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目ざめよ! 1982
目82 1/8 30–31ページ

世界展望

イタリアの「最初の俗権政府」

◆ イタリアのスパドリニ新首相は最近行なわれた記者会見で,同政権は「共和国史上最初の俗権政府」であると言明し,さらに次のように語った。「これにより,国内の非宗教勢力とカトリック勢力の間で交互に首相の座を占める慣行が初めて確立されたことになるゆえ,[これは]歴史的な出来事」である。ニューヨーク・タイムズ紙は次のように解説している。36年間政権の座にあったキリスト教民主党は,「その指導者層が人材と政策の両面でローマ・カトリック教会と密接なかかわりを保ってきた」ため,「自らをしばしば“カトリック政党”と呼んでいる」。スパドリニの率いる共和党をはじめとする非宗教政党は,「いずれも,教会が国政に影響力を行使することに対して反対闘争を繰り広げてきた伝統がある」とニューヨーク・タイムズ紙は述べている。

初等経済学

◆ 諸国家は一般に,深刻化する一方の経済問題の原因は種々の純然たる財政的要因にあると主張する。ところが,最も基本的な原因の一つはしばしば見過ごされているか無視されている。「世界の軍事支出と社会支出」と題して主要工業国を対象に最近行なわれた研究により,弱い経済の根本原因の一つが明らかになった。その研究によると,過去20年間に軍事計画につぎ込む国富の割合が最も大きかった二つの国 ― 米国と英国 ― は,国家全体の生産性の向上という面では最も低い伸びしか示していない。これは単に統計上の偶然の一致に過ぎないのだろうか。軍事費につぎ込む国富の割合が最も小さい国 ― 日本とデンマーク ― は最も高い生産性の伸びを示した。

ニワトリ用のコンタクトレンズ

◆ 卵を産むニワトリの目にコンタクトレンズを入れるべきだという意見はばかげたものに思える。ところが,これが,養鶏上の大きな問題を解決してくれるようなのである。ニワトリは“トップ”の座をめぐってつつき合いをする。もしも血が流れると,傷付いたニワトリを寄ってたかって殺してしまうことがよくある。バージニア理工科大学の養鶏学の一研究者は,「飼っているニワトリの25%を失う養鶏家もいる」と語った。この問題を防ぐために,上くちばしの先端を取り除く方法が取られてきた。しかし,こうすると,ニワトリはえさを食べるのが下手になり,経費がかさむようになる。それに対し,赤の色彩を入れたコンタクトレンズは「血を見えにくくするため,ニワトリをおとなしくさせておく」のに役立つ,と「サイエンス81」誌は伝えている。コンタクトレンズは一組20セント(約44円)足らずで,ニワトリが産卵能力を有している間ずっとつけておけると言われている。ニワトリの死亡率を5%に抑えることにより,卵1ダースにつき経費を1セント(約2.2円)節約できる。

「心霊現象」と医学

◆ 医学部の学部長,精神科医,および他の関係者の58%が自分の学校のカリキュラムに心霊現象の研究を取り入れることに好意的であることがある調査によって明らかになった,とアメリカ精神医学ジャーナル誌は伝えている。調査を受けた人の3分の1が心霊事象について個人的に知っていると答えた。米国フロリダ州,マイアミ大学の精神科の教授スタンリー・ディーン博士は,「多くの心霊現象は現実のものであるかもしれず,非医学的要因が病気の回復に何らかの重要な役割を果たすという考えが精神科医の間にかなり見られることを我々の調査は明らかにしている」と語った。また,メディカル・トリビューン誌は次のように伝えている。「その調査は,心霊現象がある程度公に認知されつつあることを示す証拠の山をさらに積み上げるものと言える」。

J・O・ムーメ博士は最近,ナイジェリアのラゴスで発行されているサンデー・オブザーバー紙の中で同様の見解を表明し,「呪術……によって引き起こされる病気や災難を考慮に入れなければ,[従来からの伝統的な医学]は完全なものではあり得ない」と述べた。さらに同博士は,「呪術の影響を考慮に入れることにより,科学的な診断では分からなかった様々な病気を伝統的な医学で扱うことができる」とも語った。同様の現象はキリストの時代にも見られたが,キリストはその悪霊の源をご存じであり,それに正しく対処された。―マタイ 17:14-18。

バプテスト派の力の政策

◆ タイム誌によると,このほど開かれた第136回南部バプテスト教会大会(SBC)の年次総会で1万3,000人の代表者たちは「政治集会を思わせる雰囲気の中で」選挙を行なった。当面の目的はSBCの新会長を選出することであったが,中心問題はどのように聖書を教えるべきかということだった。会長は神学校への任命や神学校の管理に影響を及ぼすことができるため,その選挙は,聖書の文字通りの解釈を好む根本主義者と穏健派の人々との間の権力闘争の観を呈した。

双方の間で非難の応酬があった。穏健派は,「ダルマチアン神学」つまり「聖書は特定の箇所のみ霊感を受けている」とする考えを述べたことで非難され,根本主義者たちは,「聖書には間違いがない」という名目で,「公然と,情け容赦なく個人の権力を手に入れようと」した点を非難された。ニューズウィーク誌の報道によると,根本主義者の現会長ベイリー・スミスが61%の票を得て選挙には勝ったが,穏健派は,「もしスミスがこれからもSBCの要職に根本主義者たちを任命するなら,それは魔女狩りとなりかねず,そのことによってバプテスト派の統一の夢ははかなく消え去ってしまう」と警告した。

