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目ざめよ! 1975
目75 2/22 17–21ページ

エホバの証人はどのような人々ですか

『証人たちは反社会的,反キリスト教的,もしくは精神異常である,と考えている人々がまだアメリカ国民の大きな部分を占めている』。これはクリーブランド・プレス紙の論評です。一方,多くの新聞の特約寄稿家であった故ルイス・カッセルは,エホバの証人が「秩序正しく,清潔な生活を送り,礼儀正しい人々である」ことを述べました。―ヒューストン・クロニックル1973年8月26日付。

見解がこれほど大きく異なっているのですから,エホバの証人について誤った情報がかなり伝えられていることは明らかです。エホバの証人は,実際のところどんな人々ですか。それを知る機会は,昨年の夏に開かれた,エホバの証人の「神の目的」地域大会のさいに与えられました。

アメリカでは,この四日間の大会が合計69か所で開催され,他の国々でも合計140以上の大会が開かれました。すでに47の国で合計182万2,672人の人がそうした集まりに出席し,アメリカだけで89万1,819名が出席しました。

多数の報道関係者を含む幾千人もの訪問者は,エホバの証人についてどんなことを知りましたか。

ローマ・カトリック教徒の一婦人は,カリフォルニア州に住む自分の娘を訪ねるためにメキシコから来ましたが,そのさいにイングルウッドでの大会に出席しました。その婦人はこう語りました。「わたしにとってこれは本当に驚きです。生まれてこのかたこのようなものを見たことはありません。わたしが証人たちについて真実を知る機会を得たのはこれが初めてです。司祭たちがわたしに告げたたくさんの事は偽りにすぎなかったことがわかります」。

証人たちは“反社会的”か

エホバの証人は,“反社会的”であるとして,しばしば誹謗されてきました。しかし本当にそうですか。彼らは,アメリカの,あるいは他のどの国のものであれ,自分の住む国の法と秩序を損なおうとしていますか。ニューヨーク・アムステルダム・ニューズ紙は,同市で夏の大会が開かれたさい,その論説欄で次のように述べました。

「わが国民の道徳観が厳しく問い直され,主要な宗教が永年確立されてきた道徳律に対する反抗に直面している今の時にあって,エホバの証人の大会をここに迎えるのは喜びである。……信仰を堅く守るそうした人々は,この町にとって,またこの罪深い国民全体にとっても,貴重な存在である。それは,彼らが,この時代の醜聞,殺人,道徳崩壊などの中でりっぱな模範を示しているからである」― 1974年8月10日付。

これは,エホバの証人が,無法で破壊的な人々であるどころか,むしろ社会にとって価値ある存在であることを示していませんか。彼らを知るようになった人々はそうした結論に達しています。「あなたがたの組織の成員が自分たちのたくさんの仕事をとても能率的に,しかも笑みを浮かべながら果たしているのを見るのは喜びでした。わたしが接した人は皆……礼儀正しく,助けとなる人たちでした」。これは,昨夏,ガイアナの証人たちが大会を開いたある公園の管理者の書いたことばです。この点に関しては,サンディエゴ・ユニオン紙の論説欄が述べたことにも注目してください。

「公共施設に大群衆が集まると,たいていは治安当局者や清掃当局者の頭痛の種が増えるのがこの時代であるが,先週末サンディエゴ市で開催されたエホバの証人の地域大会は著しい例外であった。四日間の大会の最高潮には,十代の若者や子どもを含むこの派の成員3万7,000人がサンディエゴ球場の内外に集まったが,そうした大きな集まりが起こしがちな問題を示すものは何もなかった。

「エホバの証人は,自己鍛錬によって何を成しうるかを思い出させてくれた。球場職員の一人が述べるとおり,彼らの清掃作業は非常に効果的であり,その会場を,来た時よりも良い状態にして帰って行った。どの都市であっても,証人たちのような客であれば喜んで迎えるであろう」― 1974年7月10日付。

