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目ざめよ! 1972
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足のことを忘れないでください

車を使いつけている人は,歩くことに新たな楽しみを見いだすことがあります。車は人を目的地までずっと速く運びますが,ほんとうに旅行を楽しむには,足 ― 良い状態にあっての話ですが ― にしくものはありません。丘陵の雄大な美しさ,気持ちのよい森のかおりや鳥のさえずりなどが大いに楽しめるのは歩いている時です。

しかし,足は人を自分で動くものにするだけでなく,人の感覚や内的感情に対しても自動的に反応します。足は,怒った時には床を踏み鳴らし,うれしい時には踊り,心配事のある時には速度がゆるみます。

年配の人で屋外に出て歩ける人の場合に,足は心臓や肺や筋肉に必要な運動をさせます。その結果血のめぐりがよくなり,食欲が増し,ねつきもよくなります。

走ったり,踊ったり,スケートをしたり,あるいはぶらりと散歩に出るだけでもずいぶん気持ちがせいせいするものです。確かに足は,からだ全体の福利のためにからだの他の部分すべてと共同するようにつくられています。足は大きな価値のあるものとして扱うべきではないでしょうか。

すばらしくつくられている

足の専門家,もしくは機械家の立場から足を見た場合,足の価値は見なおされるでしょう。構造は簡単ですが,強じんな力があります。平均寿命である70年から80年のあいだに,足は12万㌔ほど歩くようです。それに伴うすべての衝撃を吸収するため,足はそれぞれ,26の骨と214の靭帯が複雑に組み合わさってできています。

それらは実に見事に組み合って,かかとから指のつけ根に至る弓を形成しています。歩行のとき,最初に体重がかかるのはかかとです。それから体重は,不規則な形をした足根骨もしくは距骨,次に5本の長い中足骨,指の14の骨へと移動して行き,指の骨が前方へ出るはずみをつけます。

足の保護と足に合ったくつ

からだの他の重要な部分と同様,足にも適切な保護が必要です。少しの注意を払うだけで,よりよい健康と幸福という大きな配当があります。なぜなら,よく言われるように,「足が痛めば,からだ全体が痛む」からです。まさしくそのとおりになることがあります。足が痛いと神経質になったり,いらいらしたりすることがありますし,頭痛,脚や背中の筋肉の痛み,吐き気などを感じたり,食欲が減退したり,からだ全体に支障をきたすことがあります。

足を保護するのに大切なことはなんといってもくつを選ぶことでしょう。S・ウィクラー博士は自著「くつを脱いで歩きなさい」の中で「足の病気のおもな原因が,どんな型のくつをはくかにあることは今や疑問の余地がない,とわたしは考えている」と述べています。

くつを選ぶ時の心得を二,三あげてみましょう。通気性の点からみて,くつ底や甲皮が全部皮でできているもの。(暑い気候の時に汗が出て困る場合はサンダルがよい)ゴムは衝撃を減らすので,かかとはゴムのものがよい。足は1日の間にしだいにむくむので,くつを合わせるのは夕方にする。一方の足の方が他方よりも大きいということがよくあるから,両足をはかり,大きいほうの足に合わせて選ぶ。指の自由がきくように,少なくとも1㌢は余裕のある大きさのくつにする,などです。はきごこちの悪いくつをはきならそうとするのは賢明ではありません。

流行ははきごこちのよさや健康を尊重してはくれません。婦人用のくつの場合は特にそうです。高いヒールとか細くてとがったつま先は足の構造に合いません。女性のほうが男性の4倍も多く足の病気にかかる要因はそこにあります。

子どものためには,長くはけるくつを買って節約しようとするのは賢明ではありません。2歳から6歳くらいまでは,1か月ないし2か月ごとに新しいくつが必要でしょう。

幼児の場合,ソックスがきついと足の形が悪くなりますから,“伸縮性”に気をつけます。乳児については,ベッドのシーツが柔らかく小さな足の骨をくるみ込んでいないかどうかにも気をつけなければなりません。

