良いたよりを伝える ― 臨機応変であることにより
1 イエス・キリストの模範を学ぶ時,教えられることが多くあります。イエスは『光を輝かす』ことにおいて自分の模範に従うよう教えられました。(マタイ 5:14-16)これを効果的な仕方で果たすため,わたしたちは臨機応変でなければなりません。
2 姉妹が病院へ診察を受けに行く時,聖書といくらかの文書,そして特に今月ならいくらかの予約用紙を持って行くことができるでしょうか。そして自分の方から率先して,世の中の状態,最近の身近な出来事,他のだれかが言ったことなどにつき,会話を始めることができるでしょうか。公共の交通機関を利用する人また人々とよく接する人はこうした状況を利用できるでしょう。
3 例えば,あなたは,昼休み,仕事仲間のいる所で1978年4月1日号「ものみの塔」を読んでいて,他の人に対する人々の態度が最近どんなに変化したかということにつき意見を述べることができるかもしれません。それから,あなたは道徳の低下がこうしたことの要因になっていると仕事仲間が感じているかどうか尋ねることもできます。その人が反応を示した後,あなたがそれを尋ねた理由は,幾人もの人を殺したことで罪を問われたある人はポルノ文書からどのように「刺激」されたかということを示す記事を読んでいたからだと説明できるでしょう。それから3ページの中程のわくの中の聖句,ローマ 12章9,10節に注意を引くことができます。会話を続けてゆき,もし時間と状況が許すなら,予約を勧めてみることができるでしょう。
4 今月,家から家の通常の野外奉仕において,あなたは臨機応変な態度を示すことができるでしょう。例えば,時間がないと言った家の人に,ある兄弟は次のように述べました。「多分,次にお目にかかる時,ゆっくりお話できるでしょう。わたしたちは人々に聖書から,王国がキリストの下にある正しい政府であり,すべての国の人々に間もなく平和をもたらすのだということを示しているのです。おいとまする前に,こうしたことの詳細を示している『ものみの塔』を入手できることをお知らせしたいと思います。これは月2回の発行です」。これはたった1分半程しかかかりませんでしたが,家の人は予約しました。
5 時には,特定の状況を識別するかどうかが成功あるいは失敗という違いを生みだします。(箴 25:11)わたしたち各人は,自分が直面する状況をいつも黙想してみるべきです。他の人が救われるよう助けることを目標として,どうしたらこれら状況を最もよく利用できるか決めるには,良いたよりを伝えることでわたしたちが臨機応変であるかどうかが関係しています。