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目ざめよ! 1974
目74 1/8 20–22ページ

今がどんな時代であるかを明らかにする「しるし」

わたしたちは,自分が時の流れのどのあたりに住んでいるか,世界がどこに向かって進んでいるかについて,疑問をいだく必要はありません。そのことをわたしたちに告げるしるしがあるからです。それは実際に大きなしるしで,全世界で読めるほどのものです。

この世界的規模のしるしは,聖書のマタイによる書 24章,マルコによる書 13章,そしてルカによる書 21章にしるされている,キリスト・イエスの預言の成就として存在します。それでまずそのしるしが何で成っているかを調べ,そのあと,あなた自身の目や耳や他の感覚が告げる今日起きている事柄とそれとを比較してみてください。

この多くの面をもつ預言的しるしには次のような事柄が含まれます。

「戦争のこと,また戦争の知らせ」が著しく,「大きな地震があり,そこからここへと疫病[伝染病]や食糧不足が起こ」る時代。人びとの間でははなはだしく「不法が増」し,「逃げ道を知らない諸国民」は「苦もん」します。それでも人びとは物質的な事柄に注意を奪われて,自分たちの周囲に見られる警告となるしるしを意に介しません。

わたしたちはこの複合のしるしを見ているでしょうか。それは1914年以降見えていますか。事実はどうですか。

戦争は1914年以来次々と生じています。その時から現在までの期間は適切に「暴力の時代」と呼ばれています。フランスの将軍リシャール・トーミンが書いた「第一次世界大戦」と題する本の序文の中で,マルチン・キーファーは,同大戦がそれ以前のすべての戦争とどのように異なっていたかを示しています。彼はこう述べています。

「これほど多くの国が,そしてこれほど大きな軍隊が,これほど大規模な戦闘で相対したことはかつてなかった。戦死したり不具になった戦闘員の数がこれほど多数にのぼったこともなかったし,兵士がこれほど強力な武器を持って戦争に行ったこともなかった……

「第一次世界大戦は最初の『全面』戦争であった。そしてそういうものとして参加者すべての思いに大きな衝撃を与えた……」。

第一次世界大戦は1,000万の死者を出し,第二次世界大戦はさらに5,500万の死者を出しました。そして第二次世界大戦終結後も,100以上の戦争が世界のいろいろな場所で行なわれました。アメリカがベトナム戦争で行なった爆撃だけでも,第二次世界大戦中に全交戦国が行なった爆撃を上回ります。

疫病は20世紀における人類の医学の進歩をあざわらっています。スペイン風という疫病は,それだけで,1918年から1919年におよぶ幾か月かの間に,全世界で2,100万の人を殺しました。「危機と変化の年1918年」という本は,その悲惨な影響を次のように説明しています。

「戦争末期のインフルエンザの流行はすさまじいもので,医学界はてんやわんやの大騒ぎであった……

「この疫病の非常に危険な点は,医者がなおせないばかりでなく,それをくいとめるすべがないことであった。当時の当局者によると,これほど遠く速く広がった疫病はない。……世界は史上最悪の疫病に悩まされた。……その疫病は戦争そのものよりもはるかに多くの人を殺した」。

「インドだけでも1,250万,つまり総人口の4%がその疫病で死んだ。アメリカではその疫病は50万人の命を奪った」。

現在ではガン,心臓病,精神病,性病,麻薬中毒などがみな,広く流行している疫病と言えます。汚染による毒を,核戦争よりも大きな脅威と見る当局者たちもいます。

食糧不足は1914年以来,飢餓または栄養失調という恐ろしいものを,絶えず地上に出現させています。ヨーロッパでは,戦争中の1914年から1918年にかけて各地にききんがあり,ソ連では多数の人が餓死しました。ワールド・ブック百科辞典(1970年版)は,「第二次世界大戦後,史上最悪の世界的食糧不足が生じた」と述べています。食糧不足は悪化し,今日3人にひとりは栄養失調にかかっているか,またはしだいに餓死しています。多くの国で食品の値段が急騰しています。

地震も1914年以来この地球をひんぱんに,また激しくゆさぶっています。そしてニカラグアのマナグアのような多くの都市を全壊させ,大きな山を引き裂き,町々を大量の土の下に埋めて,70万を越える人びとの命を奪い,計りしれないほど多くの資産を破壊しました。

不法は都市や町やいなかをしだいに恐怖に落し入れています。犯罪の被害はアメリカだけで1年に510億㌦(13兆2,600億円)増加しました。とりわけ注目に値するのは,いわゆる「りっぱな」人びとの間の犯罪の増加です。アメリカでは,重役や「信頼されている」従業員たちが勤務先の会社で,1年に平均80億㌦(約2兆800億円)の盗みを働きます。

しかし不法は盗み,殺人,その他それに類する犯罪だけに限られてはいません。1914年以降,人間の道徳規準はしだいにくつがえされ,そのために不法が急増しました。宗教組織の中には,聖書に見いだされる神のおきてを,「時代おくれである」とか,「実際的でない」として無視する,あるいはわきへ押しやるものがふえています。

予告されていた「諸国民の苦もん」は今ここに臨んでいます。世界の指導者たちが差し迫った問題の『のがれ道』を知らず,混乱の度を深めていることは見た目にも明らかです。そしてますます多くの人びとが,物質の追求に没頭し,世界が破局に向かって漂い流れていることに目を閉じようとしています。

そうです,わたしたちが今,予告されていた危機の時代に住んでいることを示す最も強力な証拠は,人びと自身に見られると言えるでしょう。霊感を受けた使徒パウロの次のことばと,あなたが今日ご自分の目で見ておられることを比較してください。

「しかし,このことを知っておきなさい。すなわち,終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人びとは自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,中傷する者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者,裏切る者,片意地な者,誇りのために思い上がる者,神を愛するより快楽を愛する者,敬神の専念という形を取りながらその力において実質のない者となるからです」― テモテ第二 3:1-5。

これらのことばは確かに1914年以降地上に住んでいる世代に当てはまるものであって,歴史の中の他のどの世代にも当てはまりません。またわたしたちはその傾向が逆になって良くなることを期待すべきでもありません。そういう人びとはむしろ,同じ預言が警告しているように,「いよいよ悪に進み,惑わしたり惑わされたりする」にちがいありません。―テモテ第二 3:13。

わたしたちが自分の目で見,自分の耳で聞く事柄は,わたしたちが「末の日」,「終わりの日」に住んでいることを証しします。何の終わりの日でしょうか。それはこの地球の終わりでも全人類の終わりの日でもなく,現在の世界の秩序およびその秩序とともに堕落への道をたどりつづける人びとの終わりの日です。

ですから,わたしたちの時代がどんな時代であるかを示す預言的しるしは世界中で見られるわけです。これらが成就していることは事実が明白に物語っています。それらは,予告されていた時期に正確に,予告されていた方法で生じました。世界の指導者たちは,なぜ世界は現在苦もんしているのか,いったいどこに向かって進んでいるのかを説明することができません。ではわたしたちの前途を示す,聖書が与える啓発的なビジョンを,真剣に検討してみることはいかがですか。

[21ページの図版]

この時代に起こることを予告されていたしるしは現在世界中で見られ,この世界がどこに向かって進んでいるかを正確に告げている

地震

戦争

食糧不足

疫病

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