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  • 目ざめよ! 1976
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目ざめよ! 1976
目76 10/22 8–12ページ

より良い世界が間近に迫っていることを確信できる理由

世の中には,信頼の置けるものと,置けないものがあるというのは真実ではありませんか。例えば,新聞で,日の出の時刻を読めば,恐らくそれを信じるでしょう。なぜ信じるのですか。太陽や地球の動きが極めて規則正しく,正確であるため,間違うことなくそうした予告ができるからです。

一方,政治家が,自分の当選した暁には,失業が減り,他国との関係は改善され,経済的な繁栄を見るようになる,と言ったならどうですか。その人の言うことをほとんど信じないのではありませんか。それはなぜでしょうか。それは,その人が誠実であったとしても,約束を実行しようとするその人の力や能力には限界があることを知っているからです。

特に若い人々は,問題を正す人間の努力に対して,悲観的になりがちです。地球上の多くの場所で汚染の度合は日ごとに深まり,天然資源は相変わらず浪費され,野生動物が殺され,食糧不足は深刻化し,軍備競争は続けられている,というのが現状です。しかし,将来に対する見込みは,ある人々の考えるほどひどいものではないのです。

確信を抱いて前途を待ち望める理由を示す,見過ごされがちな,問題の一面を少しの間検討してみましょう。

確信を抱ける理由

よく考えてみれば,わたしたちの周囲にある物事の中に将来に対して確信を抱ける十分な理由を見いだすことができます。例えば,地球や宇宙の他の天体の一定不変で,規則正しい運行はその一つです。その変わることのない,信頼の置ける軌道ゆえに,太陽が翌朝何時何分に昇るかということだけでなく,月食や日食を幾世紀も前から予告できるのです。また,地球は一定の速度,つまり毎時10万㌔の速さで運行しているので,太陽から近すぎも,遠すぎもしない,程よい距離に保たれ,地上での生活は心地よく,楽しいものとなっているのです。

しかし,この地上での生活を幸福なものにしている要素は,ほかにも数多くあります。地球は,必ず24時間ごとに地軸を中心として一回転します。これによって,規則正しい昼と夜の時間が予告可能になります。しかしもし地球が一回自転するのに要する時間が,時には10時間,時には30時間,時には50時間といった具合ならどうなりますか。日と夜の長さは予告できなくなります。計画を立てることができなくなり,実際の仕事はほとんど成し遂げられなくなります。そして,混乱が起きるでしょう。また,水星の場合と同じように,地球が年に一度しか自転しないとすれば,地球の半分は凍り付いた氷原となり,残りの半分は人の住めない炉のようなところになってしまうでしょう。

様々の気体が混合してできている,地球の大気も,わたしたちが確信を抱く別の理由となります。大気は,強大な“海洋”のようにこの惑星を包んでいます。ちょうど魚が水の中から出ると死んでしまうように,わたしたちもこの程よく混ざり合った大気中の気体がなければ,死んでしまいます。しかし幾千年にもわたって大気は,地球のどこにおいても安定した状態を保ち,生命を支えるのにちょうどよい割合で様々な気体を含んでいます。そして,その間ずっと,大気はある種の有害な太陽光線から生物を守ってきました。また,地球の熱が大気圏外の冷気によって奪われないようにしてきましたし,いん石から人間を守る役割も果たしてきました。いん石は大抵,大気の上層部に突入する際,燃え尽きてしまいます。

ニュー・イングランド医学ジャーナル誌の一筆者はこう論評しています。「天空は奇跡による偉業だ。……ある時に一定の地点にある雲を別の地点に移動させること以外に,天空を改善する方法を考えつく者がいるとは思えない。これほど立派な組織のつくりを説明するのに,偶然という言葉は不十分である」。

土壌も人間の益のために驚くべく作られており,わたしたちが確信を抱く根拠となっています。指ぬき一杯ほどの土の中には,幾十億もの微生物が含まれています。そうした微生物の多くは,生物の死がいやごみを分解します。また,空気中の窒素を取り入れて,窒素化合物に変えるものもあります。これは非常に重要です。というのは,植物は窒素を必要としていますが,大気中から窒素を直接取り入れることができないからです。地上での生活を可能にし,その上非常に楽しいものとする,多くの驚くべき作用や循環の背後には,確かに理知ある根源者が存在していると言えるのではありませんか。

