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  • あなたの家族を麻薬から守りなさい
  • 目ざめよ! 1970
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目ざめよ! 1970
目70 8/8 5–8ページ

あなたの家族を麻薬から守りなさい

麻薬の乱用という問題に子どもたちが対処できるようにするには親はどうすればよいのですか。この点でどんな対策が成果を収めましたか。

親の皆さん,目ざめてください。今日,麻薬の問題は無視することのできない,深刻な問題と化しているのです。

一世代前には,家や物置の陰でタバコを吸う少年がいました。しかし今日,危険な薬や麻薬を用いる若者の数は憂慮すべきものとなっています。彼らの親たちの中で,タバコを吸ったために肺がんになって死んだ者はぼう大な数に上ります。学校の“友だち”の差し出す麻薬も,やがて身の破滅を招くものになりかねません。

麻薬が親に提供されることはまずありません。したがって,経験がないわけですから,親は何を警戒すべきか,子どもにどのような警告を与えるべきかを学ぶ必要があります。そのために,具体的な例を少しあげて,良心的な親と子どもたちの益を図ることにしましょう。

アメリカのロスアンジェルスに住むジャフス君は,高校の洗面所で友人から麻薬をすすめられました。彼はどのように誘惑されましたか。「こっちへ来て,これをためしてごらんよ」と友だちに促されました。「そうすれば,君もひとりまえになるんだ。それにいい気持ちになるぞ」。また,別のときには,近所の貸洗濯機屋で,麻薬で楽々と金をかせいだとふいちょうする麻薬の「押し売り」に会いました。彼は自分の家にマリファナの大びんと,「レッズ」(セコナル)の大きな容器があるからこないか,と言って,ジャフス君を誘いました。このような場合どうすべきですか。ジャフス君は,その時自分のしたことをこう話しました。「できるだけ早く,その場を出ました」。

生徒と話してみると,麻薬は多くの場合,学校で手にはいることがわかります。生徒は洗面所でマリファナを吸うのです。洗面所で麻薬が目につくこともたびたびあります。ロスアンジェルスのある家族は,むすこが学校から帰ってくると,すぐ洗面所に駆け込むので不審に思っていました。やがて,むすこが学校の手洗所を使用しないことがわかりました。そこでは生徒が麻薬を用いたり,他の不道徳な行為をしたりしているからです。報告によると,危険な麻薬を所持していたかどで逮捕されたロスアンジェルスの若者の数は,1967年から1968年にかけて247%も上昇しました。

すぐれた保護

このような経験をしたことのある若者と話し合ってみると,一つの事実が明らかになってきます。つまり,一般的に言って,エホバの証人の子どもたちは,高い道徳の原則を守っているため,他の生徒ほど大きな問題を持っていないという点です。「ぼくはエホバの証人だから」と言って,バルビツール酸塩を断わった生徒に,その「押し売り」学生は,「どうせ,君たちに用はないんだから」と言って立ち去りました。

15歳になるマリリンは,学校で麻薬がはやっていることを知っていましたが,だれも彼女に麻薬をすすめたことがありません。その理由は,「そういう人たちは,いつもきまっていっしょになっていますから,その人たちといっしょにいなければ,まず,すすめられることはありません」。

大ぜいの生徒が麻薬所持で逮捕された学校に通うむすこを持つあるエホバの証人は,自分のむすこに,麻薬をすすめられたことがあるか,と尋ねたところ,ない,というのが答えでした。麻薬を見たことがあるか,という質問に,むすこは,いいえ,と答えました。

なぜ見たことがなかったのですか。一般に,何かをするように誘いかけられない人がいるものだからです。若者であっても,自分がどんな原則に基づいて生活しているかを,その行動によって表わすものです。聖書の原則が実際に教えられる家庭に育つ子どもたちは,非常に有利な立場にあると言えます。なぜなら彼らが高い原則に従っているということを,他の若者たちはよく知っているからです。他の子どもたちの場合と異なり,証人たちの子どもに麻薬の使用者が近寄らないのは,こういう理由があるからです。聖書の原則に従って生活していることは,彼らの身の守りとなっています。

