支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
日本で開かれた四つの国際大会! それは何とすばらしい霊の宴だったのでしょう。出席者全員は確かに心の踊るのを覚えたことでしょう。4ページの一欄表が示している通りどの大会にも予想を大きく上回る出席が得られました。四つの大会の最高出席者合計は7万8,136人で昨年より約8,000人も多いものでした。1973年大阪で開かれた国際大会には全日本から3万1,263人が出席したことを考えると,わずか5年の間に4万6,000人以上の人々がエホバの組織に導かれているのです。何とすばらしいことでしょう。エホバがあわれみを示しておられる間,一人でも多くの人が救いにあずかる者となるよう惜しみない援助を与え続けてゆきましょう。
大阪大会では最初の二日間台風の余波の激しい風雨の中で大会が行なわれました。講演者も聴衆もだれ一人席を立つ人はいません。「霊的な必要」に対する何とすばらしい認識でしょう。ある意味でわたしたちを試みるものといえるこのような状況の中で兄弟たちすべてが一致協力し,お互いを思いやり助け合う努力を示すことができたのは将来のより大きな試みに対する訓練とも言えるでしょう。
国際大会にふさわしく海外の代表者から経験や励ましの言葉を聞いたり,愛やあいさつを交わせたのも喜びでした。大阪大会には13の国からの約250人の出席者に加えて大勢の沖繩の代表者を迎えました。通常沖繩から大阪まで1日半の船旅ですが台風で船は遅れ2日半かかって大会に出席しました。出席者すべては惜しみない拍手で沖繩の兄弟たちを暖かく迎えました。東京大会ではナチ政権下をも含む48年もの間全時間奉仕を行なってきた忠実なドイツの兄弟姉妹の経験や,スペイン,シンガポール,太平洋の諸島からの代表者の経験も聞くことができました。これら外国の兄弟たちとの交わりがわたしたちに与えたものは,人種,言語,国籍などを異にする非常に大勢の兄弟姉妹たちをわたしたちは全世界に友として持っており,これらすべての人々はわたしたちと同じ信仰をいだいてエホバに献身し,王国の良いたよりを人々にふれ告げているのだという確信です。
わたしたちを世に引きもどそうとするあらゆる圧力にわたしたちは確固とした態度で立ち向かい,世を征服する勝利の信仰をしっかり保ち続けましょう。
7月の奉仕はどうでしたか。7月ある方々は大会出席の準備に忙しかったことでしょう。過去2年間,7月には伝道者が新最高数に達せず,減少がみられました。しかし今年みなさんは助け合いながら定期的に奉仕することと,忘れずに報告をきちんと提出することの重要性を認識して,熱心に努力されました。その結果日本の伝道者合計は初めて4万5,000人を上回り,4万5,019人の新最高数に達しました。みなさん本当に良く努力なさいました。秋の月々,どうぞ補助,正規など開拓奉仕を熱心に取り上げ,王国の業にお励みください。心からの愛とあいさつを送ります。
共に働く,日本支部の兄弟たち