植物の働き,およびそれがわたしたちの将来について示している事柄を考えてみてください。次のような言葉をお読みになったことがあるでしょう。『植物は水を得るために根を張り,日光を求めて茎を伸ばす』。しかし,こう自問してみてください。『なぜ? どのようにして?』 植物には頭脳がないのですから,意識的に物事を考えられないことはご存じのとおりです。しかし,わたしたちの楽しみのために植物が産出する多種多様なおいしい食物を,人間は自分たちで考え出すことができたでしょうか。

すべての生物の食べ物となるこうした食物を,植物はどのようにして作り出すのでしょうか。炭酸ガスと水に植物の葉緑素が作用することは知られていますが,実際にどんなことが起きるかは依然として人間には分かりません。サイエンス・ニューズ・レター誌はこう述べています。

「“神々”が奇跡を行なうのはここである。日光は化学的な大変化のためのエネルギーを供給し,葉緑素は反応を制御する“配電盤”として働く。この二つのものの作用を受けて,炭酸ガスと水は化合し,すべての食物の基本となる単糖類を作り出す。植物や動物の用いる,数々の脂肪,タンパク質,炭水化物などすべては,後ほどこの糖類から作り出されねばならない」。

地上での生活を可能にするだけでなく,非常に楽しいものとするために,幾百もの要素が一緒になって作用しています。光について考えてみてください。それはあらゆる食物の生産に不可欠であるばかりでなく,見事な色や美しさをわたしたちに楽しませてくれます。実際に物の色は,その上に輝く光の中にあるのです。驚くべきことに,光は幾万もの色相,つまり色に分解できるのです。光は何と興味深く,不思議なものなのでしょう。

ところが,他の多くの事柄についても同様のことが言えるのです。例えば,わたしたちの生活を心地良く,楽しいものにしている,音や味や香りなどには無限の多様性があります。これらのものは驚くほど複雑です。人間がそうしたものを造ったわけではありませんし,そのすべてを十分に理解しているわけでもありません。こうした多くの作用や循環があることを考えてみれば,わたしたちの住む惑星である地球には,設計者がいることを悟らざるを得ないのではありませんか。そうです,地上の生命を支えるために調和して働く,相互に関連した多くの要素は,人間が設計したり建造したりしたどんなものよりも,はるかに複雑なすばらしい機構を作り上げています。

地球の複雑な機能に見られる考えや業のすべては,何を物語っていますか。それは,そのすべてのものの創造者が,地上に生を受けた人間すべてのために,生活を心地よく,幸福なものとすることに関心を抱いていることを物語っています。それゆえ,このことは,将来に対して確信を抱く根拠となるのです。わたしたちの見てきたことからすれば,創造者は確かに地上での生活を心地よく,幸福なものにすることを願っており,そのご意志を成し遂げるだけの力を確かに持っておられます。

すでにもたらされた害についてはどうか

確かに,地上での人間の将来はすでにはなはだしく損なわれている,と言う人もいます。多くの土地が乱用され,その結果土地の食糧生産能力が失われたり,はなはだしく損なわれたりしました。しかし,そうした損害は恒久的なものでしょうか。

そうとは限りません。汚染や自然の災害や有害な農法のために著しく損なわれた地域をご存じかもしれません。しかし,大火事や火山の爆発で一度は荒廃した土地に見られるように,地球は驚くべき再生能力を秘めています。そうした地域は,時たつうちに,再び植物の生い茂るところとなりました。また,人間による汚染が抑制されると,一時は望みがないほどよどんでいた川にも再び魚が住むようになり,遊泳可能なところになりました。

人間の誤用のために不毛の地と化した土地でさえ,元の状態に戻すことができます。その点をよく示しているのは中近東の地域です。古代史の示すとおり,そこは非常に肥よくな土地でした。しかし,その後荒廃してしまい,幾世紀もの間顧みられませんでした。ところが最近になって,その土地の幾らかは産出力を回復しました。食糧問題専門家のウオルター・C・ローダーミルクは,国連から委託された調査を終えて,次のような結論に達しました。「イスラエルは,千年に及ぶ誤用で損なわれてきた土地を,耕作できる状態にまで戻した」。