一般的な足の病気と二,三の提案

保護を怠ると,足はいろいろな方法でそれを教えてくれます。うおのめができる,足のつめが肉に食い込む,土ふまずが落ちる,底豆や水むしができる,などはごく一般的な例です。

うおのめは指が圧迫されるところにできます。組織が病的に増殖して厚くなり,こんどはそれが皮膚のさらに深い層を圧迫し,そこが痛むようになります。うおのめは,ふつう,足に合わないくつをはくとき,指の関節に当るところにできます。うおのめが炎症を起こしてうみがたまると,治療の必要を感じるようになります。腕のよい医者に手術をしてもらうのが一番です。カミソリの刃や薬を使うのは賢明ではありません。そのために簡単なうおのめもめんどうなものになることがあります。モールスキンのばんそうこうは痛みをやわらげますが,問題をもっと永久的に解決するには足によく合うくつが必要です。

合わないくつをはくと指のつめが肉にくい込むことがあります。ぴったりしたくつ下が,切りかたのまずいつめを圧迫する場合にもそうなります。治療するには,つめのはえぎわをきれいにし,つめの下に薬をぬった綿を当てます。ひどい場合はつめを取り除く手術をしなければならないでしょう。予防としては,指を圧迫するくつを避け,つめを横にまっすぐに,しかも短すぎないように切ることです。

底豆は,とくに親指の第一関節のところにできる堅くて痛いはれものです。その部分の組織が赤い色を帯びて厚くなるのです。底豆ができると歩けなくなることもありますから,あまりきゅうくつなくつをはかないのはよいことです。痛みを軽くするためには,特別に考案された用具を求めることができます。指をのばすのに必要な場合もあるでしょう。くつを注意深く選ぶのは確かにむだなことではありません。

土ふまずが落ちるのは,底豆と同様,遺伝的な弱さがおもな原因ですが,堅くて柔軟性のない所に長時間立っていたり,また歩いたりするなど,土ふまずが落ちるのを速める事柄を避けるように注意することができます。そうしたことが避けられない人には,厚くて柔らかい,あるいはよろい張りしたくつ底のものが勧められています。また,特製のくつやサポートもいくらか役だちます。

たこは足の親指のつけ根にできます。たこができたら,その部分にかかる余分の圧迫をやわらげるためのくさびやリフトや器具を手に入れることができます。その間に,ほんとうに足に合う,つまり,足の骨に無理がかからず,足が伸びたりはれたりしてもはけるくつをさがします。

足とくつとのすき間はせまいので,温度や湿度が上がりやすく,そうした条件のもとでは普通の無害な糸状菌が皮膚のさけ目やひび割れた部分で活発になります。水虫とかタムシができたら,足の保護にもっと注意を払わなければならないというしるしです。水虫の兆候があるなら,刺激のない石けんで日に2回足を洗い,指の間をかわかして寄生菌にきく薬をつけます。皮疹が見えたらできるだけはやく治療します。それがいったん広がると,“足を押え”てしまうからです。あまりひどくなったら,ふつう,医者に見せ,もっと特殊の治療を受けるのが賢明です。

これらの病気やさらに多くの病気にかかるのは,足をおろそかにした報いです。その代償は,時間,お金,不愉快な気持ちや不便さです。しかし,毎日少しの注意をすれば,それはすぐに報われ,さらに将来もっと大きな報いを期待することができます。

からだをすっかり休めるのに役立つのは足のマッサージです。まさつを少なくするためにコールド・クリームかオリーブ油を足につけ,指で輪をかくようにもみます。ひどく興奮していたり緊張していたりすると,初めの数分間は知覚が非常に刺激されますが,自制心を働かせ,マッサージをしてくれる人にもっと力を入れてもらうと,まもなく気持ちが落ちついてきます。

あなたの足はあなたひとりのために設計されています。足に対する認識が深まることは,あなたの作り主そして巧みな設計者であるエホバ神に対する認識,そうです,感謝の念が深まることを意味します。

足のことを忘れないでください。そしてさらにたいせつなこととして,あなたに足を与えてくださった方を忘れないでください。

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