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目ざめよ! 1981
目81 4/8 30–31ページ

世界展望

戦争を“人道的なものにする”?

◆ 72か国が参加してスイスのジュネーブで開かれた会議で,戦闘法規に関する協定文書の起草が完成を見た。その協定文書は民間人に対する戦争の影響力を軽減するものとみなされている。例えばそれは,民間人が集中的に住んでいる地域に焼夷弾を落とすことや,「明らかに無害に思われる携行可能の物体」の中に偽装爆弾を仕掛けることを禁じている。しかしフランスのル・モンド紙は次のように論評している。「戦争を“人道的なものにする”この試みはすぐにその限界を露呈した。『状況のいかんにかかわらず』用いることを禁じられた唯一の武器は,よく知られている兵器庫の中には入っていないように思われる」。

同紙によれば,この新しい協定文書ができても,「人は恥の意識を感ずることもなく,軍事目標の付近に地雷を仕掛けることも,軍隊の台所で用いられる器具に偽装爆弾を仕掛けることもできる」。この協定文書は,「化学兵器(主に体を麻痺させるガスで成る)については触れていないが,この化学兵器こそ,現在超大国その他の国々の兵器庫でブームを呼んでいるものである」とル・モンド紙は述べている。「この協定文書から,現在行なわれている戦争が……徐々に“人道的に”なると推論するのは極めて危険であろう」。

貧しい人々のための武器

◆ 1980年に軍費に注ぎ込まれた5,000億㌦(約120兆円)のうちで二つの“超大国”が費やした金額は,他の国々の合計を上回っているが,軍費が最も急激に増加したのは,それを捻出することが最も困難な国々であった。ここ10年ほどの間に,発展途上国の軍事予算は5.8%増加した(物価は一定とした場合)。しかし英国のガーディアン紙の報告によれば,“第三世界”の国々の軍事予算は,平均107.1%増加しており,これは前述の数字の20倍近い速さになる。現在諸政府は,新兵器開発のためだけに,エネルギー問題の解決に費やす金額の8倍もの費用を注ぎ込んでいると考えられている。

ピルトダウン人に関する陰謀

◆ ハーバード大学の歴史学者スティーブン・ジェイ・グールド博士は,ナチュラル・ヒストリー誌に寄稿し,偽「ピルトダウン人」,つまり「20世紀科学における最も有名で最も大規模な欺き」に,イエズス会の高名な司祭ピエール・テユアール・デ・シャルダンが加担していたと主張している。

この作り話の発端は,法律家でアマチュア考古学者でもあったチャールズ・ドウソンが,英国のピルトダウン近くで猿に似た人間の遺骸を発見したと1912年に主張した時にさかのぼる。しかし1953年に英国の科学者たちは,「ピルトダウン人」が欺きであることを証明した。放射性物質を基にした年代測定から,その頭蓋骨は現代の人間の頭蓋であることが明らかになったのである。あご骨はオラウータンのもので,歯は人工的に削られ,骨には,古めかしさを出すために化学的に彩色が施されていた。同時に,古さを強烈に印象づけるため,かけ離れた場所の古代の動物の骨が同じ所に運び込まれていた。

長い間,この欺きの張本人はドウソン一人であると考えられていたが,グールドの主張によると,研究の結果,当時司祭として叙任を受けたばかりで古生物学を研究していたテユアールが,“ピルトダウン人の陰謀”に一役買っていたことが分かったという。ピルトダウンの洞窟で発見された幾つかの骨の出所は,テユアールが以前に旅行した国々から集めた標本であるとグールドは述べている。また,テユアールがこの作り話を見抜いた科学者たちの一人に書き送った手紙の中には,テユアールはこの計画における自分の役割を覆い隠そうとして虚偽を語ったというグールドの主張が述べられている。

政府が有機肥料栽培を支援

◆ およそ縁遠い関係にある米国農務省と全米科学協会が最近それぞれ研究を行ない,共に有機肥料栽培に非常に好意的な見解を示している。ニューヨーク・タイムズ紙によると,23の州の69の農場で実験した結果,一つの研究チームは,「そのほとんどすべてが,効率も高く生産的で,科学的な根拠もしっかりしており,従来の栽培法と価格競争ができる」ことを突き止めた。51の農場を比較したタイムズ紙の別の報告は,科学者たちが次のことを探り当てたと述べている。つまり「有機肥料栽培を行なった農場の場合,穀物の現金価格はやや減少するが,有機肥料栽培に要する経費は従来の方法で栽培を行なう農場よりも36%少なかった。……有機肥料を用いた農耕法を採用した人たちが消費したエネルギーは,化学肥料や殺虫剤を用いた農場で必要とされたエネルギーのわずか4割だった」。この論文は,これらの発見が「幾人かの伝統的な[化学的]肥料栽培の専門家を怒らせ,当惑させた」と述べている。

幼稚園の授業とテレビ

◆ 教育の現場から,幼稚園児に関する初期学習面の問題が増えているとの報告が寄せられている。北米全体で,学校教育に対する準備<レディネス>や読み方を学ぶ準備<レディネス>に欠ける傾向がますます強まっているように思えるとのことである。一体なぜだろうか。「その理由の一部は,児童の多くがテレビの影響で幼い時分から非常に受動的になっていることと関係があると思う」と,カナダのある学校で校長を務めるハービー・ウェルチは語っている。また,カナダの公立学校制度の主席顧問バル・レーマンは,「子供の知識や物の考え方を広げる上で[テレビは]ある程度役に立っているが,テレビというものは非常に受動的な媒介である。そこには相互作用が一切なく,非常に重要な意味を持つこと,つまり何かを作ることも物事を行なうこともない」と語っている。テレビにしか注意を集中できず,落ち着きに欠け,教師が「物事をしてくれる」ものと期待しているようである。