霊的な価値のある事柄を教え込みなさい

麻薬を用いたことのある多くの若者は,世界の険悪な状態や,物質を追い求める親の生活態度にうんざりしている,と言います。卒業を前にしたある高校3年生はこう語りました。「今,楽しい思いをすればよいということ以外に,生きる真の目的を持っている生徒はほとんどいません。いろいろな仕事で『成功する』ように,とまわりの人が言うのを,ばかげたこととみんな考えています」。麻薬の悪習を絶ったある若い夫婦は次のように語りました。「今の子どもたちは現体制にあきあきしています。ですから麻薬を飲むのです ― 一種の逃避ですね。……彼らが抗議しているのは,今日の世界の偽善です」。

13歳のときから麻薬を用いはじめたドーリンはこう語りました。「今ごろの子どもたちは何も信ずるものがないんです。わたしも何を信じてよいのかわかりませんでした。『陶酔感にひたる』ために生きていました。死のうが生きようが,そんなことはどうでもよかったのです」。しかし,エホバの証人としての現在の生活について,その少女は次のように付け加えました。「今は,わたしの生活のささえとなるものがあります。そのため,人生がほんとうに価値あるものとなりました。以前の人生には,なんの意味もありませんでした。わたしは親たちに,こうお願いしたいのです。子どもを正しく育てなさい。信ずることができるもの,ささえとなる事柄を子どもに与えてください」。

肝要なことは,子どもに聖書の原則を教えること,信ずることのできる確かなものを与えてやることです。人間は,なかでも若者は心から平和・安全・健康そして命を叫び求めています。彼らは,戦争やききんまた病気に脅かされることのない生活を望んでいます。神のことば聖書は次のような招待を差し伸べています。「エホバによりたのみて善をおこなへ……エホバはなんぢが心のねがひを汝にあたへたまはん」。(詩 37:3,4)エホバは「義の住む」新しい秩序を備えることにより,ご自分に信頼を寄せる人々すべての心の願いを満たしてくださるのです。(ペテロ後 3:13)その新しい秩序で,エホバは完全な健康と終わりのない命に対する心からの願いをさえかなえてくださいます。エホバは,「かれらの目の涙をことごとくぬぐひ去り給はん。今よりのち死もなく」なるからです。(黙示 21:4)これはなんとすばらしい希望ではありませんか。これこそ若者が信じ,かつ強い期待を寄せることのできるものです。それはエホバが約束されたことであり,神は「偽ることができない」からです。―テトス 1:2,新。

では,将来に対する聖書のこの希望を若者に与えてください。また,麻薬を用いる悪習を子どもたちに避けさせるためには,親の良い訓練とともに,子どもがみずから神のみことばを生活に当てはめることが肝要です。

子どもと話し合いなさい

親は麻薬乱用の問題について,子どもたちと話し合うべきです。親子の間の意志の疎通が肝要です。(申命 6:6,7。箴言 22:6)そして,子どもと話し合いながら,麻薬をもて遊ぶ子どもたちといっしょになったことがあるかどうかを,とがめるのではなく,冷静さと同情心を示しつつ,尋ねることができるでしょう。麻薬に手を出したばかりの青少年は,良心の痛みを和らげようとして,それについて話したがるものです。

