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目ざめよ! 1980
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火事で逃げ場を失わないように!

米国ニューオーリンズのあるホテルの上の階で火災が発生しました。念のため,下の階の客にも電話でホテルの外に避難するよう要請がありました。客のうちの5人はエレベーターを使うことにしました。エレベーターは下に向かって2階ほど降りたかと思うと,今度は昇りはじめ,火災の発生しているまさにその階で止まってしまったのです。扉が開きました。が,閉まりません。煙に巻かれて5人の客は窒息死してしまいました。

火災の際,エレベーターは奇妙な動きをします。煙と熱で制御装置が狂うため,どこで止まるかだれにも予測がつきません。その上,停電になり,煙の充満したエレベーターの中で立ち往生する危険もあります。

エレベーターは火災避難装置でも,火災の際の安全な非常口でもありません。それは全く予測のできない動きをする恐れがあります。

「火事に遭ったら」という本はこう述べています。「エレベーターのある建物のどんなに高い所にいようと,火災の際には,現場の消防士の特別な指示がない限り,いかなる状況の下でも決してエレベーターを使用してはならない」。

火災の際にエレベーターを使用することがそれほど危険なら,時折,消防士がエレベーターを使用するのはなぜですか。火災が広がっていないと判断した場合,消防士はエレベーターで一刻も早く火災現場に行こうとするかもしれません。

しかし,そのような時でさえ,危険の付きまとうことが少なくありません。ニューヨーク市のあるビルの20階で火災が発生し,消防士が駆けつけました。数人の消防士がエレベーターに乗り込み,18階のボタンを押しました。そこから現場まで歩いて行くつもりでした。ところが,エレベーターは18階を通り越し,20階で止まったのです。扉が開きました。そこは燃え盛る火災現場のまっただ中で,その扉が閉まった時には消防士は全員焼け死んでいました。しかし,近年,多くのエレベーターに「消火活動用スイッチ」が取り付けられるようになりました。かぎを使ってこのスイッチを操作すると,エレベーターはメーンレベルに停止し,消防士の意のままに動かせるようになります。

賢明なホテルの泊り客なら,エレベーターを火災時の避難装置とは考えません。むしろ,部屋に着いた後,数分の時間を割いて,階段に通じる非常口がどこにあるかを見定めるようにします。夜間の場合,火災が発生してから探すのでは遅すぎるでしょう。一部屋に二人で泊まる場合,二人が共に階段の場所を知っているべきです。そしてその位置を話し合っておきます。部屋を出てから右に行くのでしょうか。それとも左に行くのでしょうか。非常口に行くまでにドアを幾つ通らなければなりませんか。賢明な人は手探りで行けるほどその場所に通じるようにします。

火災が発生したら,非常階段を歩いて降りるようにします。駆けてはなりません。そして,手すりをしっかりつかまえます。中には駆けて来る人がいるかもしれず,あわてふためいて階段を駆け降りて来る人が前の人にぶつかってその人を突き落とすことがあるのです。

忘れないようにしましょう。ホテルや高層ビルにいて火災に遭ったら,非常階段を伝って外に出るようにし,決してエレベーターを使わないことです。火事で逃げ場を失わないようにしてください!

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