長生きするための七つの秘訣

◆ カリフォルニア大学ロサンゼルス校にある公衆衛生学部の研究者たちは次の七つの健康的な習慣について発表し,それが長寿と密接なかかわりを持つことを指摘している。(1)喫煙をしない。(2)定期的に体を活動させる。(3)アルコール飲料の適度の使用,もしくはその使用を全く避ける。(4)規則正しく毎晩7時間から8時間睡眠をとる。(5)適正な体重の維持。(6)朝食をきちんととる。(7)間食をしない。研究者たちによれば,こうした習慣を多く身に着ければ,それだけ健康になるとのことである。45歳の男性で前述の7項目のうち三つだけを習慣にしている人の平均余命は21.6年であるとされているが,同じ年齢の人で六つないし七つを行なっている場合,通常の条件下で33.1年の平均余命がある。

口やかましい妻

◆ ドイツのユーベリンゲン近くの小さな町の一消防士は,6回も偽りの火災報知をしたことで最近,2,000ドイツ・マルク(約28万8,000円)の罰金刑を受けた。シュベービッシェ・ツァイトゥンク紙によると,この消防士は「いつも口やかましい妻」から逃れるためにそれをした。消防署に出動命令が出されると,この悩み多き夫は,地元の集会場で同僚の消防士と数時間平和な時間が過ごせるのを楽しみにしていた。判事はこの落胆した夫の気持ちを理解してくれたが,こういうことをするのは決して結婚生活の諸問題を解決する方法ではないということを力説した。

歴史を繰り返すブラジル

◆ 古きアメリカ西部をほうふつとさせる状況だが,ブラジルでは今なお土着のインディアン部族と白人定住者が反目するという問題が生じている。インディアンたちは白人が徐々に自分たちの所有地に侵入し,助けを求める自分たちの訴えも速やかには取り上げてもらえなかったと主張している。9月の大虐殺の後に,機関銃を手にした警察官たちが秩序維持のため派遣された。しかしベジャ誌は次のように述べている。「戦争継続を阻止するための方法としては,白人とインディアンの所有地の明確な境界を定めることしかない。こうした戦争は他の国では19世紀に起こったもので,今日では郷愁を誘う勇壮な西部劇の中に面影をとどめているにすぎない」。

カトリック教徒と複数の妻

◆ ザンビアにあるルサカの大司教エマヌエル・ミリンゴは最近,「ルサカ大司教管区の中に住むカトリック教徒の30%以上が複数の妻と生活している」ことを認めた。同大司教からタイムズ・オブ・ザンビア紙に寄せられた教会の調査によれば,「1万903人の結婚した男子のうち3,225人は,複数の妻と生活している」ことを明らかにした。カトリック教会はこうした非聖書的な取決めから産まれた子供たちをどうみなしているだろうか。タイムズ紙上に掲載されたミリンゴ大司教の報告によると,「双方共クリスチャンで,正式に結婚していない二人から産まれた子供」や「クリスチャンの男子と第一夫人の座にいないクリスチャンの婦人」から産まれた子供,および「教会で結婚式を挙げたクリスチャンの第二夫人から産まれた子供もバプテスマを受ける権利があり,僧職者たちはそうした人々にバプテスマを施す義務がある」。

無器用なガンマンたち

◆ ニューヨーク・ポスト紙の報道によると,「二日間で2度起きた事件だが,どろぼうが自分の指を撃ち飛ばし,それが強盗の現場に残されて警察の証拠物件となった」。銃に浮かれたニューヨークの犯罪者たちは,銃の使い方をマスターする前に,早まって武器を“作動”させようとしたものと見える。それら不器用なガンマンは二人共,地元の病院に収容されるはめになった。

減少する尼僧

◆ ロイター通信のスペインからの報道によると,スペインのローマ・カトリックの尼僧の数は,6年前には8万2,000人だったが,1979年には6万2,200人に減少した。100を数える修道女会では現在のところ修練女の訓練を行なっていない。教会当局は,スペインの若者たちが宗教に対して次第に無関心と懐疑をつのらせていることに大きな懸念を表明している。

ボクシングによる殺人

◆ コラムニストのジェームズ・ウェクスラーはニューヨーク・ポスト紙上で,ボクシングの“競技”中に死亡する人の数が,1か月に一人近くになっていると述べている。さらに同氏はこう書いている。「1945年以降,プロとアマチュアのボクサー330人が,体を殴打された結果死亡したことをAP通信の調査は示している」。このコラムニストは,「いわゆる競技の中で,軽くやったつもりでも敵に最大限の身体的な傷害を与えてしまうのはボクシングだけだ」と述べ,こう続けている。「ボクシングを禁止しても世界が安全で穏やかな所になるわけではない。だが,最小限のことは断言できると思う。つまり殺人が商業上の後援者を得て,競技場で行なわれているので,法的な制裁を受けないのである」。

世界の地下鉄料金

◆ 米国ニューヨーク市の市民は,地下鉄料金が高いことについてしばしば不平を漏らす。他の国の,10㌔当たりの地下鉄料金を比較すると,次のようになる。ロンドン,463円; ミュンヘン,204円; パリ,175円; 東京とニューヨーク,144円; メキシコシティー,12円; モスクワ,7円。ロンドンでは地帯料金制を取り入れており,距離が短い場合には費用も安い。

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