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目ざめよ! 1977
目77 12/8 16–19ページ

自分で建てなければなりませんか

人間は創造されたほぼその当初から建築作業に携わってきました。聖書は,最初の人間アダムの長子カインがエノクという名の都市の建設者であったことを示しています。―創世 4:17。

6,000年近くの昔に,人間が建築の業を開始した当時は,何を,どこに,どのようにして建てるかを定める法律や条例を気にする必要はありませんでした。今日でも,そうした事柄を気にしなくても良い場所は世界に少なくありません。しかし,一般には,自由に場所を選んで家を建てるというわけにはいきません。今日では,都市部の大半と農村部の多くの地域に,建築に関する様々な法律があります。

しかし,自分の腕で何かを建てるという経験にはやはり深い満足が伴うに違いありません。自分の家を建てたり,王国会館(と呼ばれる,エホバの証人の集会場所)の建築のような共同建築作業に加わったりすることによって,そうした経験を味わえるでしょう。ここで,あなたが自分で家を建てる計画を立てていると仮定して,建築計画全般に関係する原則を考慮してみましょう。

建てる前に考える

なぜ家を建てたいのか,その理由を知っておくことは重要です。建物がそうした理由にある程度対応するものでなければ,時間と資金を浪費したことになってしまいます。家を新築する理由には,一般に,家族が大きくなり今の家より広い家が必要になった,仕事,学校,友人との関係で,もっと便利な場所に移りたい,より良い環境を楽しみたい,といったことが挙げられます。

実際に建て始める前に,資金事情を考慮して,建築規模を決定します。家を建てるだけの資金がほんとうにありますか。税金はどうですか。かつて,イエス・キリストはこう言われました。「あなたがたのうちのだれが,塔を建てようと思う場合,まず座って費用を計算し,自分がそれを完成するだけのものを持っているかどうかを調べないでしょうか。そうしないなら,その人は土台を据えてもそれを仕上げることができないかもしれず,それを見ている人たちはみな彼をあざけって,『この人は建て始めはしたものの,仕上げることができなかった』と言い始めるかもしれません」― ルカ 14:28-30。

考慮すべき別の点は,自分で家を建てるだけの時間があるかどうかです。工事に要する時間は事情によって異なりますが,北米のこの分野の一専門家によると,自分で家を建てるには,二週間の休暇に加えて,各週末と夕方の時間1年分に相当する時間が求められます。これだけの時間を割く余裕がありますか。

それに,あなたの建築技能はどうですか。建築資材を探し回る忍耐力をお持ちですか。手をつけたことはいつも最後までやり遂げますか。これらは事前に考慮すべき事柄です。

自分の家を新築する代わりにどんなことができますか。すでに建っている家屋を購入するか,改築することも考えられます。一方,建物を借りるのはどうですか。家を借りる方が当初の経費は少なくてすみます。また,借家は大抵すぐに入居することができます。建物の維持や税金は家主の責任です。しかし,不利な点もあります。家主は建物を良い状態に保ってくれないかもしれません。また,家賃を何年支払っても,引っ越しの時には,有形資産は何も手元に残りません。

家を建てることに決めたなら,すでに土地を持っているのでない限り,地所を購入することが必要になります。右の表に示したように,土地を購入する前に考慮すべき事柄は数多くあります。土地を選ぶ際には時間をかけるようにします。気候の変化が,その土地に及ぼす影響を調べなければなりません。また,工事を始める前に,法律上の要件を確かめておかねばなりません。

法律上の要件を満たす

米国には,都市区画法と建築法という,建築工事に関係した二つの法体系があります。都市区画法は都市や郡を種々の“区画”つまり地区に区分し,各“区画”内の土地の利用法を限定しています。これらの法律は,一定の容積と建坪の建物にどれだけの土地が必要かを示す“建築密度”をも規定しています。こうした規定のために,ある土地では望む家が建てられないものの,その近くの土地ではそうした家を建てられることがあるかもしれません。問題を避けるために,地元の都市計画局か都市計画委員会で区画地図と都市区画法の写しを入手するとよいでしょう。

建築に関係したもう一組の法律は建築法です。ほとんどの都市に,こうした法規があります。これらの法律には複雑で理解しにくいところがあるかもしれませんが,この法律を敵視して,その裏をかこうとするのは賢明ではありません。最低限の技術基準と安全基準を満たすよう求めるこの法律は,あなたを保護するために作られたのです。建築法は実際の経験と常識に基づいています。

政府機関の要求のために,その地所に家を建てるのが困難で,費用がかかりすぎるというようなこともあるでしょう。必要な許可すべてを事前に得ておくなら,この点で経費のかかる誤りを犯すことはないでしょう。

土地によっては,その地域の資格ある設計技師や技術者が家屋の設計図を作成するか,監督するよう定めているところも少なくありません。所轄の建築局に行って,どんな要求が課せられているかを確かめると良いでしょう。しかし,法律で要求されているか否かにかかわりなく,設計技師に依頼する方がふさわしい場合もあります。公共性のある建物には,多くの人の生命や福祉が関係しています。建物の設計や安全性に関する設計技師の専門知識は,火災その他の災害時にこうした建物で起きる悲劇を未然に防ぐものとなるでしょう。一口に設計技師や技術者と言っても,能力は人によって異なります。ですから,自分の望みにかなう技能や資格を備えている人を探すのは賢明です。