エジプトの新しい災い

◆ 「体重がそれぞれ2㌔もある“大ネズミ”が穀物倉庫を空にし,トマトや他の野菜の畑全体を食い尽くした。木に登るネズミの大群がオレンジの畑を襲撃し,その果実を食べ尽くした。暗くなるとエジプトネズミが……下りて来て,眠っている子供たちをかじった」。

これは恐怖映画のシナリオではなく,エジプトを荒らしているネズミの襲撃に関する報告である。その原因は何だろうか。農業省の官吏モハメッド・ヘルミはこう述べている。「1967年の[イスラエルとの]戦争の後,スエズ運河沿いの畑や町は放棄され,その廃きょの中でネズミが繁殖した。我々が1973年の戦争で運河を奪還した時,人々は帰還してネズミが駆除されたため,ネズミはデルタ地帯及びナイルの谷の方へ移住したのである」。

ネズミの数は推定2億から4億と言われており,今でも殖え続けている。場所によっては穀物の80%までが食い荒らされており,エジプトの農業地帯の約半分に“ネズミ緊急事態”が宣言されている。

レーザー光線による手術

◆ 「東北大学医学部は,5人の患者の膀胱結石をレーザー光線を使って粉々にし,その粉々になった石を痛みや副作用を起こさずに除去することに成功した」と英文読売は報じている。処理された膀胱結石は直径2㌢程のものだったが,同医学部によると,この新しい技術を用いればその2倍,3倍の大きさの石でも除去することができるという。レーザー光線によってこの石が粉々になった後に,ポンプを用いてそれを吸い上げ,小断片を除き去る。このすべてが,従来の手術とは違った方法で行なわれる。同紙はこの新しい方法を「患者に対する福音」と呼んでいる。

もしこれが読めれば……

◆ ほとんどの西欧諸国では,読み書きができるのはあたりまえと考えられているが,国連の報告によると,今なお世界の成人の30%は文盲である。ただしこの報告には,中国本土,北朝鮮,ベトナムの数字は含まれていない。この文盲率は,約32%だった1970年以降やや下降ぎみで,1990年には約25%になるものと見込まれている。オーストラリア,英国,カナダ,フランス,ソ連,米国などの非常に進んだ工業国の場合,文盲率は0.5%以下であるが,21の国ではその文盲率が50%を上回っている。その中には,エチオピア,95%,アフガニスタン,89%,サウジアラビア,84%などがある。

桃色による治療

◆ 幾つかの病院では,凶暴性を発揮する精神病患者に,両そでが胴に着いた拘束服を着せる代わりに,桃色の部屋を使って実験を行なっている。米国カリフォルニア州のサン・ベルナルディノ保護監察局の臨床部長はこう語っている。「驚くべきことだ。我々は凶暴性を発揮する人を桃色の部屋に入れるだけだが,3分後には泣き叫ぶことや壁をドンドンたたくことをしなくなる。3分たつと患者は静かに座るようになり,体を丸くして泣き出す」。その桃色の部屋に15分も患者を入れておくと,患者はめまいや頭痛を感じ,歩行困難をきたすようになる。

こうしたことの起こる理由は十分には理解されていない。しかし同部長は,その色が,体の内分泌腺に働きかけ,アドレナリンのようなホルモンの分泌量を減少させているのではないかと考えている。これが次に,体の動きを鈍くする。「職員や患者に対する初期の危険が除かれたなら,我々は患者の脳の中で生じていることを分析する本当の仕事に取り掛かることができる」と同部長はつけ加えている。しかし,桃色の部屋を使えるよう安心して推薦できるまでには,まだ多くの研究と観察が必要であることも警告している。

世界で最も活況を呈している空港

◆ 米国シカゴのオーヘア国際空港は,10年後の現在も相変わらず世界で最も活況を呈する空港である。1980年にこの空港を用いた乗客は4,400万人近くに上り,第2位は米国アトランタ州のハートフィールド国際空港で,約4,000万人の旅行者が利用した。国際空港経営者会議によると,ロサンゼルス国際空港,ロンドンのヒースロー空港,ニューヨークのケネディ空港がそれぞれ3位,4位,5位を占めている。同会議はさらに,1980年に全世界の空港が扱った乗客を合計すると,8億9,000万人になり,そのうちの約3分の2までが米国の空港を利用していると報告した。世界中の空港を利用した人々の数は,前年よりも5%程少なかった。

『混乱した価値感と不安』

◆ ウォールストリート・ジャーナル紙の伝えるところによると,オイルマネーがサウジアラビアに流出しているため,人々,特に都会の人々に対する影響が次第に明らかになってきている。貪欲と恐れが,昔からある友好的な態度や寛大さに取って代わりつつあるといわれる。同紙はこう付け加えている。「犯罪が増加し,腐敗が広がっている。10年前には耳にすることもなかった潰瘍が,自動車事故によるけがに次いで,健康上の大きな問題となっている。要するに,金は価値感を混乱させ,偽善と不安を生み出したのである……その金は,道路,学校,病院などのごく普通の事柄に用いられているが,その一部は,世界でも最も豪華な建造物のために充てられている。たとえば贅を尽くした役所,巨大な産業コンビナート,(イエダーにある)世界最大の空港,建設が終わった後も住みたい人がいないために2年間空き家のままになっている優雅な高層建築のアパートなどがその例である」。同紙によると,サウジアラビアの一人の婦人は,将来に対する不安を表わし,「あらゆる人が,できる限り多くのお金を手に入れようと,そしてそれを国から得ようと夜昼働いています」と語った。人々は「もっともっと金持ちになりたいという気持ちに取り付かれている」ようにみえる,と同紙は述べている。

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