支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
引き続き拡大が見られるのは大きな喜びです。記念式,特別講演などの活動を通してみなさんの会衆もいっそう活気に満ちていることでしょう。2月の奉仕報告はみなさんの立派な働きを反映しています。4万3,547人の伝道者と6万1,051件の家庭聖書研究が報告され,ともに新最高数でした。2月は寒く短い月でしたが今年は伝道の減少がありませんでした。みなさんの熱意をほめたいと思います。昨年12月の王国ニュースの活動の結果と思われますが,その後の再訪問により家庭聖書研究が増加したことも喜びです。
先月の「王国奉仕」は日本で1,000の会衆が設立されたことを伝えましたが,沼津の印刷工場においても,3月中にひとつの里程標を通過しました。1972年10月8日号「目ざめよ!」を皮切りにして丁度5年6か月目に沼津工場における雑誌の生産は1億冊を数えることになったのです! 1972年10月の伝道者数は1万4,920人でした。ともにすばらしい拡大です。すべての雑誌が人々の手に渡ったとするなら日本中の一人に対して一冊くらいの割合になります。2月中は78万冊以上が配布されました。引き続き雑誌を活発に用いてゆきましょう。毎月の自分の目標を持つのは良いことと思います。すでにお気付きのように,「ものみの塔」は4月1日号から,「目ざめよ!」は4月8日号から表紙のデザインが変わりました。それぞれの号の特徴が明確になり野外での配布が容易になることでしょう。
印刷について言えば,以前に発表されたオフセット印刷や製本の計画はどうなっているのだろうと考えている方もあることでしょう。その計画は引き続き行なわれています。しかし現在の沼津工場は法律により住居地域と呼ばれている区域にあるために,これ以上の増設が認められませんでした。それで計画がかなり遅れているのです。しかしそれがエホバ神のご意志であるなら業をおしとどめられることはありません。ではどのようにしてでしょうか。
それは多分印刷工場を別の場所に移すことによるかもしれません。そうです,再び新たな工場をより有利な場所に建設する必要があるということです。これには多大の労力と費用を要します。再び証人たちの自発的な奉仕によって,また金銭面での支持によって成し遂げられるでしょうか。若い兄弟たち,建設の技術を持っている兄弟たち,皆さんはこの建設のために一時的にベテルに来ることができますか。エホバのご意志であるなら必要な働き人が得られるものと期待しています。(詩 110:3)明確な計画ができしだい詳細な手紙をみなさんの会衆にお送りしたいと思います。
今年は再び活動に満ちた年となります。国際大会も目前に来ています。わたしたち皆が引き続き目を前方に向け,大患難の日まで忙しく主の業に励んでいますように。
暖かい兄弟愛を送ります。
支部で働く皆さんの兄弟たち