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目ざめよ! 1978
目78 8/22 21–24ページ

旅行の計画を立てましょう

はるかかなたの地平線を思い浮かべて,世界のほかの場所はどんなだろうと思われたことはありませんか。畏怖の念を起こさせるようなグランド・キャニオンや,雪に覆われた雄大なスイスのアルプスを見たいと思われませんか。

アテネのパルテノンの遺跡やローマの無数と思えるほどの地下埋葬場など,古代文明のなごりをとどめている場所は,恐らくあなたを魅了することでしょう。また,それらの場所は過去をよみがえらせてくれるかもしれません。

現代を見るのもまた興味深いものです。エッフェル塔やシャンゼリゼで名高いパリや,通りや店のはなやかな香港もあります。オーストラリアではコアラを見ることができます。

あるいは,自分とは生活様式を異にする人々に会って,彼らの特色を知り,彼らと楽しみや,また時には悲しみを共にすることが,あなたの希望かもしれません。また様々な背景や文化を持ちながらあなたと信仰や関心事を同じくする人々に会いたいと思われるかもしれません。

そうです,あなたもきっとそうした場所のどこかを見物したいと思われたことがあるでしょう。でも,どうしたらよいか分からないため,準備が面倒だと感じておられるのかもしれません。それでは,ご一緒に旅行の計画を立ててみましょう。

費用を計算する

まず第一に,旅行に当てることのできる費用と日数,そして訪問したいと思っている国々を決めなければなりません。旅行から帰ってから旅行費用として借りたお金を返済するために生活費に余分の負担がかかることが分かっているなら,まず旅行は楽しめません。主な費用は,航空料金,宿泊費,食費などですが,空港での税金,バス・電車・タクシー代,娯楽や見物や買物のための費用など雑費も忘れてはなりません。それらの出費はあっという間にかさむものです。

飛行機をチャーターできるほどの大きな団体で行くなら,費用は40%ほど安くなります。宿泊,周遊旅行,食事の一部などの付いた,比較的小さな団体旅行も,費用の割には価値があります。他方,独りだけで,あるいは一人か二人の友人と気ままに旅行したいと思われる方があるかもしれません。大抵の場合,航空路や途中で立ち寄る場所,滞在期間などによって,どの目的地へ行くにしても,航空料金は様々であり,自由に選べます。参考にできる旅行案内のパンフレットも入手できますし,旅行代理店も大いに役立ちます。

必要な書類

外国旅行をする人は大抵だれでもパスポート(旅券)を持っていなければなりません。それは法律上の身分証明書であり,非常に大切な書類です。もし旅行中にパスポートを紛失したら,そのことをただちに地元の警察に届け出てください。紛失した場合に備えてパスポートの番号を控えておくのは賢明なことです。

入国にビザ(査証)の必要な国々もあります。旅行代理店が,関連各国の領事館でビザを取得してくれるでしょう。

予防接種証明書が必要な国々もあります。それは旅行のコースによって異なります。義務付けられていない予防接種もありますが,旅行代理店は,いずれにせよ予防接種を受けておくように勧めるでしょう。そうすれば,国がある病気の検疫を突然に公表するような場合でも,予防接種を済ませてあれば,引き留められて,旅行の相当期間が無駄になってしまうといった不都合な事態を避けられます。また,予防接種は,出発の少なくとも三週間前には済ませておきます。そうすればたとえ副作用があったとしても,その間にすっかり直っていることでしょうし,そのために旅行が台無しになるようなことはないでしょう。

金銭の携帯

今日,お金なしで旅行できる人はいません。多額の現金を持ち歩くのが非常に危険なことは言うまでもありません。そして自国の通貨を簡単に換えられない国々もあります。

安全な方法の一つは,旅行者小切手(トラベラーズチェック)を持ってゆくことです。どんな通貨を使うかは,行き先や,金融界で起きている事柄に大きく依存しています。銀行か旅行代理店がよい提案を与えてくれるでしょう。旅行者小切手は,世界中どこででも,銀行,ホテル,あるいは多くの小売店で現金に換えられます。