子どもと話す場合,その話し方は非常に重要です。(エペソ 6:4)しじゅうがみがみと小言をいうのはよくありません。以前に麻薬常用者だった人は次のように語りました。「彼らの心を捕えるには,原則と論理しかありません。感情に訴えても効果はありません。親がまずしなければならないことは,聖書から原則を用いて,麻薬を使うのがなぜ誤りであるかを説明することだと思います。最初に,ある種の麻薬を所持することは法律違反であること。だから,それを所持するなら,『上にある権威』に従っていないことになり,聖書の原則を破る結果になる。(ロマ 13:1)さらに,麻薬を求めるなら,そうした物とかかわりあいを持つ人々と交わらねばならない。そうすると,悪い交わりを持つことになり,クリスチャンの原則を犯す。(コリント前 15:33)また,『快楽を愛する者』となり,何よりも麻薬を得ることにうつつをぬかすようになる。(テモテ後 3:4)悪い習慣をつちかっており,『神に喜ばれる生きた,聖なる犠牲として』自分をささげること,つまり『理性の力で行なう神聖な奉仕』を果たしていない」。―ロマ 12:1,新。

結論として,以前に麻薬常用者であったこの人は,「親は,感情に訴えるのではなく,原則に基づいて説明すべきだと思います」と語りました。

以上のことから次の教訓を学べます。子どもを麻薬の乱用から守るには,聖書の原則を小さいときから子どもに教え込まねばならないこと,それに加えて,親は現実に即した,理解と同情に富んだ助言を与えることです。

親たち,良い聞き手になりなさい

親は子どもと話し合う際,子どもの話すことを注意深く聞くべきです。そうするならば子どもがどこで,だれと時を過ごしているかがわかります。子どもは,自分が「友だち」と考えている,親しい仲間から麻薬に誘われる場合が少なくありません。以前麻薬常用者であった,ひとりのエホバの証人はこう語りました。「わたしはほとんど5年間麻薬を用いましたが,そのときの経験から言うと,最初に強制されて麻薬を用いたという人には会ったことがありません。親しい友人でないかぎり,ただで麻薬をあげるということはまずありませんし,たくさん持っていても,ほんの少ししか分けないものです。麻薬を用いる人は,自分から求めてそうするのです」。子どもの言うことに耳を傾けるなら,子供をそのような,いわゆる友だちから保護できるかもしれません。

以前麻薬常用者であった人々をインタビューしたある父親は,次のように語りました。「たいへん興味深い点ですが,わたしのインタビューした麻薬常用者はふたりとも,好奇心または関心があって故意に麻薬に手を出しました。別にだれかに強制されたからではありません。この点は『予防策』に関して,非常に大切なことを教えてくれます。正しい思いを保つことと聖書の原則に対する,強い動機を養わねばならないということです。この動機を持つ人の間では,麻薬はたいして問題とはならないようです。そういう人には多くの場合,麻薬を用いる他の若者が近寄らないものです」。

青少年は防備を強調する

若い人々は,麻薬の乱用から身を守るものとして,親子の密接な関係のたいせつさを強調します。かつて麻薬常用者であったひとりの人はこう強調しています。「親と子の密接な,不断の関係が最善の予防薬です」。聖書も,それが保護となることを述べています。(箴言 6:20-22)あなたの子どもとの関係はどんなものですか。

言うまでもなく,家族で行なう聖書研究は若者を麻薬中毒から守るのにきわめて重要な働きをします。なぜなら,そのような聖書研究において,正しい原則が説明され,有意義な目標がはっきりと設定されるからです。ひとりの若者は聖書研究の結果をこう書いています。「わたしたちの生活はほんとうにすばらしい変化を遂げました。今の生活のどの1時間と比べても,麻薬で味わえるいわゆる『霊的経験』は空虚なものです」。

この若者の経験から,聖書の原則に従うことを生活の道とするように励まされます。そうした励みを得るため,エホバの証人と聖書の研究をしてください。何百万もの人々がそうしているのです。エホバの証人はこの奉仕を無償で,しかも喜んで行なっています。それは現在また将来に,豊かな報いをもたらすものとなるでしょう。―ヨハネ 17:3。

[6ページの図版]

こどもを麻薬から守るには,聖書の原則を教えることが肝要

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