ル・ソレイユ紙はこう報じました。「ケベック市警察当局は,その大会の組織者たちに助力を申し出たが,今のところそのような要請はなされていない。ユース・パビリオンにはかなりの群衆が集まっているが,たばこを吸ったり,アルコール飲料を飲んだりしている者は一人もいないのであるから,それも当然であろう」― 1974年8月9日付。

こうした報道から見て,エホバの証人が国家の最善の益に添わないと考える人が多くいるのはなぜでしょうか。それは特に,宗教指導者たちがしばしばそうした偽りの非難をし,多くの人がそれをただ信じたからです。そうした宗教指導者たちがエホバの証人を嫌うのは,証人たちが諸教会の偽善と誤った教えを暴露するからです。また彼らは証人たちの業績をそねんでいます。それは,プロビデンス・ジャーナル・ブルティン紙にも次のように示されています。

「『あの熱心さが我々にもあるとよいのだが』

「このあるいはこれと似たことばが,エホバの証人の宣教活動について,いわゆる“主流”教派の僧職者や信徒の口から幾度も繰り返し発せられるのを当記者は聞いた。

「言うまでもなく,こうしたことばを述べる人々は,エホバの証人の公の活動の特徴である家から家への証言の業について言及しているのである。

「しかし,他の宗教組織であれば請負業者その他の賃金労働力を雇ってする仕事を,エホバの証人が自らの手で行なってしまうことについてはそれほど知られていない。

「『王国会館』と呼ばれる彼らの教会堂は,証人たちの手で建てられている……木曜日以来[ロードアイランド州]ポータケット市のナラガンセット公園で開かれているものもその一つであるが,エホバの証人が大きな地域大会を開催する場合には,取決めを設けたり,細かな事柄を扱ったりするための自発的な人材が同じように満ちあふれる」― 1974年7月6日付。

そうした働きを通して,すべての人が,25の聖書講演と三つの聖書劇からなる大会のプログラムを楽しめました。そのプログラムは,エホバの証人が,世界の諸問題を解決するために,国連を含めいかなる人間製の政府にも頼っていないことを明確にしていました。「人間の計画は失敗しているが,神の目的は成し遂げられる」と題する大会の主要な講演は,地上に恒久平和をもたらし得るのは全能の神のみであること,また人間の努力によってはそれが決してもたらされえないその理由を示しました。

こうしてエホバの証人は,王国政府の設立に関する神の目的に信頼を託しています。その支配こそイエス・キリストが擁護し,神に祈り求めるようにと追随者たちに教えたものです。それは次の祈りです。「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においても成されますように」。(マタイ 6:10)ですから政治に関連した問題に対するエホバの証人の態度は,神のことばである聖書の中に唱道されているものです。

エホバの証人の教えはキリスト教的ではないか

では,エホバの証人は反クリスチャン的であるという非難についてはどうですか。それは真実ですか。

まず,クリスチャンとは何ですか。聖書の示すとおり,クリスチャンとは,イエス・キリストの弟子,つまりキリストが「神の子」であり,キリストを通してのみ神の恵みととこしえの命を得られると信じる人です。(使徒 11:26。ルカ 1:35。ヨハネ 14:6。エフェソス 1:7)それは,キリストの模範に従って生活する人です。―ペテロ第一 2:21。

大会のプログラムを聞いた人であれば,キリストの教えと模範に焦点を合わせた講演が多くあったことを知っています。その一つ,「自分がキリストの真の弟子であることを証明しなさい」と題する話は,キリストの弟子であることを実証するために人は何をしなければならないかを示しました。別の話は,「あなたの兄弟たちを強めなさい」という,使徒ペテロに対するイエスの命令を主題としていました。(ルカ 22:32)また,弟子たちに対するキリストの命令,「『天の王国は近づいた』と言って宣べ伝えなさい」は,別の話の主題となっていました。―マタイ 10:7。