ですから,人間が地球を誤用している,ということを気遣うのは当然ですが,引き起こされている害は決して恒久的なものではありません。若い人々は,自分たちの親の世代が環境を汚染し,これからの世代が地球に住めなくなってしまうなどと心配する必要はありません。どうして,それほどの確信を抱けるのでしょうか。

さらに確信を抱ける根拠

ここで聖書が関係してきます。聖書には,地球および全人類に対する創造者の目的が述べられています。聖書は,現在の堕落した事物の体制にわたしたちの希望を置くよう勧めてはいません。むしろ現在の幾百もの政府の下に行なわれている,この地球の混乱した,非効果的な支配を除き去るという神の目的を明らかにしています。神は,これらの諸政府に代わって,ご自分の造る単一の政府,つまりみ子イエス・キリストによる王国を建てるというお目的を,預言者ダニエルを通して予告されました。聖書のこの約束に目を向けてください。

「それらの王たち[支配権]の日に,天の神は,決して破滅に至らされることのないひとつの王国を建てられます。そして[神の]王国は……これらの王国[人間の政府]をすべて打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時まで立つでしょう」― ダニエル 2:44,新。

このことはいつ起きますか。前の記事にも述べられていたとおり,聖書は数多くの特色を持つ「しるし」を与え,それがいつであるかを見極められるよう助けてくれます。ある特定の世代のうちに,この「しるし」の特色すべてが成就するのです。それが起きたなら,この堕落した体制を終わらせる,神の定めの時が間近に迫っていることになります。では,この「しるし」は現在成就していますか。

ご自分でそれを見極めることができます。聖書のマタイ 24章,ルカ 21章,そしてテモテ第二 3章1節から5節までをお読みになってください。そこを読むと,戦争,食糧不足,疫病,大地震,不法,青少年の非行などが,心配事や不安とあいまって,この体制の終わりの時の特色となることに気付かれるでしょう。これらはまさに,今日,非常な激しさをもってひんぱんに起きている事柄ではありませんか。これらすべての事柄をわたしたちの世代ほど経験した世代は人類史上類例を見ません。それは,神の新体制が近づいていることを示しているのです。

聖書は,それが間もなく人類にもたらす,すばらしい変化について述べています。神は,政治的な論争や闘いを永久にやめさせることを約束しておられます。神の新秩序に住む人々はすべて,イザヤ 2章4節(新)にある次の聖書預言を実践してきた,平和を愛する人々です。「彼らは自分の剣を鋤の刃に,槍を刈り込みばさみに打ち変えねばならなくなる。国民は国民に向かって剣を揚げず,彼らが戦争を学ぶことももはやない」。

戦争,軍備競争,貪欲な商業体制などが終われば,大気や水や土地が汚染されることもなくなります。そうです,聖書は,神が「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる」ことを述べています。(啓示 11:18)これはやがて,どこへ行っても空気が元の新鮮さと香りを取り戻し,どの川や小川にも再び澄み切った水がきらめき,土地が完全な産出力を取り戻すことを意味しています。『地には穀物が十分にできるであろう』― 詩 72:16,新。

聖書はまた,従順な人類すべてが,完全な健康を享受することを示しています。病気や疾病はもはやなく,年を取るにつれて体が老化することもなくなります。聖書の約束は次のようなものです。「神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない」― 啓示 21:4。

これらは,平和と健康と幸福をもって人類を祝福するという神の目的にかかわる,聖書の約束のほんの一部分にすぎません。地上の生命を支える複雑な作用や循環を考え出し,それを活動させた方には,確かにその約束を成就させることができるに違いありません。そして,神が必ずそうされると信ずるだけの理由があるのです。

この地球と人類に対する神のご意志が何であるかを知るために,神のみ言葉をお調べになったことはないかもしれません。もしまだでしたら,是非ともそうなさってください。そうすれば,より良い世界が間近に迫っていることを本当に確信できる根拠を見いだせるでしょう。

[10ページの図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

食物の生産

炭酸ガスが葉の中に入る

日光が葉に吸収される

水が根にしみ込む

[11ページの図]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

酸素

入る ← 出る

炭酸ガス

出る → 入る

地球には,酸素と炭酸ガスの循環のような,すばらしい作用や循環が数多く見られます。それらは,地球という惑星に設計者がいることを悟らせてくれるのではありませんか

[9ページの図版]

惑星の一定不変の運行は,それらのものの創造者の約束に確信を抱く根拠を与える

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