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目ざめよ! 1982
目82 9/22 20–21ページ

宗教が一つだけになる時が来ますか

世界人口の4分の3はキリスト教以外の宗教に属しているか,または宗教を持たない人々です。4分の1はクリスチャンと称する人々です。個々の宗教を挙げて行けば,それは大変な数に上ります。「アメリカの宗教の百科事典」には,米国の主な教派だけで1,187の名が載せられています!

ほとんどの宗教は一つの点で確かに意見が一致しています。歴史家のアーノルド・トインビーは,「宗教はみな,人間は宇宙における最高の霊的存在ではないと信じている」と述べています。

高い所から人間を見ている至高の霊者が存在することをあなたは認めますか。もし認めるなら,その霊者が,クリスチャンと称する人々やクリスチャンでない人々によって,ありとあらゆる異なる方法で崇拝されていることに満足を覚えますか。さらに重要な点として,その至高の霊者は多くの崇拝方式があることに満足しておられるでしょうか。宗教が一つだけになれないのはなぜでしょうか。

諸宗教間の一致を得るには,その前に個々の宗教の内部における一致がなければなりません。クリスチャン・センチュリー紙に掲載されたある特別報告の中で,連合長老教会の元議長,ホワード・ライスはこう述べています。「『もし教会の外の世界が我々を実際によく観察するなら』……『クリスチャンたちはどうだ,お互いに戦ってばかりいる』と言うだろう」。教会の内部では,「会衆が一つまた一つと消えて」おり,「会衆は崩壊の傾向にある」とも述べています。

カトリック教会の内部でも教会の教義に反対する動きが強まっています。調査が次々に明らかにしているように,産児調節に反対する同教会の立場,離婚した人々の再婚の禁止,信仰や道徳の問題について語る時には法王は不謬であるという主張など,様々の問題に対する教会の態度に,大半の教会員は反対です。

教会は統合に向かうよりもむしろ,母教派から分離した派が別個の宗派として独立してゆくので,ばらばらになりつつあります。トゥレーン大学の哲学の教授,ロバート・C・ホイットモアの報告によると,アメリカ合衆国では近世になって,「全国で35以上の新しい宗団ができ,『キリスト教は今日,宗教上の新しい道徳的慣習……と態度による,かつてない厳しい挑戦に面して』」います。

ではキリスト教以外の諸宗教についてはもっとましな例を挙げることができるでしょうか。エコノミスト誌は,「常に統一を目指し,決して統一されないアラブ諸国」という見出しの下に次のように報じました。「非常に多くの勢力がアラブの統一を目指して努力しているのに,いつまでもアラブ諸国の足並がそろわないのは不思議なことである。しかし,不統一の原因が非常に多いのにアラブ諸国が絶え間なく戦争をしていないのはそれにも増して不思議なことである」。

宗教的一致以上のものが関係している!

世の諸宗教の場合,国家主義的忠誠や政治的忠誠による分裂は根深いものがあります。事実,この種の忠誠は神に対する忠誠に先行すべきものとされています。国家主義自体,限られた地域内に住む人間の集団が有する力に対する崇拝です。国家主義は同じ宗教の人々をさえ分裂させます!

この点に関し,歴史家のトインビーはクリスチャンと称する人々に対して次のような強い警告を発しています。「今日,西側世界のどこに行っても,キリスト教会にその国の国旗 ― いずれかの国に対する偶像礼拝的崇拝のシンボル ― が持ち込まれているのを目にする。教会内で行なわれる同じ礼拝行進で十字架と国旗が掲げられているのを見ることさえある。わたしはそれを見る度に不吉な予感で満たされるのに気付く。この二つはライバルの宗教,すなわち伝統的なキリスト教と新異教主義である。これらの宗教は互いに融和しないものである。……両者の間には必ず死に至る戦争があるであろうか,どちらが勝利を収めるだろうか。その二つの宗教のシンボルが,同等の崇敬を受けているかのように,同じ神聖な建物の中に並べて高々と掲げられている。これらが共存できるのはいつまでだろうか」。

世界教会会議はその答えを有しているでしょうか。同会議は自らについて,「クリスチャンが信じかつ行なうべき事柄を統制する普遍的権威ではなく,……様々に伝統の異なる300近い教会である」と説明しています。同会議は,これによく似た国連のように,意見の相違を公開して討論することのできる場としての役目を果たしているに過ぎません。一応は,キリスト教の世界的一致が目標として打ち出されますが,各教会はそれぞれ独自の信仰表明や教理に強く固執します。それに同会議はキリスト教以外の宗教の加盟を許しません。

しかし,以上のことはみな失望の原因となるでしょうか。人類に対する神の目的の達成は,その前に諸宗教が一つになることに掛かっているのでしょうか。決してそうではありません!

正しい宗教はただ一つ?

諸宗教の一致を期待するよりも,神に喜ばれる宗教を見いだす方が賢明です。非常に多くの宗教が存在する事実を考えるなら,子供の時に親から紹介された宗教が絶対に真の宗教であると結論するのは不合理です。

自分の宗教を持っていたサマリアの女に対してイエスは次のように言われました。「あなた方は自分の知らないものを崇拝しています。……真の崇拝者が霊と真理をもって父を崇拝する時が来ようとしています。……実際,父は,ご自分をそのように崇拝する者たちを求めておられるのです」― ヨハネ 4:22,23。

ですから,崇拝はすべて真実のものであるとは言えません。「真理」をもって崇拝するとは,文字に書かれた神のみ言葉聖書,およびその教え全体を真理として受け入れることを意味します。聖書と矛盾する意見や伝統は,宗教者のものであると反宗教的な人々のものであるとを問わず,すべて退けることを意味します。唯一の真の宗教は人間の伝統や政治イデオロギーと妥協することはできません。

使徒パウロは次のように書いています。「わたしたちは……神はただひとりのほかにはいないことを知っています。多くの『神』や多くの『主』がいるとおり,天にであれ地にであれ『神』と呼ばれる者たちがいるとしても,わたしたちには父なるただひとりの神がおられ(るのです)」。(コリント第一 8:4-6)ひとりの真理の神に対して一つだけの真の宗教がありましたが,それは当然のことです。

神の目的は,真の崇拝を通して,愛と結合の完全なきずなにより,全宇宙を,しかも非常に近い将来に,一つにすることです。

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