さらに,二時間にわたり古代の衣装を着けて行なわれた聖書劇は,使徒パウロの活動を描いたもので,彼がキリストの教えと模範をどのように堅く守ったかを示していました。

それに加えて,この大会では,192ページの新しい聖書研究手引きが二冊発表されました。それらは,神の目的においてキリストが占める顕著な立場,また永遠の命の確かな希望に関するキリストの教えを際立たせるものです。一方は,「人類の益のために今や勝ち誇る,神の『とこしえの目的』」と題する本であり,もう一方は,「今ある命がすべてですか」という本です。

エホバの証人が真実にキリスト教を唱道していることは明瞭です。ではその行動はそのことと一致していますか。

その行動はキリスト教的か

キリストは他の人々のために自らを惜しみなく与えました。その同じ精神がエホバの証人の間に明らかに見られますか。メーコン市での大会について,メーコン・テレグラフ・アンド・ニューズ紙は次のように書いています。

「四日間にわたる行事は木曜日のその開幕時からでさえ明らかに整然と進行していた。そこに出席している1万1,500人すべてが予行演習をしたかのようであった……

「中に入ると,幾百人もの会場整理係や自発奉仕者たちが,質問に答え,救護の部屋に待機し,食堂のサラダのためにトマトを切り,喫茶スタンドの仕込みをし,出席者を数え,無線機で連絡を取っていた」― 1974年7月6日付。

そうです,エホバの証人は他の人のために自らをすすんで与える人々として注目されます。老若を問わず,あらゆる階層の人が自発的に仕事に携わっており,それを見る訪問者は驚かされます。身体に障害のある人々でさえ,そうした仕事に加わる方法を見いだしていることが少なくありません。ワシントン州プルマンの大会では,盲目で耳の聞こえないある証人がサンドイッチを作るラインでとても能率的に働いていました。見ている人々は,そのことを教えられるまで,その人がそれほど障害を持っているとは思いませんでした。

暖かい親切さと忠誠はキリストの資質として特に注目すべき点でした。そうした資質ゆえに,イエスは,共にいて本当に快い感じを与える人でした。エホバの証人はこうした模範に倣っていますか。オレゴン州ポートランドでのこと,ある新しい証人の妹は,一日休暇を取って大会に出席することに同意しました。彼女はこう叫びました。「これまでにこうした光景を見たことがありません。すべての人がとても親切で愛があり……一つの大きな家族のようです」。

ロードアイランド州ポータケット大会で起きた出来事は,エホバの証人の間で人々が信頼感を抱き,気楽に感じるその理由を示しています。フロリダ州から来たエホバの証人でない一夫婦は,ロードアイランド州ウェスタリーにいる間に,現金180ドル(約5万4,000円)入った札入れを落としました。エホバの証人の一人がそれを拾い,ロードアイランド州の住所と氏名が中に書いてあるのに気付きました。証人はその人のもとに電話をかけ,札入れを大会の落とし物係の所に置いておくと告げました。その夫婦は札入れを受け取り,夫は深く感謝しました。

エホバの証人をよく知る人々は,証人たちが本当に信頼できる人々であることに気付いています。ドイツのミュンスター大会で,長距離電話をかけるために小銭が必要になったある証人は近くのアイスクリーム売りの所へ行きました。20マルク紙弊(約2,300円)をくずしてくれるように頼むと,その人は現金箱を渡して,「自分でやってください」と言いました。自分が取り換えた小銭を証人が見せようとすると,その人は,「いいですよ。あなたたちでしたら確かめなくても良いことがわかっています」と言いました。

エホバの証人となっている人々の大部分も,証人となる以前にはキリストの正直と忠誠の模範に見倣ってはいませんでした。麻薬中毒者,アルコール中毒者,淫行をする者,姦淫をする者,盗む者などであった人も多くいます。しかし彼らは変化しました。昨夏アメリカで開催された69の大会では合計2万2,760人の新しい証人たちがバプテスマを受け,他の46の国々の大会では,ほかに3万1,971人がバプテスマを受けました。こうした人々は皆,聖書に要約されているクリスチャンとしての生き方について研究を終え,自分の生活をそれに合わせたのです。

