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目ざめよ! 1971
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増大する教会内部の分裂

道徳と政治にかんするカトリック教会の僧職者のあいだの相反する態度は他の領域にもこぼれ出ています。フランスのテレビ聴視者はこの状態も見ることができました。

注目を浴びたひとつのことは,アムステルダムのプロテスタント教会で行なわれた信仰合同聖ざんミサです。説教はカトリックの司祭が行ないました。オランダではこのような『教会合同礼拝』が日曜ごとに行なわれています。しかし彼らは,土地の教階制度やローマの支持には従いません。

聴視者はまた,アムステルダムの「学生教区」を紹介されました。ここでは4人のカトリック司祭が奉仕しており,うちひとりは結婚しています。結婚していても彼は日曜ごとにミサを挙行しています。テレビのインタビューを扱った係員は,土地の教階制度もローマも,その司祭に対して何の懲戒措置も取らなかったことにおどろきを表わしました。

それに対し,4人の司祭のひとりは,「ローマは恐れているのです」と答えました。この点について質問を受けた司教は,「懲戒処分は賢明ではないようです」と回避的な答えをしました。ところがアメリカでは,ひとりの司祭が最近,結婚し子どものいることが発覚して破門されています。

司祭が結婚しようと独身でいようと,それは本人の自由であるべきだと考えるか,という質問を受けたある修道女は次のように率直に答えました。「ほんとうにそうであってほしいと思います。法王の憤りに私は憤慨せずにはいられないことがあります。イタリア,スペイン,南アメリカには,司祭を父親とする私生児が無数にいるのです。法王はこのことについて何も言わず,これらの司祭たちはミサを挙行し,告白を聴くことを許されているのです」。

ひとりの司祭はアメリカのカトリック教徒のあいだの人種的分裂について触れ,その状態はミュージカル・ドラマ「ウェストサイド物語」によく現われていると語りました。二つのギャングがおり,一方はヨーロッパ移民のアメリカ人,他方はプエルトリコ系アメリカ人で,その両者とも胸に十字架をかけたカトリック信者から成っているというのです。しかしそのことは,彼らの憎しみ合いや争いを防ぐものとはなっていません。またボルチモアのある黒人のカトリック司祭は,アメリカのカトリック教会内部における人種的分裂を指摘しました。

フランスにおけるカトリック主義の分裂状態は,保守的なあるフランス・カトリック教徒をインタビューしたときに明るみに出ました。この人は最保守派のカトリック組織に属しています。この組織は,『進歩的』にすぎると自分たちが考える他のカトリック教徒に対し,暴力に訴えて反対してきました。この保守派の活動は,ミサがラテン語でなくフランス語で行なわれているといって,カトリック教会の礼拝式を中止させることまでしてきました。

番組のひとつはフランス人の3人の司教の証言をもって終わり,うちひとりはカトリック教会の分裂を認めました。しかしこのときまでには聴視者はすでに自分でそのことを悟っていました。またその同じ司教は,ときどき自分の信仰に「問題」を感じることがあり,イエス・キリストへの「信仰に生きる単純な人たち」がうらやましいと告白しました。

カトリック教徒にとって,こうした事態の暴露はローマ・カトリック教の将来を確信させるものではありませんでした。聴視者の多くはひどい失望感をはばからずに表わしました。

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