驚くことに,同じ国の中でも,旅行者小切手の為替レートは同じではないかもしれません。ホテルの為替レートは大抵の場合低く,小売店の中には顧客を引きつける目的で為替レートをより高くしているところもあります。それで,よく調べて為替レートを比較するなら得をすることになります。

また,必要な時にだけ旅行者小切手を現金に換えるようにするのも得策です。もし,その土地の通貨を多く持ちすぎて使わないなら,別の通貨に交換するときに損をしかねません。交換の際の証書や領収書を旅行者小切手とは別に保管しておいてください。なぜなら,旅行者小切手を紛失して請求したい場合に,それをいつどこで現金に換えたかという詳細な事柄が必要になるからです。紛失したり盗まれたりした場合には,大抵,即刻,あるいは少なくともそれほど面倒をかけずに代わりの旅行者小切手を再発行してもらえます。

また,世界中で通用するクレジットカードは,旅行者小切手ほど融通はききませんが,持っていると便利です。

持ち物の損害や盗難,また,病気や事故,あるいはストライキによる遅れのための出費などを埋め合わせるために,旅行保険に入っておくと良いと考えている人は少なくありません。

衣服の選択

旅行の「黄金律」とは,普段着のままの楽な服装で身軽に旅行するということです。ぴったりした衣服は長時間座っている場合には血液の循環を妨げますから着心地がよくありません。

旅行代理店や航空会社は,あなたが旅行し滞在する予定の場所の気象状態を知らせてくれますから,衣服の選択をするのに役立つでしょう。世界中の大半の都市は国際的です。それで皆さんのいつも着ている衣服は適当なものと言えるでしょう。

限られた手荷物しか持ってゆけないということをいつも記憶に留めておいてください。エコノミークラスの乗客は20㌔まで,ファーストクラスの乗客は30㌔までと,重量に従って手荷物の量を決めている航空会社もあります。ある航空会社は,米国の空港での発着便の乗客手荷物の規則を変更しました。それらの航空会社は今では,エコノミークラスの乗客に次の範囲内での手荷物を認めています。一時預けにする手荷物は二個で,(縦・横・高さの)和が両方で270㌢を超えず,しかもそのうちの一方の和が158㌢を超えないもの。機内に持ち込める手荷物は一個で,その縦・横・高さの和が110㌢を超えないものです。その制限を超えると,かなり多額の超過料金を払わされます。それで,持って帰りたいと思う“大切な物”のための余地を残しておくことを忘れないでください。

衣服は組み合わせて着られるようなもの,しわにならず絞らずに干せるもの,そしてドライクリーニングの必要がなく洗たくのきくものが理想的です。必要な時には保温の役目を果たしレインコートとしても使える全天候用のコートと,バスローブと兼用にできるビーチコートとがあればとても便利です。

くつは何足か必要ですか。大抵の場合それほど必要ではありません。長い距離を歩くということを覚えておいてください。歩きやすいくつが一足と夜会用のくつが一足あれば十分でしょう。もし暑い気候の場所なら,サンダルぐつがあると非常に便利です。また,飛行機に乗る時には柔らかな折りたたみ式のスリッパを持っていってください。長時間空の旅をする際に足が多少むくむことがあるからです。

また,次のような物があれば役に立つでしょう。小さな目覚まし時計,ぬれた衣類や汚れた衣類を入れるビニール袋二枚,衣服を絞らずに掛けて干すプラスチックの折りたたみ式ハンガー二,三個,裁縫道具,救急箱。(肩や首から掛けられるように)ひもの付いた小型のかばんは,周遊旅行をする時など書類や貴重品を入れておくのに便利です。手さげかばんに比べてどこかへ置き忘れるといった可能性は少ないでしょう。また,そのようなかばんなら両手が自由に使えます。

荷物を詰め始める

持ってゆきたい物が大体そろいました。さて,今度はそれらをどのように詰めたらよいでしょうか。スーツケースは,しっかりした持ち手と錠,そしてすぐに見分けられるような印や札の付いた軽くてじょうぶなものが良いでしょう。高価なスーツケースが必ずしも一番良いわけではありません。高価なスーツケースには重すぎるものがあるからです。他方,非常に軽いものは壊れやすいという難点があります。持ち運ぶ代わりに押してゆけるように小さな車輪の付いたスーツケースが使いやすいと感じている人々もいます。

