「満足のいく生活」のブロシュアーから聖書の原則を示す
1 「満足のいく生活」のブロシュアーの第2部には,人々を悩ませている日常生活の問題の解決策が記されています。どうすれば,巧みに聖書の原則を示すことができるでしょうか。以下の近づき方を活用してください。家庭生活に関しては,「王国宣教」2002年8月号,8ページにある提案を参考にできます。
2 家庭生活
■ 「物があふれている時代ですが,親が子どもに与えることのできる最高の財産は,価値観だと言われる方にお会いします。愛する心や感謝する心を持ってほしいとおっしゃる方もおられますが,__さんはどんなお子さんに育ってほしいと思われますか。[答えの間を置く。それから箴言 22:6を読む。] 自分のことを振り返っても,正しい価値観は教えられないと身につかないですし,早く教えられる必要のあることだと思います。[第2部の2節にある三つの原則を当てはめるなら,バランスの取れたしつけができることを述べる]」。
3 金銭の管理
■ 「ここ数年,銀行や会社が倒産し,今も見通しはあまりよくないようです。経済的なことはだれにとってもストレスになりやすいですね。どんな種類の問題でも物の見方を変えるとストレスが軽減されることがありますが,この言葉をどう思われますか。[テモテ第一 6:7,8,10を読む。] このような見方は,今の世の中では特に必要かもしれませんね。[第2部の9節から,ほかにも身につけるとよい考え方があることに言及する]」。
4 人間関係
■ 「家族や友人から人間関係に関して相談されることがありますね。以前に比べて,自分の考えを大切にする人が増えていますから,コミュニケーションを図るときには,相手の話をよく聞くことや考えを理解するよう努力することが役立っているとおっしゃる方もいます。__さんもそう思われますか。[箴言 19:11かヤコブ 1:19を開く。それに応じて第2部の11節か12節を示す]」。
5 ストレス
■ 「スポーツ選手がスランプに陥るということを聞くことがありますが,人生においてもスランプのように思える時がありますね。そんなときに,積極的な考え方をするのは難しいですが,この言葉をどう思われますか。[使徒 20:35を読む。] 物事がうまくゆかないときほど気持ちが内向的になりやすいので,そのような時に他の人に少しの親切を示し,与える精神を持つことは,積極的で明るい気持ちになるのに役立つようです。聖書は,価値あるアドバイスの宝庫と言われていますが,ストレスに対処してゆくための良い提案が幾つもあります。[第2部の14節を示す]」。
6 最初の訪問に加えて,雑誌を配布した人にも,これらの証言方法を活用してください。聖書の教えの価値を認識する人は,やがてその教えにしたがって行動するようになるでしょう。―マタ 13:45,46。