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目ざめよ! 1977
目77 12/22 10–12ページ

女性の就職は是か非か

伝統的に言って,女性は外で職に就くのではなく,家庭を守るものとされてきました。「男は日の出から日没まで働けばよいが,女の仕事にはきりがない」と言われるとおり,昔は,家庭内に女性のする仕事がたくさんありました。

女性は今でも家庭にとどまるべきだと論じる人もいますが,多くの場所で,事態は著しく変わりました。例えば,米国の夫婦の47%は共働きです。

子供を持つ主婦でさえ多くの場合勤めに出ています。事実米国では,18歳未満の子供のいる主婦のほとんど半分が職に就いています。そして,学齢期に達していない子供を持つ女性の三分の一も,家庭外の職場で働いています。子供たちの世話は託児所任せというのが,現在一般的になっています。

米国労働省は,この著しい変化を指摘して,「夫がただ独りの稼ぎ手で,妻は労働力とはみなされない主婦で,それに加え多くの説明的な目的に役立つ子供たちがいるという家族の概念は,1970年代半ばの典型的なアメリカ人家族を表わすものではない」と伝えています。

こうした事態は望ましいものですか。女性が職を持つのは最善のことと言えますか。その人が結婚していて子供を持っている場合はどうですか。

就職するのが必要と思われる場合

今日,家庭の外に出て働く必要に迫られる女性は少なくありません。例えば,夫と離婚したり,別居したりしている女性は幾百万人もおり,その中には扶養すべき子供のいる女性もいます。職に就くことが生計を立ててゆく唯一の道である場合もあるでしょう。他の多くの女性は独身で,結婚することを期待していますが,そうした女性は生活してゆくために職に就かねばならないのが普通です。しかし,夫がおり,子供までいるような女性の場合はどうですか。

物価の急騰する昨今,そうした人々の多くも就職する必要があるかもしれません。夫は家族を扶養してゆくのに十分な賃金を得られない場合があります。(ヤコブ 5:4)ですから,そのような人の妻は,家庭の外で職に就くよう求められることでしょう。しかし,今日の家族の多くは,本当に二人の稼ぎ手を必要としているでしょうか。

そのように考える人もいます。米国公務局の一パンフレットによると,1970年に,「約2,100万人の女性は,自分および自分の家族が生計を立ててゆく上で,食費,被服費,および住宅費に当てるお金を必要としていたので,働いてい」ました。筆者はさらにこう述べています。「この数字は,依然としてある人々の信じている神話を打ち砕いて然るべきである。この国の女性の大多数は,仕事が好きだから,あるいは余分なお金が欲しいからという理由だけで働きに出るというのがその神話である」。

子供を持つ母親の中には,たとえ夫がいる場合でも,生計を立てるのを助けるために働かねばならない人もいるに違いありません。そのような既婚婦人の行なっている事は,妻が夫の「助け手」になるという神の目的と調和しています。(創世 2:18,新)しかし,夫と妻が,中でも子供のいる夫婦が,共に考慮しなければならない重大な問題は,妻がどうしても家庭の外で働かねばならないかどうかという問題です。

母親が本当に働く必要があるか

これは確かに重要な質問です。子供は,多くの人が想像するよりもはるかに母親を必要としているからです。創造者は,子供を産めるように女性をお造りになりましたが,さらにそれ以上のことも行なわれました。創造者は結婚と家族の取り決めを創始し,母親が子供に乳を飲ませ,子供の真に必要としている優しい世話を与えられるような備えをされたのです。(マタイ 19:4-6。テサロニケ第一 2:7)夫婦がこの事実を十分に認識すれば,二人は母親が家庭で子供と共に過ごせるよう生活様式を調整することでしょう。

一人の若い女性は自分の生い立ちを思い浮べ,母親のより身近かな導きと交わりがあったら,物質的にずっと乏しくても満足できたであろうと強く感じました。その女性はこう説明しています。

「家を離れてから,私よりもずっと貧しい家庭で育った女性と少しの間一緒に生活しました。その女性は,必要だと思える物と本当に必要な物との違いを本当によく教えてくれました。彼女は豆料理とトーチラスそして古着で満足していました。私はそうした物に慣れていませんでした。お陰で,以前よりも倹約することを学び,自分の家族が本当に必要とする以上にお金を使っていたことに気づきました。

