1991奉仕年度の日本の目標
1 日本支部は,1991奉仕年度も,エホバのご意志と調和した働きができるよう次の二つの目標を定めました。それは,(1)すべての伝道者が家庭聖書研究を司会する,(2)組織内の若者たちを助ける,というものです。
2 最初の目標は,すべての王国宣明者が,聖書研究の司会に直接あずかることです。奉仕者の中には「わたしにも聖書研究が一つあったなら」という積極的な願いを持つ人もいます。こうした願いを実現させる上で,長老をはじめ経験を積んだ開拓者たちの働きが今後大いに期待されています。また自分には他の人を教える自信がないと考えている人がいるかもしれません。では,そうした人たちをあなたの司会する家庭聖書研究に伴い,他の人を教えたいという願いを抱かせ,徐々に教えることに慣れ親しむよう援助できるかもしれません。聖書は,神の奉仕者すべてが初歩的な教えに留まることなく「教える者」となるよう励ましています。(ヘブライ 5:12)それで新しい伝道者や年若い奉仕者も,少なくとも一つの家庭聖書研究を司会することを個人の目標となさってください。
3 二番目の目標は,会衆と交わる若い人たちを援助することです。詩編 110編3節が「露玉のような若者の隊」と描写しているとおり,若い人たちは神の組織内で貴重な霊的資産となる可能性を持っています。わたしたちは,若い人たちが組織内でふさわしい立場を与えられ,必要な訓練や教育を受け,やがて開拓者や他の特権をとらえてほしいと望んでいます。そのために,会衆内で若い人の霊的進歩を促す優れた環境が整えられてゆかねばなりません。基本的には親の責任の範ちゅうにあるとはいえ,長老や他の成員にも若い人たちを援助できる分野が数多くあります。(コリント第二 12:14後半)とりわけ片親だけが真理にいる家庭の場合,特にそう言えます。
4 今後,これら二つの目標に関して多くの点が「王国宣教」の中で論じられることでしょう。それで,1991奉仕年度中,すべての奉仕者が上に挙げた二つの目標を心に留め,聖書と協会の出版物を通して与えられる種々の導きに真剣にこたえ応じ,エホバからの祝福を刈り取ることができますように。