大会のプログラムはこの新しい小冊子の効果的な用い方にわたしたちの注意を引いています。みなさんは秋の巡回大会を楽しみになさることでしょう。しかし今行なえることはこの「王国奉仕」と共に送られた小冊子を用いて公開講演を準備することと,10月の活動に備えて必要とされる小冊子を注文することです。

その上,協会は10月の「目ざめよ!」運動に備えて特別号の雑誌を準備しています。それらの雑誌は本当に人々を考えさせ,また霊的に目ざめさせるものとなるでしょう。いまからこの活動を楽しみにしましょう。各会衆とも十分に雑誌を用意し,たくさん特別注文をなさってください。これらエホバの備えを活用することにより,わたしたちはエホバを賛美し,人々を霊的に助けることができるのです。それは何とすばらしいことでしょう。

わたしたちすべてが行なえるもう一つの事柄があります。それは何ですか。それはエホバがこの取決めを祝福してくださり,多くの人がエホバの証人と共に聖書を学ぶようエホバが人々の心と思いを開いてくださるよう祈ることです。―使徒 16:14。

わたしたちの暖かい愛を送ります。10月の「目ざめよ!」活動が優れたものとなるよう心から祈りつつ,

日本支部で働くみなさんの兄弟

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