「物質面でもっとわずかな物で満足していたら,母は家庭内にとどまっていたかもしれません。私の姉妹のうち二人は大きな問題を起こしてしまいました。一人は麻薬に走ったのです。それでこんなことを考え続けました。もしだれかが家にいて,妹が何をしているかよく把握していたらどうだっただろうか。子供たちは一日中,学校で世にさらされているのです。親が家におらず,お菓子を焼くなど,物事を一緒にしながら自然な仕方で子供と話し合えないなら,どうやって親は世の影響すべてを相殺できるというのでしょうか」。

これは親が真剣に考えてみるべき事柄です。今日,問題に巻き込まれる子供は増えており,その大きな要因は,確かに母親が働きに出ていて家にいないことにあります。ジャーナリストというやりがいのある仕事を持っていた一女性は,「私は戦闘的な女権論者ではありませんでしたが,子供の世話をするよりも仕事の方が大切だ,という女性運動の考えを受け入れていました。子供の世話は骨折り仕事と思えたのです」と語りました。しかし,この女性は自分の息子の世話をするため退職し,少しの調整期間を経た後の現在,むしろ主婦であることに喜びを見いだしています。

すべての母親が仕事を全くやめてしまうことはできないかもしれませんが,少し譲って,パートタイムの仕事に就けるかもしれません。そうすれば,子供が学校へ行っている間だけ家を空けるようにできるでしょう。女性がパートタイムの仕事を捜す場合,小さな会社,非営利団体,銀行,商店,税理士事務所,一時代理店,その他多くの女性を雇っている会社を当たってみると良いでしょう。

どうするか決める

これは,子供がいなければ,妻が望む場合,女性は家庭外の仕事を持つべきだという意味ですか。必ずしもそうではありません。それは夫婦が考えて決定しなければならない問題です。中には妻が職に就くのを不快に思い,自分が家族のただ独りの稼ぎ手であることを好む主人もいます。そのような人にとっては,妻が家庭を十分に世話することの方が重要なのかもしれません。妻が家庭を十分世話するなら,大抵の場合,全時間の職に就くことはできません。

子供が成長してから働きに出た一人の女性の夫は,そのような人でした。彼女はこう説明しています。「私は夫がその事態にいらだっているのに気づきました。私たちは結婚して何年もたっていたので,そのぐらいのことはすぐ分かりました。そこで,私たちは問題を話し合い,私はすべてを取捨選択せねばなりませんでした。この職に就いたのは,単に自己満足に浸るためだったのでしょうか。私は自分の稼いだ額と同じほどのお金を家政婦に支払っていましたから,この仕事は経済的には何の役にも立っていませんでした。……私は自分の職を断念することを不快には思いませんでした。ハルが負っている重荷を考えれば,ハルには内助の功が必要とされているのです。それを必要としていない人がいるでしょうか」。

しかし,多くの女性が,職に就かねば満たされない,と感じているのはなぜですか。その主な責任は現代になって広められた情報にあります。前述のとおり,世間の目から見て,家事は地位あるいは威信を失いました。家庭だけにとどまる主婦は,大抵の場合,どこか足りない所があって,仕事にも就けないのだ,とみなされます。しかし,そうした見解は誤りです。家事を上手に成し遂げるには,本当に技術が必要です。

ちょっと考えてもごらんなさい。主婦は,インテリア・デザイナー,教師,秘書,看護婦,メイド,洗濯屋,そしてコックとしての才能を兼ね備えていなければならないのです。ある権威者は,「家事の複雑さ」について語り,「家事は,一人の人が処理するよう求められる業の中で,最も複雑で多くの面を持つ活動に相違ない」と述べました。非常の場合に家事を行なう必要に迫られたことのある夫は,家事をりっぱに果たすのは決してやさしい仕事でないことを認識しています。

しかし,妻は,家庭内での自分の働きが本当に感謝されており,重要であることについて絶えず激励されねばなりません。ある女性の語っているとおりです。「家にいるときはいつも,『自分は役に立つ人間なのだ』とつぶやいています。しかし,『本当にそうだとも』と言ってくれる人はいません」。ですから,特に現代において,良い夫は,帰宅したときに家が清潔で気持ちの良い所となっていることで妻をほめます。それは賢明なことです。その上,良い妻の業に関して聖書が長々と描写していることからも分かるとおり,家事を取りしきってゆくのは容易なことではないのです。―箴 31:10-31。

確かに時代は変わりました。事態は昔と幾らか異なってきており,より多くの女性が家庭の外で職に就かねばならなくなっています。しかし,女性に「家事にいそし(む)」よう勧める聖書の言葉に従うなら,より安定した,より幸福な家庭生活を享受できるでしょう。―テトス 2:3-5。

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