荷物はできるだけきっちり詰めてください。くつは,スーツケースをまっすぐに立てたときに一番底になる部分に入れてください。スーツケースのすみには小物を詰めます。壊れ物はスーツケースの中央の衣類の間に入れるとよいでしょう。ある種の衣類は平らにしないで巻いて入れるようにと勧める人もいます。衣類を堅く巻いて入れると意外にもかなりのスペースがあきます。荷物の中に液体の化粧品を詰める場合には,割れたり漏ったりしない容器に入れなければなりません。しかし,そうした化粧品は大抵の所で容易に入手できますから余り多く持ってゆく必要はありません。

大きめのスーツケースの中に小型のスーツケースを入れると便利なことに気付いた人もいます。そうすれば,旅行中に買い求めた物を持ち帰るのに使えます。

機内への持ち込みを許されている手荷物もあります。その中には,パスポート,健康証明書,切符,手荷物の合札,旅行者小切手,スリッパ,スーツケースの鍵,サングラス,カメラなどを入れておくことができるかもしれません。日記帳があれば,旅行者小切手やパスポートに関する事柄や住所,また興味深く感じた事柄を詳細にメモするのに役立ちます。何か薬が必要なら,旅行の予定が少し延びた場合のために,十分の量を持っていってください。かかりつけの医師や薬剤師から下痢止めの薬をもらいそれを持ってゆくと役立つでしょう。食事や水,また気候の変化などの影響を受けるかもしれないからです。ついでですが,飛行機を降りるときには,忘れ物をしないように気を付けてください。

予備知識を得ておく

行く予定の国々の歴史や習慣,また伝統などについて少し知っておくなら,旅行は一層楽しいものとなります。その国についてさらに多くの事柄を理解できますし,その土地の景色や人々,またいろいろな催しものに対する興味は倍増するでしょう。訪問先の国々の言葉を,ほんの二,三語でも,とりわけ「ありがとう」といった言葉を言えるようにしておけば,もてなす側の人々も喜んでくれるでしょう。

また,旅行する予定の国々の政局を知っておくのも賢明なことです。ある種の文書が承認されていない場所もあります。夜間外出禁止令のしかれている都市もあるかもしれません。それで,そうした事を知っておくなら,楽しい旅行をする助けになるでしょう。

いよいよ出発

必要な書類や旅行者小切手がそろい,いくらかの衣類がスーツケースにきちんと詰められ,選んだ国々に関する知識が頭に入ったなら,いよいよ出発の用意ができたことになります。胸の躍るような日がやってきて,あなたは今飛行機に乗ろうとしています。シートベルトを締めてください。大型ジェット機は滑走路をすべり出し,エンジンがごう音をたてています。そして今,飛び立ちました。

座席でくつろぐとすぐに,スチュワーデスが飲み物やおいしい食事を持ってきてくれます。もし長時間の空の旅なら,水をたくさん飲むよう勧められています。しかし,アルコール飲料を飲みすぎたり,あるいは食べすぎたりするのは賢明なことではありません。それは,他の時間帯に移動して見知らぬ場所を訪れる際にすぐに体を適応させなければならないからです。

食事の後,座席にゆったりと身を沈めたなら,ステレオ音楽を聴くなり,映画を楽しむなりできますし,過ぎ去ってゆく雲を見ながら,眼下の地球の広大さに比べて人間や人間の業がいかに取るに足りないものかを考えてみることもできます。あなたは,旅行の計画を入念に立てたこと,また,未知の場所を見物し,初対面の人々に会い,新しい友人をつくる機会を捕らえたことを本当によかったと思われるでしょう。

では楽しい旅をしてください。

[23ページの囲み記事]

チェックリスト(確認事項)

パスポート,あるいはビザ

旅行用の切符

予防接種証明書

お金

旅行者小切手

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全天候用コート

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救急箱

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