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目ざめよ! 1980
目80 1/22 18–20ページ

小枝を用いる占い探査には科学的根拠がありますか

占い探査用の小枝を操るある人々が示すと言われる反応の幾つかには科学的根拠がないように思えます。ある場合には,二またの小枝が激しく引っ張られます。引っ張る力が非常に強いので,枝が折れることさえあります。ある地域の地図を徹底的に調べるだけで,水のある場所を示すことができると主張する人もいます。このような報告は,そこに悪霊の力がある程度関係しているのではないだろうかという疑念を生じさせました。1963年2月15日号の「ものみの塔」誌には,邪悪な霊とその活動に関する興味深い記事が載りました。そのような経験には多分に悪霊の力の働いているように思われる,というのがその記事の見解でした。

しかし,その記事には次のようにも書かれていました。「現在に至るまでの科学的研究は,二またになった木の枝で水脈を探ることが,自然の法則の働きにもとづいたものだとは認めていませんが,そうかといって,それらの研究者たちが絶対に正しいというわけでもありません。それには,あるいくつかの基本的な自然の法則が関係しているのかもしれません」。

それから16年後に,これと関連した一つの興味深い記事が有名な科学雑誌ニュー・サイエンティスト(1979年2月8日号)に載りました。「新たな信頼を勝ち得る占い探査」と題するその記事には,「水や鉱物を小枝で探り当てる古来からの探査術に関する科学実験がソ連で成功。それに関する報告は,その技術の実用性の再検討を促す」という副題が付いていました。この実験を手掛けたソ連の地質学者たちは,「ソ連で最近開発され,“BPM”の名で知られる一つの特殊な探査法の利点を強調し」ました。ニュー・サイエンティスト誌の記事は,「BPM(生物物理法,bio-physical method)とは,結局のところ,水脈や鉱脈を探る,小枝を用いた占い探査の品の良い別名にすぎない」と説明を加えています。

教会の攻撃

アメリカ百科事典に次のような説明が載っています。「小枝を用いた占い探査に関する信頼の置ける最初の証拠は中世のドイツに認められる。ゲオルギウス・アグリコラが1556年に出版したデ・レ・メタリカ(「鉱物論」)の中に,占い探査によって鉱物や鉱石を見つけるチュートン人の鉱夫のことが書かれている。マルティン・ルターや他の僧職者たちは,占い探査は多分にサタンと関連があると考えていた。教会の禁令があったにもかかわらず,占い探査はドイツからヨーロッパの他の国々に広まった」。同百科事典は,続いてその探査法について,次のように説明しています。

「伝統的な道具で,現在でも一般的に使われているのは,Y字形をした二またの小枝である。二またに分かれた枝のそれぞれを手に握る。その際,手のひらは上に向けておく。枝の先端は前方に向け,水平か,わずかに上向きに保つ。小枝の先端が下がると,そこに目的物があることになる。昔はハシバミの棒が好まれたが,今では様々な木が使われており,鯨ひげやナイロンや金属でできた棒も用いられている」。

ニュー・サイエンティスト誌は,小枝を用いる占い探査が「最初から論争を呼び,悪魔の業として教会からしばしば攻撃された」ことを述べた後,ある人々にだけこの力が備わっているという主張に反ばくしました。普通の人を対象に行なった研究によると,「このような反応を得る能力は,これまで考えられてきたよりもはるかに多くの人々に認められるよう(です)。……かすかな手の動きを機械的に大きく増幅する働きをするにすぎない,伝統的なハシバミの枝のような道具を用いて実験をしてみたところ,幾百人もの人々が占い探査に見られる反応を経験することが分か(りました)」。ですから,水や鉱石に引き寄せられるのは小枝ではありません。それは単に,感知できないようなかすかな手の動きを増幅し,見えるようにしているにすぎないのです。「小枝を用いる占い探査をする人の中には,自分の手だけで目的物を探知できると主張する人がいる」というアメリカ百科事典の説明はこれを裏付けています。

ニュー・サイエンティスト誌の記事は,ユタ州立大学水調査研究所の二人の科学者の行なった研究の内容を伝えていました。これらの科学者は,小枝を用いる占い探査にもともと懐疑的でした。二人の科学者は,占い探査師として知られている人は一人も用いず,「ユタ州立大学の職員や学生が大半を占める初心者ばかり150人の能力について調べ(ました)。……ユタ大学の研究者たちは,テストを受けた人の99%以上が占い探査に特有の反応を示すという重要な発見をした」のです。

