良いたよりを伝える ― 開拓奉仕をあなたの目標にしつつ
1 わたしたちの会衆には年若い元気な奉仕者が交わっていますが,彼らが世の若者のように利己的で快楽を追求する生き方ではなく,エホバを喜ばせる人生を歩んでいるのを見て大いに励まされます。(ローマ 14:7,8)これら若いクリスチャンの忠節な生活態度や熱心な奉仕活動を通して,多くの方が新秩序に通じる命の道を歩むようになりました。何とすばらしいことではありませんか。
2 しかし,まもなく学校生活を終えようとしている方や社会人としての生活をいくらか体験している若い方々は,「わたしはエホバの心を十分に喜ばせる有意義な人生を送っているだろうか」と自問するのは良いことです。エホバは永続する義の新秩序の到来を約束しておられ,神の民がどの時代にもまして神のご意志を熱心に行なうことを求めておられるのです。(箴 23:26。ヨハネ第一 2:16,17)そうです。若い時代に開拓者としての人生を求めることをあなたの目標にしてはいかがですか。
3 前途にある目標の中には,正規開拓者,特別開拓者,ベテル奉仕者さらに旅行する奉仕者などが挙げられます。(コリント第一 16:9)一つの励みある経験をお知らせいたしましょう。長老の父親を持つ三人の若い奉仕者は,小学生のころから両親とともに真の崇拝を擁護し,学生時代にはひんぱんに補助開拓奉仕を行ないました。三人は会衆である時期奉仕していた特別開拓者や家に滞在した幾人もの旅行する奉仕者との交わりを通して,また両親の愛ある継続的な援助を受けることによって開拓奉仕を自分たちの生涯の目標としました。現在では三人とも開拓奉仕という貴重な特権を心ゆくまで楽しんでおります。
4 では開拓者になる目標をどのように達成できるでしょうか。まず会衆とともに真の崇拝を積極的に支持してください。例えば定期的に奉仕に参加することによって,あなたは区域の人々に対し哀れみや愛情を一層強く感じるようになり,集会で思いと心を集中して学ぶことにより開拓者に求められる不屈の信仰や忍耐の特質を培い,加えて効果的な奉仕のための備えが得られるのです。また会衆内の老若男女を問わずあらゆる層の成員と交わり,彼らの豊富な人生経験,思慮深い考え方,人々に対する接し方から多くを学ぶのは何と有益なことでしょう。
5 あなたはこれまで補助開拓奉仕の経験をなさいましたか。そうであれば引き続き機会を捕えてこの奉仕に励み,将来の正規開拓奉仕への踏み石としてください。もしまだでしたら一日平均2時間,一か月60時間の補助開拓奉仕をぜひ楽しまれるようお勧めいたします。会衆と交わる開拓者と一緒に働き必要な援助や訓練を受けることができるでしょう。
6 開拓者と積極的に交わりながら彼らの奉仕や生活の経験を聞いたり,出版物に載せられる全時間伝道者の経験を読み,自分の精力をつぎ込んで神のご意志を行なっている人々の模範に注目いたしましょう。親や長老そして開拓者のみなさん,どうぞ若く活力に満ちた奉仕者の前に開拓奉仕の目標を置きそれを捕えるよう励まし続けてください。そして若い奉仕者のみなさん,滅びゆく事物の体制のためでなく,エホバと自分の心を喜ばせる悔いのない人生を送るよう決意しましょう。