彼らのことも気遣っておられますか
1 多くの人がさまざまな理由によりある場所から他の所に移転してゆきます。いまではほとんど日本のいたる所に会衆がありますから,どこに移転しても大抵どこかの会衆か群れと交わることができます。しかし移転に伴う忙しさや,雑事に追われた疲れ,それに新しい会衆や王国会館に慣れないなどの理由により,移転がきっかけとなって人が集会から足が遠のいたり不定期や不活発になったりすることがよく報告されます。どうしたらよいでしょう。
2 もし人がどこかに移転するなら,新しい土地の集会場がどこにあるのか十分前もって長老なり協会にお尋ねください。協会は全日本の会衆や群れの集会場所の一覧表からいつでもお答えします。同時に長老は協会を通して,移転先の会衆の長老にあて移転する方の住所,氏名を知らせ適切な援助が与えられるよう取り決めることができます。移転先の会衆は新しい人を親切に世話し移転を手伝ったり,集会場所へ案内したりして愛ある親切を示せますし,研究生であれば研究を続けることができるでしょう。それでどうぞ移転する人々に配慮を欠くことのないようにしてください。彼らもエホバの尊い羊なのです。最近だれか移転した方がおられるなら,その方がよい世話を受けるよう早速手配してみてください。―ルカ 15:4。
3 長老たちの観察によると病気や妊娠も人が集会から遠ざかったり,奉仕に不定期あるいは不活発に陥ってしまう機会となるようです。エホバは彼らを優しく気遣っておられるので,わたしたちも愛ある援助や関心を彼らに示すべきです。(詩 41:3)彼らを親切に見舞いましょう。家の掃除,食事の仕度などわたしたちにできることを喜んで行ないましょう。何にも増して大切なことは彼らを霊的に築き上げることです。野外奉仕で得られた経験を話したり,出版物を共に読んだりすることもできるでしょう。そして彼らがたとえ少しずつでも機会を捕らえてエホバの目的を人々に伝える業にあずかるよう励ましましょう。非公式の証言に関するこの「王国奉仕」1ページの記事は大きな助けとなります。それらの奉仕を月末にまとめて少しのものであっても報告することを勧めてください。そうです。彼らのことも気遣ってゆきましょう。