支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
1982年5月15日,それは日本のエホバの証人たちにとって何と祝福された日となったことでしょう。1978年以来4年以上の歳月を費やしてすすめられてきた海老名ベテル建設工事が完了し,喜びのうちに献堂式を持つことができたからです。この献堂式のために,ものみの塔聖書冊子協会の会長F・W・フランズ兄弟と副会長のW・L・バリー兄弟が他の同行者と共に日本を訪問し,献堂式で話をしてくださいました。また地帯監督として来日されたR・ウォーレン兄弟の訪問も献堂式と重なったので,それはさらに喜びに満ちた集いとなりました。
献堂式には,長年にわたり日本で宣教者として働いてこられた方々に加え,1930年代,1940年代,1950年代にバプテスマを受けた,真理に長く忠節にとどまった約800人の方々,そして海老名支部の建設工事に直接携わってきた兄弟やその家族など合計で1,675人が出席しました。
5月16日,日曜日には北海道から沖繩まで,全日本の21の会場が電話回線によって結ばれ,1日の特別集会のプログラムを日本中の兄弟姉妹たちが楽しむことができました。収容能力の関係で,ベテルの献堂式にはわずかの方々しかお招きできませんでしたが,この特別集会には日本中で11万3,633人が出席し,まさに霊的な宴といえるプログラムや交わりを楽しむことができました。
エホバの崇拝をここ日本でさらに広めたいというわたしたちすべての願いをエホバは聞きとどけてくださいました。日本中の兄弟たちを感動させて,新しい支部の建設に必要な資金をエホバが備えてくださり,また自発的に建設工事に携わったすべての者をエホバは助け,業を導き,無事故のうちに建設の仕事を終えさせてくださったのです。すべてのものをエホバが備えてくださり,支部の完成をみることができたのですから,それは正しくエホバに捧げられ,エホバの崇拝のために十分に用いられるようわたしたちすべては決意を新たにすることができました。
長年にわたり支部の建設のために,経済的に支持を与えてくださったり,労力を提供してくださったり,励ましのことばをかけてくださったり,日々わたしたちのために祈りを捧げてくださったすべての方にわたしたちの心からの感謝を申し上げたいと思います。
4月には伝道者が6万8,593人の新最高数に達しましたが,これは過去40か月連続の新最高数で,そのほかにも正規開拓者,雑誌配布,再訪問も新最高数でした。そして4月8日の記念式には全日本で17万3,344人という驚くべき大勢の方々が出席されました。野外は拡大しており収穫の見込みは豊かです。すでに2台目のオフセット高速輪転機も据え付けられ,出版物が印刷されています。エホバの備えてくださるものを感謝のうちに最大限に活用し,この国でのエホバの崇拝を推し進めてまいりましょう。
心からの愛とあいさつを送ります。
日本支部で働くみなさんの兄弟