読者の声
世界経済
4月22日号(日本語版1983年7月22日号)に載せられた,「世界経済 ― どこへ向かっているのか」という記事を楽しく読みました。私は連邦準備銀行の8人の重役の秘書を務めています。4年制の大学を卒業し,連邦準備制度の仕組みが正確に理解できないまま4年間この銀行に勤めてきました。私の抱いていた疑問に貴誌が答えてくれたのです! 私はこの雑誌を職場へ持って行き,常務に,これを読んでください,と頼みました。そしてその記事に不正確な点があったかどうか尋ねてみました。常務は「ノー」と答えて,短い説明を加えてくれました。私はまた,経済や金融制度について全く知らない人でもこれらの記事を読んで何か学ぶことができますか,と尋ねてみました。すると常務は「イエス」と答えて少し説明してくれました。“教育のある者”にも十分理解できる記事にするよう努力してくださったことに感謝します。
M・R・M 米国バージニア州
ヨーガ
私はヨーガのクラスに出ていましたが,偽りの宗教と明らかに関係のあるものにかかわりを持つようになっていることに気づいてやめました。(1983年5月22日号)それで問題は,ヨーガの代わりにどんな運動をすることができるかということでした。私は近くの図書館に行き,ヨーガの屈伸運動によく似た体操の本を2冊見つけました。でもその体操は健全な医学的研究に基づいたもので,同様の治療効果があり,ヨーガとは無関係です。それでこの問題は解決しました。
I・H 英国
子供たちが家を離れるとき
2月8日号(日本語版,1983年5月8日号)の「子供たちが成人して家を出るとき」という記事に感謝したくてペンを取りました。その記事の内容は,私たち夫婦が,双方の家族や姻戚の者のことで直面していた問題を扱っています。どちらの家族も私たちを困らせる場合があります。私たちが今でも家族を愛してはいても,自分たちの生活をし,さまざまなことを自分で決定したいだけのことだという点を,両方の家族がこの号を読んで理解してくれたらと思います。
V・E・W 米国ミシガン州
私たちの独り娘が今年結婚して家を離れました。これに対処するのは容易なことではありません。まず考えるのは,自分の人生はこれで終わった,後は残りものの人生だということです。しかし自分の結婚生活はかえってその後のほうがよくなることがあると記事に書かれていましたが,確かにそうです。私はまた,自分の子供と,新しくできた義理の息子とにどんな態度で接したらいいだろうかとしばしば考えたものです。非常に良い提案をしてくださったことに感謝いたします。
R・S ドイツ連邦共和国
タイタニック号
「私はタイタニック号の生残りです」(1982年1月22日号)という記事を読んだのはこれで五度目で,読む度にこの事件が非常に生々しく現実味を帯びてきます。私は生まれて初めて世界情勢についての真実を悟りました。以前は,我々の乗っている宇宙船である世界がタイタニック号のように徐々に“沈没”していることなどとても信じられなかったことでしょう。この点を悟る人は多くなく,タイタニック号の誇り高い船客のように,手遅れになって初めて気づくとすればこれほど不幸なことはありません。
K・I・T ナイジェリア