これが人の性格にどんな変化をもたらすかを,昨夏間近に見る機会に恵まれた人々が大勢いました。それは大会期間中エホバの証人たちの宿舎として自宅を提供した人々です。これは他の施設がほとんどすべて満員となったためです。そのことを行なったニューヨーク州ジョンソン・シティーに住む一人の人は心を動かされ,ビンハムトン・サン・ブルテン紙の編集者に次のように書き送りました。それは1974年7月27日付の同紙に掲載されました。

「わたしは最近,他の町から来た四人の青年に宿舎を提供する機会を持った。彼らはビンハムトン闘技場での大会に出席するために来ていた。わたしはこの四人の青年の振舞いと行動に驚かされた。この青年たちは,わたしたちの周囲至る所に見られるのと全く違った人々であり,ほかの世界から来たかのようであった。その人たちはたばこを吸わず,酒も飲まず,麻薬を使うこともなかった。親切で思いやりがあり,精神も外見も清潔であり,一週間滞在してしみ一つ残さずに去って行った。四人は理知的であり,わたしは多くの興味深い話し合いをした……

「世界が非常な苦悩と混乱の中にあるため,他の惑星から理知ある生物がやって来てわたしたちに生きる道を教えてくれるように望んでいる人が大勢いる。何と愚かな考えであろう。そうした人々がまさにここ,わたしたちと共にいるにもかかわらず,人々は彼らについて全く知らず,非難し迫害しようとさえする。彼らは神に献身したしもべたちで,キリストに見倣う人々である。その人々は『エホバの証人』である……わたしはこれら真のクリスチャンに会う特権を得たことを謙虚に感謝している」。

証人たちは精神異常か

しかし,証人たちが精神異常であるとの非難についてはどうですか。証人たちは本当に,でたらめで,非実際的で,気が狂っていますか。

幾十もの大規模な大会を組織することに伴うさまざまな問題を考えてください。それらは,でたらめで,非実際的で,計画を立てる方法も知らない人々によって運営されているように見えますか。エスコンディド・タイムズ・アドボケート紙はサンディエゴ大会に関する報道の中で次のように述べています。「これほどの大群衆を動かし,食事を供することに関連しているのは純然たる兵たん的な業務であり,それは長い間赤十字や軍隊を含む他の団体のせん望の的となってきた」― 1974年7月7日付。

食事が供されるのを見たネブラスカ州オマハ市の市保健監視官は驚きのうちにこう叫びました。

「われわれの手法ではこれほど早くはできないはずだが,現にわたしはそれを見ており,信じざるを得ない」。エホバの証人がそうした作業をどのようにして組織するのかを学ぶため,役人たちはしばしば大会場を訪れます。

しかしそれでもなお,ある人々は,聖書の教訓を主に取り上げる大会を開く証人たちを気違い扱いにします。あなたもそうですか。聖書の教えを無視する世界では,憎しみ,不一致,戦争が至る所でひどくなっています。しかし,ギリシャ人とトルコ人がキプロス島で互いに争っていたさなかに,ドイツのミュンヘンの同じ大会場で,8,000人以上のギリシャ人とトルコ人の証人たちが,肩を並べて平和と一致のうちに集まっていました。そうした結果を見れば,聖書を信じてそれに従うことが異常な考えでないのは明らかでありませんか。

聖書は,神の王国がまもなく「これらの王国」つまり地上の諸政府を「すべて打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時まで立つ」ことを約束しています。(ダニエル 2:44,新)聖書に基づいて,エホバの証人は,全能の神が実際にこの事物の体制に終わりをもたらし,神の王国の支配が地上に義の状態を招来することを確信しています。―ペテロ第二 3:5-7,13。

[18ページの写真]

スプリングフィールド市のイリノイ州立競馬場での大会には1万3,937人が出席した。アメリカでの69の大会に合計89万1,819人が出席した

[20ページの写真]

ミルウォーキー市のカウンティー球場に集まった4万人以上の人々のために食事を準備する業に参加する

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