配管工事や電気工事などは専門の業者に依頼しなければなりませんから,どの仕事を業者に任せるかを決めます。中には,これらの工事を素人がすると違法になる土地もあります。所轄の建築局で,自分にできる仕事とできない仕事を調べると良いでしょう。

自分の家を建てる

家の新築工事を成功させるかぎは,自分の仕事と資材の調達を組織的に行なえるかどうかにあります。この点を念頭に置いて,現実的な計画を立てるのです。現実的な計画を立てれば,目標を設定し,資材の注文を組織的に行なうのに役立つはずです。建築資材の販売業者と知り合いになっておくのはよいことです。資材を選ぶ際に業者が助けてくれるからです。

建築工事を開始する際に,完全な計画書と設計明細書を整えておくことは非常に重要です。(歴代上 28:11-19と比べてください。)できるだけ計画に従うように努め,計画通りにいかなかった点はすべて書き留めておきます。建築局によっては,工事の終了時に,実際に仕事の行なわれた結果を示す修正図面を提出するよう求めるところがあります。

自分にできない仕事を職人に依頼する時は,前もって取り決めを設けておきます。切羽詰まってから依頼したのでは,仕事を引き受けてくれないかもしれません。配管工や電気工など特別の資格を有する人に仕事を頼む場合は特にそうです。同様に,建築調査官の定期巡回をも取り決めねばなりません。

計画を成功させるには,できる限り予定に付き従うことが肝要です。注意の必要な事項を書き留めるノートを用意しておくと非常に便利なことに気づかれるでしょう。どんな問題もすぐに処理するようにします。さもないと,問題が山積して,気力をくじかれてしまうでしょう。必要事項を記したリストを最新の状態に保ち,問題を処理するごとにそれらの事項を消去してゆきます。

熱意を保つように努力しなければなりません。初めのうち熱意を示すのは容易かもしれませんが,工事が進むにつれて,熱意を保つことはしだいに難しくなります。しかし,予定表に従うようにするなら,熱意の喪失と戦うことができるでしょう。

次に,安全対策について幾つかの点を述べておきます。事故に備えて,自分と他の人のために十分の額の保険に必ず加入しておかねばなりません。消火設備を整え,その扱い方を学んでおきます。手近な所に救急箱があり,緊急事態が発生した場合の手順がはっきりしていることを確認しておきます。

王国会館を建てる

今のところ,ご自分で家を建てることはないかもしれませんが,エホバのクリスチャン証人であれば,いつの日か,王国会館を建てる仕事に携わることがあるでしょう。現在,世界には4万を超える会衆があり,その数は増加の一途をたどっています。そのため,新しい集会場所が絶えず必要とされています。スペインでは,600を超える会衆の三分の二以上が自分たちの集会用の会館を所有しており,隣のポルトガルでも,集会場所を建てる同様の熱意がみられます。

会衆は新しい王国会館の建築を考慮すべきでしょうか。それは会衆の成員が決定する事柄です。会衆の成員は自分たちの必要を考慮すべきです。例えば,現在の会館はいっぱいでしょうか。著しい増加が見られるのなら,事態が切迫する前に手を打たねばなりません。しかし同時に,こうした計画を具体化する会衆の能力についても考慮すべきです。家を新築することを考えている家族と同様,会衆も過度の負債を負ってはなりません。もちろん,各会衆がそれぞれ独自の王国会館を所有する必要はありません。一つの会衆では入手できないような集会場所を幾つかの会衆が協力して手に入れることも少なくありません。また,ある会衆にとっては,王国会館を建てるよりも,集会場所を借用する方が現実的なこともあります。

確かに,崇拝の場所や家屋を建てる際には,考慮しなければならない要素が数多くあります。借りるか購入する方がよいでしょうか。それとも,建てる方がよいでしょうか。こうした質問を注意深く考慮して,自分で家を建てるべきかどうかを決定すると良いでしょう。

[17ページの囲み記事]

土地を購入する際の確認事項

敷地

広さ(十分な広さか,広すぎるか)

形状(土地全体を活用するのは困難か)

土質(建物を支えることができるか)

水(洪水の危険があるか,浄化槽の排水は良いか)

近所の人(この建築計画に好意的か)

公益事業

利用の可否(下水道,ガス,電気,電話)

ごみの収集

警察と消防

正規の郵便業務

近くに学校があるか,良い学校か

近所

生活の質(上り坂か,下り坂か,安定しているか)

環境(高速道路,工場があるか)

立地条件

マーケット,公園,会衆,職場に近いか

交通機関の便

制限

土地の明確な所有権を得ることができるか(弁護士に相談する)

証書上の制約があるか

都市計画による制限(建物の高さ,容積の制限)があるか

地役権や通行権を維持しなければならないか

資金

土地を購入する資金があるか

借入金が必要か

隠れた経費がかからないか(特別課税や未払いの税金)

どのような税金を納めねばならないか

良

可

劣

[18ページの囲み記事]

建設関連法規が適用される地区の代表例

都市区画法

区画地区の決定

建物の用途

建ぺい率(建物密度)

建物の最大容積

高さの最高値

道路や隣接地との間隔

駐車を規制する法規

敷地の最小制限

“近隣の特徴”を維持したり,変えたりするために適用されることがある

建築法

防火

安全な非常口

予想される建物の危険な使用に対する処置

群衆を考慮に入れた設計(公共の建物)

構造上の安全性

適当な採光と換気

上下水道の衛生

消火設備

建築工事中の安全対策

主な目的は居住者の生命と福祉を保護すること

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