科学的根拠として出された一つの説

イリノイ大学とモスクワ大学の科学者によると,生物体の中には,「周囲の電磁場の極めてかすかな変化をも感じ取る驚くべき感覚を有している」ものがあります。伝書バトが地磁気を感じ取り,それを導きにしていることが実験によって裏付けられています。ミツバチも地磁気を感知しますし,最近行なわれた実験によると,カタツムリの中にさえ,地磁気を感知するものがいるようです。人間の手は磁場の変化に反応するでしょうか。反応するのなら,それは水の存在とどのように関係してくるでしょうか。ニュー・サイエンティスト誌の記事は次のように説明しています。

「この理論を用いると,ソ連の地質学者がBPMと呼ぶ,小枝を用いる水や鉱物の占い探査の現象をどのように説明できるだろうか。鉱脈と地下水脈のいずれも,断層,断裂およびせん断帯,大きな節理面,地下にある古い水路の跡,石灰石の一部が溶けて空洞になった所,火山岩中の管状の間隙など,地質の不連続面と関係をもっている。これらの不連続面では,わずかながら地質学上の変動が生じている。占い探査に伴う反応を引き起こすように思われる磁場の変化もその一つである。10年以上にわたってBPMを採用しているソ連の地質学者はこのように考えている。ソ連の地質学者の働きは西側諸国でももっと知られてよいはずである」。

この理論によると特定の地質組成の引き起こす磁場の強さの変化が占い探査に伴う反応を生じさせるのであって,水や金属のあるなしがそのような反応を引き起こすのではありません。しかし,このような地質組成の場所には,鉱脈が埋蔵されていたり,水がたまっていたりすることが多いのです。ソ連では,小枝を用いる占い探査によって鉱物や水脈を発見したという例が数多く報告されています。

先に述べたユタ州立大学での調査の場合,150人の初心者に木片を30本ずつ持たせて,規定のテストコースを歩かせました。反応が表われた時は,その場に木片を落とすことになっていました。各々単独でコースを歩き,木片が落ちると,次の人が来る前にその場所は記録され,木片は片付けられました。同じ場所で木片を落とす例がかなりの数に上りました。ニュー・サイエンティスト誌の記事は,これについて伝えた後,次のように説明を続けています。

「この結果は,占い探査に伴う反応が,セシウム蒸気磁力計で測定した試験路上の磁場の微少な変動と関係しているかどうかを調べてみる価値があることを示唆するものであった。両者の間には幾つかの相関関係が見られた。占い探査の被験者は,試験路上の磁場の傾きの変化が大きい場所で,より多くの反応を示した。チャドウィックとイェンセンは,地下水脈と関係した磁場の変化と占い探査に伴う反応との間になんらかの関連があると思われることは今後の研究課題になろうとの結論を得た」。

結論

ニュー・サイエンティスト誌は結論として次のように述べています。「占い探査に伴う反応がこのように一般的で,将来の有望な技術としてのBPMの効能に関するソ連の主張を額面どおりに受け取るとするなら,小枝を用いて水や鉱物を探る占い探査に真剣な研究や努力を傾ける十分の理由があるように思われる。……しばしば千里眼や秘術<オカルト>と結び付けられてきた昔からのミステリーが,結局のところ注意深い解析によって解決される問題にすぎないことが示されるなら,科学的方法の価値をまさに例証するものとなろう」。

たとえ電磁場の変化に対する反応のあることが証明され,それがある人の言うように水のありかと関係しているとしても,小枝や棒が強く引っ張られたり,時には反応が激しいためにそれが折れたりするような極端な反応については依然として説明がつきません。また,ある地域の地図の上を棒でなぞるだけで水のある場所を突き止めることができるという主張も説明がつきません。そのような場合には,やはり悪霊の力が働いていることも考えられます。邪悪な霊たちは,正常な反応をうまく利用して,それを極端なものにしてしまったり,一片の真理を極端に押し広げて,欺まんもはなはだしいものにしてしまったりすることがあるのです。

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